2009年11月1日、第二次三重県遠征。この日のネタで記事にしているのは、ごんべ洞門、感傷的な山辺トンネル、ムナシバス停、和具の浜トンネル、桂城隧道。本日のご紹介するのは、桂城隧道に続いて訪ねた隧道。ここも今では閉じられてしまってるようなんで、「追憶の」シリーズでのご紹介。
まずはこれ。
三重県道734号矢口浦上里線の起点近く。この道に隧道はある。
で、いきなりドン!
この日からさかのぼること12年も前に新トンネル(矢口トンネル)が開通・供用されているから、こっちを通る車はごく少ない。よって、すでにこの時点でもそこはかとない廃オーラを醸している。
矢口浦側ポータル。
殺風景なコンクリトンネル。
銘板もなにもないが、「平成16年度道路施設現況調査」によれば昭和12年の建造だという。ちなみにスペックは、延長153m、幅員4.5m、有効高3.8mとのこと。
右書きの扁額。
扁額下側のラインが少しだけ反ってるのがさりげなくオシャレ。
洞内写真はこれしか撮ってないのだが、
この路面のデカイ穴よ!
正に末期の姿。すでに閉じられてからの写真といわれても信じるレベル。今となっては貴重な一枚となった。
そしてお約束の
鉄板の構図もちゃんと撮ってた。
こちら上里側ポータル。
矢口浦側と同一デザインのよう。扁額のさりげないオシャレも同様だ。
最後に、
蒼い弾丸号と記念撮影。思えば、洞内までバックして撮ればよかったな~。
先述のように、桂城隧道同様にこの隧道も閉じられてしまったようだが、これまた桂城隧道同様に簡単な金属フェンスでの封鎖に留まっているようなので、それはまだありがたい。
この旧道がいつ閉じられたのかは知らないが、数年前に三重県の旧隧道たちが相次いで封鎖されたことがあったので、あの時期かな~と想像する。
おそらく今ではなかなかの雰囲気になってるんだろうな。
以上。