2021年3月14日に敢行した、SFAM(篠山・福知山・綾部・舞鶴)遊撃。以前記事にしたのは一発目に訪れた大橋だが、今宵はほぼラスト近くに訪れた物件をご紹介。
まずはこれ。
川と並走しているS字カーブの景。
狭い道だが、
これは京都府道564号松尾吉坂線という、れっきとした府道である。
そんなS字カーブ真ん中の直線部分に
なんだか親柱的なモノと欄干的なモノが。場所コチラ。
地図でわかる通り、この府道がJR小浜線を跨ぐ跨線橋になっているところなのだが。ここが気になってチェックしに来た次第だ。
サイドアングルで確認すると…
おおっ、アーチ橋!
石アーチ…じゃないな。
コンクリブロック…かな。
国鉄小浜線のこの区間が開業したのは1922(大正11)年。この跨線橋が開業当時からのものとすれば、コンクリブロックなら年代的にも辻褄が合う。
しかし…電化されたのは喜ばしいけど、いろいろ邪魔だのう…(笑)。
線路の逆方向を見れば、
それを裏付けるように、同じくコンクリブロック造の吉坂トンネル。
日なたと日陰でちょっと見た目の判断が難しいが、どうやら同じブロックで建造されているように思える。同時に施工されたのではないだろうか?
橋上から眺める、吉坂トンネル。
あれを抜ければ福井県だ。
こちら、東舞鶴(松尾寺)方面。
最初の写真でわかる通り、府道と河川をまとめて跨線させている。このパターン、他で見たことあったかなあ。
で、個人的に愛しいのが、
このささやかな高欄。ちゃんと「橋」であることを主張しているのがイイんだな~(病)。
親柱には何も情報がなく名称不明だったのだが、ここもまた全国Q地図でお名前が判明。その名は「青葉橋1」だった。(「1」ってどういうことだ?「青葉1号橋」みたいなことか。)
で、その建造年は…大正14年。あれ?小浜線開業後?同じブロックとか言って、またポンコツ炸裂か?(笑)
でも大変失礼ながら…ここのデータ(というか参照元のデータが、だろうが)、現地情報と食い違ってるケースをいくつか発見してたりする。なので、ここについても多少の疑義が生じる(勝手に言いがかり・笑)。わたくしはやはり、「同時施工説」を推したい。
そんな、「青葉橋1」。
いつも思うことだが、「気になったところをチェックしに行く」っていうのは、自分の嗅覚の答え合わせ的なニュアンスが強くって、やっぱり面白い。
ここは、アタリだった(笑)。
以上。