岳切隧道 (大分県宇佐市院内町定別当) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2012年7月1日、千載一遇のチャンスで敢行した、大分県探索。これまでに記事にした大分物件は、
大石峠隧道丸塚隧道。いずれも極めてハードコアなコワモテ物件だったが、今回はそれに比べるといささか穏やか…かな?
 
 
 
 
大分県道27号耶馬渓院内線を西進中、こんなのを発見。
 
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道路好きに隠れファンの多い(?)、道路の真ん中に立つ古木。いや、わたくしも好きですよ。
 
多くの場合、何らかの謂われや因縁話があるんよね~。ここはどうなのかな。
 
 
 
 
 
 
そこから3分後、地図上で目指してきた隧道に到着。
 
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おお~。雰囲気あるぅ~。
 
 
 
 
場所はコチラ。
 
 
 
 
 
扁額もなにもない素掘り隧道withモルタル固め。この隧道の名称は岳切(たつきり)隧道という。なかなかいい名前だ。
 
 
 
 
 
 
まず、向かって右のこの部分が気になった。
 
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なんかよくわからなくなってるけど。棚?もしくは段?みたいになっているところがある。気のせいか?
 
 
 
 
 
さらに視線を右へと移すと…
 
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隧道竣功碑と思われる石碑が、ちょっと高い場所に!
 
蔓植物がまるかぶりでわかりにくいが、最初に「岳切」の文字が見えるので、間違いないだろう。にもかかわらず、この隧道の竣功年は1969年らしい…が、いや!そんなはずない。
 
1969年なんて年代の隧道で、あんなクラシカルな竣功碑は立てないだろう。きっと1969年ってのは、モルタルで巻かれた年ではないのだろうか。
 
 
…と、何の証拠もなく、いつもの決めつけ(笑)。
 
 
 
 
 
モルタルの下から
 
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ブルーシート見えてますが…。
 
 
 
 
 
 
では、通るとしましょうか。もちろん、車で。
 
 
 
 
 
 
 
イビツながらも、
 
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なかなか綺麗なアーチを保っている。ここもやはり、紹介済みの二洞のように砂がちな地質なのだろうか…。かなりなめらかな印象。
 
 
 
 
 
最後にコチラ。
 
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岳切隧道、西側坑口。
 
こちらは味気ないコンクリポータルとなっている。このギャップもなかなか。「停電のおそれ」という看板も驚きやけどな(笑)。
 
 
 
 
 
 
以上、完結。