山神隧道【前篇】(神奈川県厚木市七沢) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2012年2月18日、神奈川県中部~北部徘徊。この日のネタで記事にしてるのは、最初に訪れた天神森隧道清川村の未成村道若柳トンネル三井大橋&三井そよかぜ橋

 

 

今宵は、いつもお世話になっている山神さんのご厚意に報いるネタ。決して、たまたま思いついたからでは…(笑)。時系列では、天神森隧道から清川村へ向かう途上で訪ねたもの。その名も…。

 

 

特に事前情報なく、いつものように県別マップルに載ってる隧道表記を目指していた。まずはこれ。

はい、拙ブログお得意の季節感ゼロ、通称「ゼロ系」記事であります。

(誰も言ってない

いくら真冬、かつ山沿いとはいえ、神奈川県でここまでの雪に見舞われるとは。地域柄、真冬だからってレンタカーはノーマルタイヤ。隧道はまだ先なんやけど。

 

 

 

…行けんのか!?

はい、断念しました(笑)。

雪以前に勾配がハンパなくなってきたので、この状況で積雪が現れたらシャレにならんのは確実。ちょっと戻った広い路肩に転回して停めさせていただいた。場所はたぶんこのあたり

 

どんな隧道だか知らないが、せっかくここまで来たし、もうさほど遠くないはず。ここからは徒歩進軍に切り替えよう。

 

 

 

 

つうわけで、歩いております。

写真だといまいち伝わらないが、これがひと目見て自重した激坂。ずっとドライ路面のままなら、なんら問題はないんだが…。

 

 

 

 

3分ほど歩くと、こんな情報が。

なんと、ゲート情報。どっちにしろ乗ったままでは行けなかったってことか。

 

 

 

 


そして、上の写真からすぐ。明るくなってる所に出てみたら…

やっば(笑)

やはりナイス判断だったわたくし。激坂のまんまでツルッツルの積雪路面になっちまったよ。スペースはあるが、こんな路面じゃ転回さえ無理。怖ァァ!

 

 

 

マジでツルッツルだったこのパートの先に、

予告通りにゲートが現れた。って、防犯カメラまで付いてるし。

山神さん好きでしょ?ゲート。(いや、嫌いやろ

 

 

進軍開始からここまで6分。わたくし林道マニアではないのでカギの種類もゲート脇の状況も撮ってないが(笑)、歩行者には解放されてるっぽかった。よって粛々と通らせていただいた。

 

 

 

ゲートの先からは

ほぼ全面的に氷結路面。わたくしの履いてるグリップのないスニーカーではめっちゃ怖い。

 

ここは登山道として機能しているようで、足跡はけっこう残っていた。どうやら今日積もった雪ではないみたい。

で、下りの足跡はみな引きずったような痕跡がある。このツルッツル路面だとこうなるの、わかるわ~。わたくしも戻りにはこれを体感することとなった。

 

 

 

そして、スリッピー路面と格闘しながら、ゲートから登ること5分。

見えてきた、お目当てのブツが。悪くないな、雰囲気は。

 

 

 

 

 

隧道前には登山道らしく簡易トイレが置かれ、その脇に

このようなマップが。

 

ここまで登ってきたこの道は、二の足林道というようだ。隧道を抜けてさらに進んだところで、本格的な登山道になるのだろうか。

 

 

 

 

 

で、このマップでお名前はもうわかったのだが、

改めて正対。

 

滋賀住まいからすれば、神奈川県中部ってあんまり山地のイメージがないのだが、意外なほどにガチなテイスト。面白みはなさそうなコンクリポータルだが、洞内は真っ暗。おお、無照明隧道か?

 

 

 

 

接近して初めて気づいたのだが、極めてステルスな扁額があった。

そうもちろん(笑)「山神隧道」

写真がヘボくて判読しづらいのだが、上部には「昭和三十一年三月竣功」、下部には「神奈川縣」と刻まれている(ように見える)。

 

 

 

思ったよりも古かった山神隊長もとい隧道、

けっこうガッツリと、クラックが入っていたり。

人も隧道も、健康が一番でございますな~(なんだこれ

 

 

 

 

さて、ではでは~。

お邪魔いたします~。

 

 

 

 

 

【後篇】に続く。