2012年2月18日、神奈川県中部～北部徘徊。
この日のネタで記事にしてるのは、最初に訪れた天神森隧道、終盤に訪れた三井大橋＆三井そよかぜ橋の2件。今回記事にするのは、この日のメインイベント。
天神森隧道を後にして2時間55分後にやってきたここ。
この場所が、探索のスタート地点。
この日、よりによって関東地区は大寒波。雪のイメージとはほど遠いここ神奈川県でもガッツリ降った。日なたでこの感じだから、日陰がどんなだかは推して知るべし。
このエリアのレンタカー、冬場だからといってスタッドレスなんぞ履かせてない。いや～この日は慎重になったわ～。
さて、今回の記事は、その内容的に具体的な場所の地図は控えておくことにする。まあ…すでによく知られた超有名なネタなんで、調べりゃすぐわかると思う。
はっ！？気づけばこんなところに！？
…というお約束を挟みつつ、眼前の橋を渡る。やや強引なイントロ(笑)。
使用感の乏しい、近代的な橋。この道がどういう性質のものであるかを無言のうちに伝えている。
橋上からの眺めは、
奥只見かよ(爆）
神奈川県で見る景色とちゃうでコレ。こいつもまた、我が荒天伝説が生きてた頃のエピソードやな～。
渡りきる手前で、
橋上も雪で覆われた。もちろん轍も踏み跡も、獣の足跡さえもない。
もうおわかりだろうが、今いるこの道は公道ではない。正確に言えば、供用されていない道。すなわち未成道である。
振り返り。
非常に真新しい、近代的な橋。銘板の類いは見つけられなかったが、間違いなく平成の架橋だろう。地味～に旧橋？作業用橋？の橋台も見えてる。
まったくもってもったいない。この道がなぜ一般供用されないのか、どういう状態になっているのか、それを数回の連載でお目にかける。今回の目的地まで行けば、それがはっきりわかるはず…。
そうそう、この日の寒さを示すこんな写真を撮っておりました。
コレ水たまりなんやけど、見よ、この分厚い氷！
時刻は11時58分、間もなく正午だというのに、こんな分厚い氷が溶けずに張ったままって…。いや、奥只見か！（もうええっちゅうねん）
しばし進んで、振り返り。
奥に見えるのは先ほどの橋だが、それよりすぐ魅惑のつづら折りが気になりますな。
ただまあ、あれもまたそんな古い道には見えなかったし、時間もなかったのでスルーした。
ベルギーワッフル（謎）が施された未成道、
日なたこそこんなんやけど、
日陰では、
コレモンですわ。
やがて道は広場のようになり、その向こうに
新たな橋が登場。
うーん、
極めて現代的な線形で谷を跨ぐね～、さすがに。
そしてまったく面白みもクソもない橋。コレがかえって未成感を強調しているようだ。
渡ってからサイドぎみに。
手前の橋台部分欄干が施工されていないあたりも、強烈に「未成」を感じさせる。普通に危険！
そして…桁側面に、
探していたものを発見した！
銘板発見！そこには「清川村道17号橋」と。
正式名称なのかどうかわからないが、少なくともこの未成道が村道として建設されていることは判明した。
そこに書かれた当橋の建造年次は2000年12月。やはりバリバリの平成橋梁だった。
未成村道上から振り返る、17号橋。
ちょうど北の袂から、舗装林道が分岐している。
轍の感じを見ても、向こうへ回るのが本線のように見えてしまうが、あっちはあくまで支線のはず。手前へと直進するのが本線だ。
未成道に進入して16分。
地図によると、もうすぐ「ファーストコンタクト」となるはず。
【2】に続く。