2013年7月13日。2泊3日の家族旅行で行った四国、その初日のネタ。
乗り鉄時代には何度か訪ねた四国も、この趣味では初めて。当然ながらあちこち徘徊しまくりたいワケだが、そこは何しろ奥様同伴、ご機嫌を損ねるわけにはいかない(笑)。したがって、宿まで行くのに遠回りにならない道中の物件に限られる。ましてやガチ物件などもってのほか(爆)。
そんな状況下、「えっ?もちろんただの観光地ですよ?いやだなあ、勘ぐっちゃって…」的なスタンスで笹の越隧道を通ってやってきたのが、
コチラ。
我が国で最も有名な沈下橋…かもしれない、ココ。
これは、以前からぜひ訪ねたいと思っていた橋だった。四万十川という河川そのものの魅力、その流域の沈下橋の代表的存在であるこの橋、そして「一斗俵」という所在地の響きもまた、不思議な魅力を感じていたので。
四万十川源流大橋たもとの無料駐車スペースにノートさんを駐め、徒歩にて橋へと向かう。
ちなみにこの夏、四万十市の江川崎で気温41.0度を記録したことを記憶されている方も多いだろう。それはこの約1ヶ月後くらいのことだったが、この日も相当に暑かった!
途中に、立派な案内看板が。
大きいサイズで貼るので、拡大してご覧ください。
ちなみに案内板の足元には、「登録有形文化財」のプレートが誇らしげに設置されていた。
その看板から先を見ると…
いよいよ…
キターーー!!
ようやくながら、場所はコチラ。
ようやく逢えた感激もあいまって、テンション四割増(笑)。
素晴らしい佇まいだ!
一目瞭然。この橋、現在は車両通行禁止となっている。
案内板にもあったとおり、平成7年の四万十川源流大橋完成をもって生活道路としての役目を終えたためだが、逆にそれまではこれが普段使いの橋だったとか、実に素敵だ。ここを車が走る姿を見てみたかった。
…いや、
自らチャレンジしてみたかった(笑)。
では、渡らせていただきます。
橋上から望む、上流側。
「日本最後の清流」なんていうフレーズが喧伝されている四万十川だが、確かに素晴らしく美しい。そして、めっちゃ深そうだ!
これも案内板にあったように、わたくしが今立っている中央の桁が水害で流失した際に、あまりの深さに橋脚が再建できず、ここだけ橋脚のない長いスパンで修復されることになった…というくらいに深いのだそうで、ちょっとゾクッとくるな(笑)。
そしてコチラ、下流側。
よくこのあたりの沈下橋で、地元の子どもたちが川に飛び込んで遊んでるような映像が刷り込まれてるのだが、この時は誰もいなかった。確かに飛び込んだら、気持ちいいやろうな~。
まぁわたくしカナヅチなのでやるわけないけど。確か、ちょいちょい死んでる人いますな(汗)。
中央に近い橋脚を見下ろす。
うーん、確かに深そう…。
とか言いつつ
こんなアングルで撮ってみるバカタレ。
背後で奥様が「あぶないしヤメとき!」とか言ってましたな(笑)。変態を見るような目で見ていたことでしょう(爆)。
コレは別の橋脚。
どういう状態かわからんが、当然鉄筋入りですな。しかし材料は粗悪…。昭和10年という建造年を考えればこんなもの、とも言えるけど。
渡りきって振り返り。
不審人物が写りこんでおりますが、初登場、ウチの奥様でございます。UV対策で長袖を羽織ってきたはいいけど後ろ前に羽織ってどうする?いや、変な人なんですよ、この人も負けず劣らず(爆)。
こちら側にも
複数の案内板が。地域の文化遺産として観光資源として、かなり大事にされているみたいで、嬉しくなる。
今気づいたけど、
対岸に見えるあの石積み、かなりスゴイなあ。特に下段の巨石乱積み?ありゃスゴイ。
素晴らしい橋をゆっくりと鑑賞させていただきました。ありがとうございました!
炎天下、奥様の機嫌が悪くならないうちに、戻ります(笑)。
去り際に振り返り。
ココには、ぜひまた来たい。いや、四国そのものに。
以上、完結。