小川口橋と小川口隧道 (三重県熊野市紀和町小川口) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

2010年3月20日、初めての紀伊半島南部徘徊。この日のネタで記事にしているのは、大又上橋相野谷隧道越路隧道白見の滝見橋楊枝川の吊り橋紀州鉱山・上川坑などなど。

 

 

今宵ご紹介するのはこの日の最終盤に出会った、今にして思えば我が初めてのアレとの出会いについて。

 

 

 

例によってタメなしで、ドン。

まだまだキャリア初期(謎)、今にも増して見識に乏しかったあの日のわたくしには知る由もなかったが、思えばこれが我が初めてのボウストリングトラス橋との出会いだった。

 

…もちろん、その型式名さえも知らなかったさ。

 

 

ところで、こういう巨大な築堤?で迫り出した橋って好みやわ~。

 

 

 

 

 

 

とりあえず当時のわたくしってば、とにかく横着&写真撮影枚数が少なくって、

これとか、完全に車の中から撮ってるだけやし。なんなら親柱さえも撮ってないしで、もうね、アホかと。

 

あっ、現在地コチラ

 

 

 

 

でね、向こうに隧道が見えとるでしょ。

 

何度か書いてるけど当時のわたくし、

 

 

 

 

 

現在とは比べ物にならないほどに穴一辺倒やったんで…

一気に隧道まで飛んでるし!せっかくのボウストリング橋、キレイにスル―やし!!

 

勿体なし…

 

 

 

 

 

 

 

扁額のお名前は、

小川口隧道。

 

「平成16年度全国道路施設現況調査(国土交通省)」によると、昭和34年建造、延長86m。まぁささやかな隧道である。

 

ちなみにこの隧道を抜けて進んだ果てにあるのが、近年密かな注目を集めている秘境の絶景スポットである木津呂集落。

(写真はネットからお借りしました)

…とはいえ、木津呂に行ってしまうとその圧巻の光景は見られないんだな。それを見るには、和歌山県新宮市熊野川町の嶋津地区から山に登らねばならない。

 

このあたりの北山川の蛇行による入り組んだ地形と道路状況、そして県境の錯綜っぷりは、地図好き、地形好きにはタマランものがある。

 

 

 

 

 

あー、脱線したが、

小川口隧道、北側坑口。

 

 

 

 

 

 

 

ここで撮った写真でもっともナイスなのは、

やっぱこれかな。

 

隧道とセットになったボウストリングトラス橋って、他に見たことあったかなあ。なかったんじゃないか。かえすがえすも、全然写真を撮らなかったことを後悔している。

 

幸いなことに、ストビューを見る限りはまだこのボウストリングトラス、生きているようだ。この日の、一種壮絶な赤錆びたトラスも塗装しなおされているのがわかるので、まだ当分は現役でいてくれるのだろう。ここはぜひ再訪したいと思っている物件。

 

 

 

今さらながらお名前は、

「おがわぐちばし」。

 

 

 

 

 

 

 

 

お誕生日は…うーん?

画素数極貧の初代機だけに、判読できーん(泣)。

 

 

 

 

 

 

 

最後に、これまた車内から

これだけ大きなボウストリングトラスも、これまた見たことあったかなあ。ないわ~。

 

 

 

これは、絶対行かなアカンやつやな…。

 

 

 

 

以上、リベンジを誓って。

 

 

橋に敬意を表し、「道路橋・橋梁」テーマに分類することとする(笑)。