2012年2月18日、神奈川県中部~北部徘徊の終盤に出会った物件。コレはねえ、珍しいですよ。えーと、たぶん(笑)。
ちなみにこの日のネタで記事にしてるのが、最序盤の天神森隧道。
ここは神奈川県道513号鳥屋川尻線、太井(おおい)地内、まもなく津久井湖を渡ろうかという場所。すでに津久井湖が見えている。
津久井湖とは、1965年、城山ダムの完成とともに誕生した大きなダム子…もといダム湖で、元々は相模川である。
現在地はコチラ。
見えてきたのが、この光景。
!!
なんとアーチ橋と吊り橋が並列してるじゃないの!
コレ、かなり珍しくないですか?
桁橋が並列してるのはありふれているが、異型式…しかも下路ランガーアーチと補剛吊り橋の並列ってのは初めて見た。
まあ、
吊り橋の方は未完成のようだが(この後、5月に供用開始)。
まずは、県道の橋をチェック。
典型的なランガーアーチ。
この先の線形がなかなか。
ランガー感増量でどうぞ(謎)。
お名前は
「三井大橋」。
下に「MII OOHASHI BRIDGE」とアルファベット表記が付記されているのも地味に珍しい。
反対側は「相模川」。同じく「SAGAMIGAWA RIVER」と。
かたわらには、
この橋の沿革が。
貴重な写真も載っている。めんどくさいので転記しないが(大爆)、興味あるかたは画像を拡大してご覧ください。
さて~。
いよいよ並列する吊り橋のほうに。
架橋自体は完成しているようで、取り付け部と歩廊部の仕上げを残すのみ。
主塔の側面に銘板が。
「三井そよかぜ橋」。
…。うーん(笑)。多少残念なネーミングだが、新設される人道橋なんてまあこんなもんでしょう(笑)。しかし2010年3月にはもう架かってたんですな。
で、今まで黙ってたんやけど、
実はこの橋…
下部工(補剛桁)が三弦トラス!
つまり、以前記事にした旧・川津大橋と同じ構造ってことですな。
供用前をいいことに、ちょいと失礼して、
下部へ潜入。三弦トラス内には検査路が通されている。
正直、めっちゃ渡りたかった(笑)。が、隣の三井大橋から丸見え。ヘタしたら通報されかねないのに加え、レンタカー返却時間も気になっていた(返却場所は藤沢)ために、自重した(当たり前?・笑)
この検査路って、要はあやとり橋の正常版ってことですな。アレは変態そのものやけど(爆)。
いや~しかし、改めて、
あんま見たことナイよね~!
けど、
かなりアリだよね~。
というわけで、かなり珍しいと思われる、アーチ橋&吊り橋並列の現場をお送りいたしました。
…もし、そんなの珍しくない!とおっしゃる場合は、謹んでお詫びいたしますので、場所を教えてくださいませ(笑)。
以上、完結。