【西側旧廃道篇】より続く。
西側旧廃道を辿ること5分。
藪の先に、
小野尻隧道・多可町側坑口が現れた。
坑口は丹波市側と同じ方法で封鎖されている。最終的には黄泉感たっぷりとなったが、それでもこちらの方がちょっとは明るい雰囲気に感じた。…これでもね(笑)。
アーチは、
こちらも四層巻き。要石の下部が欠損しているように見えるが、どうかな?
で、なんだかよくわからないネットがポータル上から垂れ下がり、ポータルを覆っていて、
やはり盛大に水が落ちていた。
なんだろう、このネットは。坑口上からの落石防護ネット?あるいは廃止後に施されたなんらかの措置?
誰か不届き者がやったのか、
封鎖ネットの上部は切り開かれてしまっていた。
誰が何のためにやったことかは不明だが、もし同業者が入るためにやったとしたら、悲しい。こういうことは厳に慎んでほしい。てか、もし入りたいなら、上から越えるほうがカンタン早い(笑)と思うけどなあ。
湿気のために、向こうの明かりがこんなにぼやけるって、凄いな。あっ、撮影がヘタなだけか(爆)。ちなみに、この旧・小野尻隧道、延長は219m。
堪能した。
坑口前から、振り返り。
いい廃れ具合ですな~。
最高なり。
最後に、ローアングル&タテアングルで。
隧道前にも舗装面が残ってるのはポイント高い。隧道そのものもその周辺も、実に期待どおりな旧・小野尻隧道でありました。
撤収。
ここに次いで訪れたのが、当初メインターゲットではなかったものの結果的にちょい大きめの探索となった天神隧道関連、以降で記事にしてるのは、栃原隧道、口銀谷の水路橋とトロッコ道、中島橋、神子畑小学校跡、行列のできる駐在所。
以上、完結。