富士スピードウェイ・30度バンク遺構 (静岡県駿東郡小山町中日向) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
うーん、どうしてもこの写真しか見つからんな…。
 
 
 
はい、今回はこの趣味にハマるかハマらんかくらいの時期に訪れた、異色の廃物件を。時は2007年7月21日。うわー8年以上前か~。
 
 
 
現存唯一の写真、それがコチラ。知る人ぞ知る、
 
1e826acd.jpg
 
 
 
富士スピードウェイ、
伝説の30度バンク。
 
 
 
 
ご存じ?
 
 
 
 
 
 
現在の1コーナーをさらに約250m直進、そこから始まっていた壮大なる超ロング右コーナー、それがこの30度バンク。バンクを抜けたあとは大きなS字を描き、現在の1コーナーの先で現コースへと戻る線形だった。
 
 
1700mに及ぶホームストレートからフルスロットルのままで飛び込むこのバンクでは、1966年のサーキット開場以来、2件の死亡事故を含む重大事故が多発。1974年、風戸裕と鈴木誠一が死亡する大事故の発生を受け、わずか8年でバンクセクションは放棄されることとなった。
 
 
そのバンクの一部が、こうして保存されているんである。
 
 
 
 
 
写真は、まさにバンクが始まるその地点から望んだところ。
 
 
 
想像してほしい。世界有数のロングストレートから、床までスロットルペダルを踏みつけたまま、ここに突っ込んでいくその感じを。
 
 
無理。絶対無理(笑)。
 
 
 
 
タマ、デカすぎ。
 
 
 
 
 
 
最後に、撮影場所はコチラ。
 
 
 
航空写真モードでご覧いただくと、わかりやすいよ!
 
 
 
 
以上!