旧・川津大橋 (廃) (奈良県吉野郡十津川村川津) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2011年7月17日、紀伊半島彷徨2日目。この日のネタとしては清水橋小黒谷の吊り橋…って、吊り橋ばっかりやん!
 
今回のネタはその小黒谷の吊り橋に続いて訪れた物件だが、まさかまたしても吊り橋、なんてことは…あるわけないじゃないですか~。
 
 
 
 
 
国道168号線・津越野隧道、風屋側坑口。
 
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ここから左へと分けいる旧道がある。
 
 
 
 
 
この風屋側旧道は、途中まで
 
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奈良県道733号、川津高野線となっている。
 
 
 
 
そして…走ること数分。
 
 
 
 
 
 
そいつは現れる。
 
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さあ、皆様ご一緒に。
また吊り橋やないかい!!(バシッ!)
 
 
 
 
えへへ~、場所はコチラ。
 
 
 
 
まあまた吊り橋なんやけど、それは置いといて(笑)。
 
 
 
ヤバイっすよこれは。
 
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なんと廃橋。そしてデカイ!
 
わたくし手持ちの県別マップルにはごくフツ~に現役っぽく描かれていたのだが、どう見てもかなり以前から封鎖されてるっぽい。
 
 
それにしても、情報量が凄いな(笑)。
 
まず目に入るのは「全面通行止」、そして6.0t制限標識。あとは順番に見ていこう。
 
 
 
 
向かって左側の親柱には「十津川」と書かれていた。
次いで右の親柱。お名前は?
 
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「川津大橋」。まあこれは地図にも書かれていて承知している情報。
 
 
 
 
 
その上には、
 
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そっぽ向いた3.0m幅員制限標識。
 
 
 
 
 
そして主塔に…見えるねえ~!
 
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銘板が!
 
1960年5月の架橋。電源開発株式会社(現・J-POWER)が事業主体とある。これはやはり…同年に完成した風屋ダムに関連しての架設ということですな。
 
この橋が架かっている風屋貯水池がこの時にできたんやから、まあ当然なんやけど。
 
 
 
 
 
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この橋もやはり先行車が渡りきってから、がルールだったようで。
 
 
 
 
 
「立入禁止」、そして
 
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「全面通行止」。
 
まあ入りませんよ、もちろん。
 
 
 
 
…っていうかあ、・・・き!?
 
 
もももも、
 
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木製床版!?マジで!?
 
6.0t制限の車道吊り橋で床版が木とか、そんなんあるんですか?しかも県道の橋やったはずなんですけど!?
 
スゴイな、この橋…。
 
 
 
現地ではサイド気味に撮れるポイントがなく 
 
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これで精一杯。うわ~イカツ…
 
 
いや、今さら思ったけど、
 
親柱に主塔建ててるって凄くないすか!?
 
なんで今まで気づかんかった?
 
 
 
 
では、舐めるよーにご鑑賞くださいませ。
 
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イイねぇー!最高だよ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
コレは約75分後、別の物件をシバいた戻りに、撮ったもの。
 
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不完全ながらサイドアングルが撮れるポイントがあったわけだが…
 
 
 
 
 
気づいちゃいました…
 
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下部工は三弦トラス~!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以上!完結!!(なんだこれw)