伊佐野川橋 (高知県土佐清水市足摺岬) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
2013年7月13日、2泊3日の家族旅行で行った四国、その初日。
 
この日のネタで記事にしているのは、笹の越隧道一斗俵沈下橋マホーランカーブ大浜トンネル今回のネタはマホーランカーブの前、通りすがりに見つけた物件。いや~、ビックラこいた(死語)。
 
 
何にビックラこいたかはヒミツにしといて(笑)、まずは、こちら。
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今宵のお題は、あの橋。ご覧の通り、歩行者道の橋であります。
 
紺碧の太平洋が眩しいぜ…。
 
 
 

目の前までやって参りました。

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はい、このような橋。
 
パッと見、木製に見えるだろうが…実はその通り(笑)。
 
 
四国最南端…から五本の指には入りそうな、そんな場所
 
 
 
かたわらにあった看板。
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「足摺遊歩道」って道のようだ。
 
 
 
 
左の親柱に、お名前。
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「伊佐野川橋」。
 
確かに木製だけども…。
 
 
 
 

右の親柱には、お誕生日。

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「平成十年五月完成」…って、
文字のバランス悪う!
なんでそんな下から書き始める?(笑)
 
 
そう、確かに木製だけども、この手の橋ってあちこちの公園とか遊歩道にチョイチョイある。しかるに、なぜにわたくしが記事にしておるのか?
 
 
…は、まだ置いといて(笑)。
 
 
 

もうフツーに、

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ロケーションがイイじゃない!
 
やっぱ、琵琶湖より大きいなあ…(バカ
 
 
 
渡って、振り返り。
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まあ…先述のとおり。見かけるね~この手の橋は。
 
 
 
 
右の親柱はやはりお誕生日。左のは、
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「いさのかわはし」。
 
「ばし」と濁らないところはプチ好感(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…って、このまま終わったらビックリする?
せんよね、実際そういう記事もたくさん書いてきたし(爆)。
 
 
 
いやいや。
 
 
 
それでは、今からご覧に入れよう。この橋の何にビックラこいたのか。
 
 
これ。
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なんと衝撃の
ラチス・ガーダー!!
 
ラチス・ガーダーとは、文字どおりラチス(格子)状になっている桁のことで、鉄道橋梁では以前記事にした田君川橋梁を含め、国内現存わずか三例。それでは車道橋、人道橋ではどうなのか?
 
 
正直、わからない。
 
 
確かなのは、現在まで三千本超の橋を記録してきた我が経験値において、この伊佐野川橋でしか目にしていないという事実。

 

 
まさか全国で唯一のものだとは思わないけど、実際んとこどのくらいあるんだろうか。単純に知りたい。
 
 
 

この橋のいいところは、

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真下にも歩道が通っていて、こうしてじっくりと眺められるところ。
 
 
 
 
なんでこんな型式が採用されたのか、知る由もないが、
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やはり「歩行者橋だから」というのは間違いなくあるかと思う。
 
これまでも何度か書いてるが、大きな耐荷重性を担保しなくてもいい歩行者橋だと、より自由な型式・工法を採ることができる…のだと思う。
 
 
エライ先生に聞いたわけではないけど、きっとそうに決まってる(笑)。
 
 
最後に、海側から引きで。
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実際にはこんな橋、専門家の見地からは大したもんじゃないのかもしれない。
 
 
それでもいいのだ。わたくしにはとっても貴重な橋、テンション上がった橋だからして。
 
 
 
以上、完結。