2013年1月18日、奥三河彷徨。今宵ご紹介するのは、槙原隧道を後にして30分後、水沢トンネルに向っている途中で目にした物件。
そのファーストコンタクトが、これ。
おおっ、カッコいいではないか。
思わず地図で確認すると、水沢トンネルをシバいた後で通る予定の道、愛知県道519号七郷一色名号線だった。よーしよし、首を洗って待っておれ(バカ)。
水沢トンネルを訪問後、おもむろに当該の橋へと向かう。
事前にこんなアングルで目にできる橋って、結構珍しいよな~。
つうわけで、
やってまいりました~。
場所はコチラ。北側からのアプローチ。
お名前は、
「しんいちのせばし」。反対側の親柱には「平成8年3月竣工」とあった。
すらっと美しい、
トラスド・ランガー橋である。
決して珍しい型式ではないけれども、
いやいや、なかなか結構ですな。
下から見えていたとおり、この橋は三径間。
三径間めはこのようにカーブしている。思えば、わたくしがこういう現代的な橋梁を記事にするのって珍しいな。
こちらには
漢字でのお名前があったのだが、
目を引いたのはもう一つの親柱。
「無名の沢」。
これって、本当にこういう名前の沢なのか、あるいは名無しの沢ですよ、と言いたいのか、どっちだろうか。後者ならば大好きなんだが(笑)。
そもそもその沢、
存在さえも判然としない。大雨が降ったら滝になるようなタイプのヤツだろうか?
ちなみに、上の写真の撮影位置から背後数十mに、
名号トンネルがあり、地図を見ればわかるとおり、抜けた先には大島ダムと朝霧湖というダム湖がある。この県道、そしてこの橋も、平成13年に完成したという大島ダムの工事に伴う付け替え道路として誕生したものだろう。当初は工事用道路を兼ねていたのかも。
この後のネタで記事にしているのは、市原トンネル旧廃道、旧々道、戦橋、川角トンネル旧廃道。
以上。