元畑隧道 (大分県玖珠郡玖珠町太田~森) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2012年7月1日、千載一遇のチャンスで敢行した、大分県探索。これまでに記事にしているのは、時系列で大坪の沈下橋大石峠隧道小城隧道丸塚隧道岳切隧道

 

今宵ご紹介するのは、小城隧道のわずか数分後に通りかかった物件。
 
 
 
例によって、タメなし。
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雰囲気ある~。
 
洞内からは、外気との温度差による靄が。夏場にありがちなヤツ。さっきの小城隧道もそうでしたな。

 

アプローチは西側より。場所はコチラ↓
 
 
錆びついた3.3mの高さ制限標識はあるものの、いまいちサイズ感がわかりにくいかもね?
 
 
だから…ってわけでもないんだけども、
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こんなくらい。
 
ナカナカでございましょ?かなりダイナミック。隧道王国・大分にあってはこの程度の隧道はマイナーリーグに埋もれてしまうが、個人的には非常にスキ。
 
ちなみにここに車を停めたのは、サイズ比較のためじゃなくて雨宿り。短時間なんで許してケロ~(笑)。
 
 
それともうひとつ、
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洞内を照らすため。
 
 
素掘りをモルタルで固めた洞内、その奥に…何か見えた。アレはもしや?
 
 
 
おいおい、
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デカイ横穴やな!
 
 
 
デカすぎて、
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正対したら上下が収まりきらんし。
 
これは…防空壕かなあ。めちゃくちゃ気になるけど…。塞がれたトタンには扉が設けられていない。ってことは、今や何の目的でも使用されていない空間、ってことになる。

 

 

いや~、

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入りたかったな~。
 
 
 
この場所で東側を見る。
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靄の漂う洞内。下手くそ写真ゆえに伝わらないが、実際はけっこう幻想的だった。
 
現場では扁額も銘板もなかったので一切情報不明。帰ってから調べたところ、お名前は「元畑(もとばた)隧道」だった。スペックは、延長126m、幅員4.7m、有効高3.3m。肝心の建造年は、不明だってさ…。
 
 
 
それにしても…
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デカイ隧道やな~!
 
この西側坑口は、けっこうなインパクトあった。
 
 
 
車で東側へと。
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きれいにアーチが成形されているが、ここも素掘り。
 
 
 
 
抜けて、正対。
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元畑隧道・東側坑口。
 
この後めぐり会う岳切隧道もそうなんだけど、両側坑口のテイストが違い過ぎやろ(笑)。特にこの元畑隧道は、サイズ(タテ・ヨコともに!)も全然違う。西側は掘り下げたのかなあ。あるいは以前にちょっと崩れたか?
 
まあこっちは明らかに崩れやすそうなんで、さすがにコンクリでちゃんと巻きました、って感じか。
 
 
 
内部より。
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いや、狭いよ…(笑)。
 
これ、西から来ると、徐々にすぼまっていく感じになるなぁ。楽しいなぁ(笑)。
 
 
 
次の丸塚隧道までは約50分かかった。続いて丸塚隧道の記事を読んだら、より大分クオリティを堪能できますぞ(笑)。
 
 
 
以上、完結。