【1】より続く。
大石峠隧道、中津側坑口。見上げる高さだ。明らかに路盤の高さではない。
この見上げるような威容。
…以前記事を上げた丸塚隧道を覚えておられるだろうか。あれを訪ねたのはここよりも後だが、まるでデジャブのようにここを思い出した。
それにしても、なんというビジュアルだろうか。どんなもんか分かっててそれを見に来たのにも関わらず、正対したとき戦慄が走った。これは…口だ。
丸塚隧道との類似点は高さだけではない。この地質。坑口上部には、狙い澄まして落っこちてやろうとばかりに、鋭利な岩が下向きにぶら下がっている。イカツすぎ…。
だが。幸いにも延長はそれほど長くなく、そして貫通が確認できる。
…じゃあ、行くでしょ!お、おー…
よじ登ってのぞきこんだ洞内。そこには、この後丸塚隧道で見ることになるあの光景が。
すなわち。
It's 「砂の洞」!!(使い回し)
いやーすんごいなコレ。ほんと、他じゃ見られんなこりゃ…。
そしてお約束の、振り返りショット。
イイねぇー!!
さて、洞内は一貫して砂質だが、
この中津側は特にきめ細かい砂。それがうずたかく堆積している。剥落した砂が少しづつ堆積していった結果が、路盤より2m近くも高くなっている理由だろう。砂漠かよ?
これまたお約束の、闇を楽しむの儀。やっぱノンフラッシュのが好きだな、僕ぁ(笑)。
洞内後半【3】に続く。でも、変わり映えはしない(笑)。