2012年7月1日、千載一遇のチャンスで敢行した、大分県探索。大分と言えば、西の隧道王国にして石橋の宝庫。たった一日でどれほども廻れないのは明白で、悩みに悩んで決めたターゲットが、今回ご紹介するこの隧道なのであーる。同業者、特に穴を指向する同好の士においては全国区のメジャー物件である。
場所はコチラ。
道の駅やまくにで夜営、朝いちから物件を3つこなしてからやってきた。でも時刻はまだ5時58分(笑)。あまり下調べできなかったので探しまわる覚悟をしていたが、幸いすぐにそれらしい分岐を発見できた。
画面奥方向からやってきた。つまり分岐は振り返り方向にあるわけで、見落としても不思議ではなかった。ラッキー!
フラッシュ焚いたらこんな状態に。湿気の多さはわかるが、道の様子はわからない(笑)。向こうで光ってるのは電柱の反射板。
歩くうちに鼓動が高まってきたのは、上り坂のせいだけではなかった。以前「廃道本」だったかで見て度肝を抜かれたあの隧道と、もうすぐ対面できる!気が急いたためなのか、道の写真をあまり撮ってなかった。もう~。
いつしか道はすぼまり、掘割へと変貌しつつあった。とはいえ、分岐からわずか4分。
もとより車両など通れそうもないその先に「車両通行止 中津市」。
どうやらこの道で正しかったようだ。
そして…心拍数、上昇。
これもフラッシュオンで撮影したため、かえって実際よりも暗く映っている。本当はもっと明るかったのだ。
すなわち、その向こうには
わわわわ
キターーーー!!!!
ついにご対面、「イニシャル・オー」(笑)こと
大石峠(おしがとう)隧道の登場だ!
【2】へ続く。