昨日は、祈るような気持ちで見ていたが、どうやら本格的氾濫は免れたようで、よかった、熊野川。8年前の惨事の再来には至らず、ホッと安心。
そんな昨日、繰り返し流れていたのが、熊野大橋からのライヴ映像。ふと思い立って、熊野大橋を記事にしておこうかと。
和歌山/三重県境を分ける紀伊半島の大河、熊野川。大動脈である国道42号は今や並行する新熊野大橋でこの橋を渡っているが、かつてその役目を一手に担っていたのが、熊野大橋。今のところまだ国道指定されているようだが、現在は南行き(三重県→和歌山県)一方通行となっている。
2018年2月10日夜、「道の駅海山」へと向かう途中で、以前からタイミングが合わずスルーしっぱなしだったこの橋を撮るべく、立ち寄った。この日のネタで記事にしているのは、土場隧道、西谷橋、峠の番人、栗山橋、わんだいらバス停、和歌山県道r224佐本深谷三尾川線の未成道。
変則ながら、いきなり
橋上の県境付近より。素敵ですね~たまりませんね~(笑)。
三重県紀宝町側から和歌山県新宮市側を望む。この時は三重県側に車をちょこっと停めさせていただき、駆け足での訪問となった。現在地コチラ。
新宮市側に入って一枚。
先述のように路駐したままだったので、ここで引き返した。
振り返って、
新宮市側から紀宝町側を望む。暗くてわかりにくいが、頭上に先ほどのカントリーサイン(の裏側)。
そういえば、三重県側ワーレン、和歌山県側ポニーと、県境を境にトラスの型式が変化するのはどういうこと?そういうこと?(笑)
時刻は21時半をまわっていて、
上流側少し高いところに架かる新熊野大橋に対し、往きかう車、歩行者はあまりなし。
橋上より、河口方面を。ホントはもうちょい明るかったが(笑)。
日中なら、紀勢本線の熊野川橋梁が見えたはず。左岸遠くに見える明かりと煙突の煙は、紀州製紙の工場のもの。
始めて撮るのが夜っていうのもアレやけど、
悪くないと思います(笑)。
紀宝町側から正対。
うん、端正ですな。
長く地域交通で重要な役割を果たしてきた、その風格を感じた。
右側の親柱。
「熊野大橋」。
左側の親柱。
「昭和十年竣工」。
ちなみにこの橋、土木学会選近代土木遺産Bランクとなっている。納得。
キョロキョロして見つけた銘板…どこにあったっけ?(笑)
ボケボケで恐縮だが、上がオリジナルの銘板。昭和九年、日本橋梁株式會社製。
紀宝町下流側より。
もちろんこの日は穏やかだった熊野川の流れ。昨日のツイッター画像とか見てると、桁下ヒタヒタくらいまで水位が上がっていて、かなり早い段階で氾濫水位を超えたという情報が出ていたので、相当心配していたのだが、ほんと大きなことにならなくて良かった。
新宮にはシバキ残しも点在している。この橋も、また昼間に撮り直しに行きたい所存。
以上。