2021年3月14日に敢行した、SFAM(篠山・福知山・綾部・舞鶴)遊撃。この日のネタで記事にしているのは大橋、大谷橋、サイノノバス停、水梨橋、海上自衛隊舞鶴補給所の隧道、青葉橋1。
今宵ご紹介するのは、サイノノバス停から55分後に通りすがった物件…から~の展開。
いきなり、ドン。
ひっくい欄干の、明らかに古い橋。高欄手前には袖高欄も。現在地はこちら。
後付けのフェンスが
興醒めではあるけど仕方ない。
左の親柱には、お誕生日。
「昭和七年三月架●」。最後の一文字が判読できない~。
で、右の親柱に仮名の橋名。
「ほ●みは●」…うーん、対岸の情報に期待。
渡る前にサイドアングルを押さえておこうと…
おおっと!
なんとこれは!?
ラーメン橋とは、橋台と主桁、橋脚を剛結合したもの。わたくしの解釈では、このように橋脚なしで両岸の橋台と主桁が一体となっているのを門型ラーメン橋と呼ぶのだと思っている。
近年ではより簡易な門型、経済性・施工性に優れたいわゆるイージーラーメン橋が多く架けられているのをよく見る。が、こうした「クラシカルな門型ラーメン」はやはりレアだと思う。つうか、わたくしがこれまでに見た何件かのこの型式の橋では最古じゃないだろうか。
うーん、日本最古の門型ラーメン橋ってどこなんだろう。基本的にコンクリート橋に限定されるので、最大に遡っても大正末期頃かと思われるのだが。
橋上から望む上流側。
向こうに見えるは国道9号。上の真新しい橋は、なんとR9の歩道のもの。
対して下流側。
すぐそこに見えているのは土師(はぜ)川。この橋が跨いでいるその支流名が、実はこの橋の名前だった。
渡って東より。
そうそう、ちなみにこの道路は、京都府道709号中山綾部線である。
改めてお誕生日チェック。
こちらでは、末尾は「架設」と刻まれているようなので、さっき判読できなかった西側もきっとそうだったんだと。
そして橋名。
しっかりと読めた「細見橋」。この脇に「起点 細見川」と書かれた杭が建っていた。
もういっちょサイドアングル。
あとはぜひ下からも拝みたいが、とても上流側からは降りられそうにない。
ならば…と下流側に活路を求めた結果、
土師川への合流点より、うーん…これが限界か。長靴オンしたとしても、大して変わらなかったと思う。
たわむれに、ズーム。
こう切り取ると、まさに「門」。名は体を表す。
で、ここへ降りてきた結果、新たな発見。
細見橋と逆方向の土師川を見たら…
コレモンで。
はい、次のターゲットけってーい。
【次回】に続く。