大石峠隧道(廃) 【2】 (大分県中津市山国町長尾野~日田市花月) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【1】より続く。
 
 
 
大石峠隧道、中津側坑口。見上げる高さだ。明らかに路盤の高さではない。
この見上げるような威容。
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…以前記事を上げた丸塚隧道を覚えておられるだろうか。あれを訪ねたのはここよりも後だが、まるでデジャブのようにここを思い出した。
 
それにしても、なんというビジュアルだろうか。どんなもんか分かっててそれを見に来たのにも関わらず、正対したとき戦慄が走った。これは…口だ。
 
 
 
 
 
 
 
いや、巨大な顎(あぎと)だ。620bfff0.jpg
 
 
丸塚隧道との類似点は高さだけではない。この地質。坑口上部には、狙い澄まして落っこちてやろうとばかりに、鋭利な岩が下向きにぶら下がっている。イカツすぎ…。
 
 
 
 
だが。幸いにも延長はそれほど長くなく、そして貫通が確認できる。
 
 
 
 
…じゃあ、行くでしょ!お、おー…
 
 
 
 
 
 
 
よじ登ってのぞきこんだ洞内。そこには、この後丸塚隧道で見ることになるあの光景が。
 
 
すなわち。
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It's 「砂の洞」!!(使い回し)
いやーすんごいなコレ。ほんと、他じゃ見られんなこりゃ…。
 
 
 
 
 
そしてお約束の、振り返りショット。
 
 
 
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イイねぇー!!
 
 
 
 
 
 
 
さて、洞内は一貫して砂質だが、
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この中津側は特にきめ細かい砂。それがうずたかく堆積している。剥落した砂が少しづつ堆積していった結果が、路盤より2m近くも高くなっている理由だろう。砂漠かよ?
 
 
 
 
 
 
 
 
魅惑の洞内ワンダーランドをノンフラッシュで。9a683399.jpg
 
これまたお約束の、闇を楽しむの儀。やっぱノンフラッシュのが好きだな、僕ぁ(笑)。
 
 
 
 
洞内後半【3】に続く。でも、変わり映えはしない(笑)。