――主任は、どうして刑事になろうと思ったんですか?――
――機会があったら、今度ゆっくり話す――
 
 
リメイク作品の宿命ですが、前作と比較されての辛辣な意見がやはり散見。携わったスタッフ全員に言えることですが、主役二人は針の筵で死んでしまうのではないか。他人事ながら心配してしまいます。
姫川に関しては若すぎるという意見が結構ありましたが、だからこそ原作での子供っぽい姫川を演じてくれることを期待。
姫川は格好いい女性であると同時に、イタズラっ子っぽく舌を出したり右手を痛めてベソかいたりする可愛い女性なんや。
 
 
姫川玲子はノンキャリアでありながら異例の若さで警部補へと昇進した、天性のプロファイリングセンスを持つやり手の刑事。
舞台は東京。物語はため池のある公園の植え込みから死体が見つかったことから始まります。
遺体は全身傷だらけ。無数のガラス片が突き刺さっており、腹部には一際目立つ大きな裂き傷。
捜査本部が立ち上がる中、彼女はそれとは別の変死体の情報を入手しました。
それは、3週間前に深沢という男がネグレリアフォーレリという寄生アメーバに感染したことにより死亡していたというもの。
 
余談ですがネグレリアフォーレリの存在については昔、特命リサーチ200xという番組で知りました。恐ろしい寄生アメーバ。脳をグズグズに溶かして食べてしまうのだそうです。因みに日本では記録上、実際に1名がこいつにより命を奪われています。閑話休題。
 
それだけではなんの関係もないように思える二人の死。しかし姫川は小さな違和感と些細な疑問から、腹部に付けられた傷はため池に沈めた後に腐敗ガスで浮いてこないように付けられたものではないか。
それにも関わらず死体がため池に沈めらずに植え込みに放置れていたのは、死体を運ぶ人物と沈める人物は別であり、沈める役割の人物が何らかの理由により来られなかったからではないか。
そしてその人物こそが深沢だったのではないかと考えました。
もしそれが正しければ、深沢が寄生アメーバに感染したのは死体をため池に沈めた時である可能性が高い。
別の死体が既にため池に沈んでいる。姫川は管理官にそう進言するのでした。
 
筋は通る。説明されれば納得もできる。そして現実に、そこのため池から一体。埼玉からは腐敗の進んだ同じような死体が九体も発見されるのですから、姫川の読みの鋭さは流石としか言いようがありません。
しかし、だからこそ同僚の勝俣は姫川を危険視します。犯人の思考をトレースし、シンクロさせてしまう。姫川は犯罪者に同調してしまっていると。
 
「俺は何があっても主任に着いていきます。」
 
大塚は姫川の一番弟子と自負する、姫川にとって初めてできた自分より後にやってきた純粋な部下。それはもう可愛くて可愛くて仕方のない弟分です。乱暴に大塚の頭を撫でる姫川がお姉ちゃん過ぎて好き。
大塚も姫川のことを心から慕っていて、弟分というかまるでワンコ。可愛すぎかよ。
 
大塚は捜査を進めていくうち、ストロベリーナイトというアングラサイトの存在に辿り着き、独自に調べていきます。
それはインターネットで参加者を集め、その中から無作為に選んだ一人を生贄にするという残虐な殺人ショー。
それだけならただの眉唾でしかありませんが、それが行われているとされる日を境に失踪した人物たちがため池から死体となって出てきているとなれば話は別。無関係なはずがありません。
 
この凶悪な事件を早く解決させたい。初めて掴んだ大きなネタをものにしたい。そして何より、主任に認めて貰いたい。
そんな想いで彼は違法捜査に手を染めます。突いた薮から大蛇が出るとも知らずに……。
 
いつまで経っても戻ってこない大塚を心配する姫川たち。しかし無情にも彼女たちの元へ届いたものは、大塚が殉職したという報せ。
報告を受ける姫川の表情にひどく胸が詰まります。周りの制止を振り切って大塚の元へ行こうとする姫川。辛すぎて正視に耐えない……。
刑事になった理由を今度ゆっくり話すって……約束したいじゃないか……。何があっても着いていくって言いながら、二階級特進して並んでんじゃねぇよバカ……。
 
報告によると大塚は、信じられないことに頭部を撃ち抜かれながら3メートルも這って動き、通行人に発見される場所まで移動していたとのこと。
もし大塚が這って移動していなければ、発見は大きく遅れていた。もうなにも言えない……。すげぇよ……。大塚……。
 
事件を調べていくうちに姫川は、何故死体遺棄現場が埼玉から東京へと変わったのかが気になり始めます。
そして3ヶ月前に埼玉からここ東京へと異動となった同僚がいたこと。その同僚・北見は、大塚とツーマンセルで捜査にあたっていたことを結びつけ、彼を問いただすのでした。
 
「ったく。アンタって人はホント……油断ならねぇな。」
 
豹変する北見。彼は言います。ストロベリーナイトをやっているのは、目の前の『死』を実感することで『生』を実感できるからなのだと。ふむふむなるほど。
メメント・モリは他所でやれクソ野郎……。
姫川玲子シリーズに登場する犯人で一際不愉快なのがこいつ。さっさとくたばれと思う。
 
それとは逆に、ストロベリーナイトで生贄を直接殺していたFは生い立ちのせいでなんとも言えない。
自分は汚物なのだと、自己肯定感が低すぎて辛い。
自分は人間なんだ。赤い血の通った人間なんだ。それを確認したくて人を殺す。人が血を流す。自分と同じ血を流す。それでしか自分が人間だと感じられない。
自身の女性性が嫌いで、胸や臀部を切り取っていたというくだりには目を背けたくなります。
 
 
次回はソウルケイジという事なので、竹内版と話を被らせないというわけではないもよう。それなら『過ぎた正義』と『右では殴らない』はやってほしいです。姫川玲子シリーズはどれも好きだけれど、この2作が特に好き。
 
過ぎた正義は倉田の独善思考が好き。殺人を犯した息子に“罰を与える決心を鈍らせない為に”反省の見られない重犯罪者を殺して廻る。
意味は分かるし理解もできるが、それを実行するのはイカれているとしか言いようがないし、その思考回路がそもそもイカれている。
そしてそれを倉田の行動を追うだけで言い当てる姫川。勝俣の言うように犯罪者の思想にシンクロしすぎて危険だ。
 
右では殴らないはなんといってもタイトルセンスが好き。最後の最後にタイトルの意味が分かる作品好き。アルジャーノンに花束をなんて、タイトルの意味が分かったとき鳥肌が立ちました。
そして右手を痛めて半べそかく姫川が凄く可愛い。
 
菊田に関しては、原作と違いこの回から姫川の下に配属されたようので、今後の二人の恋の行方がどうなるのか。気になるところです。
 
アニメのDVDを買うのはいつぶりだろうか。最後に買ったのは多分、恋風かエルフェンリート。調べてみると2004年。
じゅ……15年ぶりなのか……。
アニメはレンタルや有料動画サイトで済ませる私。なぜ15年ぶりにDVDを買ったのか。決まっているよね。続編を作ってほしいからだよ。
 
頼むッ!2期作ってくれッ!パンドラ、ペパーミント、エンブリオ、ハートレスレッドが観たいんやワイは!!
せめて劇場版で1作……ッ!お願いしますッ!17話でユージンちょびっと登場させたやろ!?パンドラ作る流れと違うんか!?流れなんだよッッ!!な!??
 
微々たるものですが、売り上げに貢献するので……。何卒……。何卒……ッッ!!

   スケアクロウ ピジョン

――案山子と鳩がか? 相性は悪いぞ?――
――案山子の相手は鴉よ。鳩じゃない――
 
 
ピジョンは統和機構というシステムに所属する合成人間。高速で移動できる能力を持ち、それを活かして構成員に伝令する伝書鳩としての役割を担っている少女です。
同じ合成人間であり探偵を隠れ蓑にしているスケアクロウと親しく、彼の入れてくれるコーヒーがお気に入り。
探偵事務所には似つかわしくないカップで飲んでいるところを見ると、ちゃっかりマイカップを置いているのでしょうか? 可愛すぎます。
コーヒーカップを持ちながら指を動かす仕草好き。こういう細かい部分いいですよね。
 
夜明けの1話。彼女はスケアクロウに合成人間である寺月恭一郎の身辺を探れという指令を伝えます。
寺月は統和機構が動きやすい環境を作る任務に就いていますが、どうやらいささか目立ち過ぎなもよう。
組織の為に働いた結果がこれか……。身内を疑いたくはないと、スケアクロウは愚痴をこぼします。
 
「人間じゃない私らは、ほかに生きる場所なんてないわ」
 
合成人間は生き方を選べない。嫌な任務であってもやらなければならない。
そんな遣る瀬無さをお互い感じながら、コーヒーの香りを味わうにも生きていなきゃいけないなと笑い合います。
笑い合った……はずなのになぁ……。

 

 
1話終盤。スケアクロウは一人の少女を救うために組織を裏切り、組織の刺客であるモ・マーダーにより処分。
……なんで?生きなきゃいけないって……。そう言ってたじゃん……。言ってたじゃんか……。
大事な人が死んでも世界は廻る。彼女は合成人間として任務をこなさなければなりませんでした。例えそれが、憎くて憎くてたまらないスケアクロウの仇が相手でも……。
悪態を吐くぐらいしか、出来ないんだよな……。
胸が苦しい……。
 
「人間になりたいと思わない?」
 
そんな時、現れたひとりの女。彼女の名は来生真希子。《世界の敵》フィアグール。
人の弱みを見抜く力を持つ彼女はピジョンに囁きます。復讐し、殉死するというのは甘くて美しいことだと……。
 
 
「スケアクロウの仇だッ!」
 
捨て駒だとしても構わない。復讐を果たせるのなら。
フィアグールの指示通り医者に扮し、モ・マーダーを罠に掛けた彼女。急所を抉られながらも、相手に致命傷を負わせます。
組織を裏切り、すぐにでも自分は死ぬだろう。だけど悔いはない。たとえ汚名でもいい。大好きな人と同じになれたのだから。
 
「ねぇ、スケアクロウ……私、天国に行けるかな……?」
 
現れたブギーポップにスケアクロウの面影を重ねるピジョン。彼女の問いにブギーポップは冷たく答えます。君は地獄行きだと。
でも、それは彼なりの優しさなんじゃないか。私はそう思うのです。
だって地獄行きを宣告された彼女は、生涯で最も美しい笑顔を心に浮かべて死んでいくのですから……。同じ罪を犯した私は、大好きな彼のいる地獄へ行けるのだと。
やばい、泣きそうになる……。
 
現在放送中のアニメ『賭ケグルイ××』にて、このようなセリフが出てきます。
 
「死に方を選ぶことは、生き方を選ぶことでもある。」
 
合成人間であるため生き方を選べなかった彼女が、最後は人として死に方を選んだ。スケアクロウと同じように。
決して天国へ行くことは出来ない。それでも彼と一緒なら、地獄の底でも怖くない。そんな想いで死んでいった彼女はきっと救われる思いだったに違いありません。
 
そして改めて1話を観て、気が付いたのです。気が付いて、しまったのです。
スケアクロウの死後、彼の事務所を片付けているピジョンの顔。パソコンを見つめるその表情がどんなものなのか……。
 
あぁ……。あぁ…………。彼女はどんな気持ちで、事務所を片付けていたのだろう……。どんな気持ちで 任務にあたっていたのだろう……。
なれない手付きで入れたであろう二人分のコーヒー……。美味しくないと思いながら飲んだのだろうと考えると、胸が詰まった……。
 
えっ? 夜明けのブギーポップ自体の感想? いろんな人がちゃんとした感想書いてるからそれ読め?
みんなスケアクロウやモ・マーダー。霧間誠一。水乃星透子の事ばかりで悲しいんや! だからワイはピジョンちゃんのことを語りたかったんや!
 
あっ、今日ブギーポップとかぐや様のCDの発売日やんけ。買わな。
※ 閲 覧 注 意!
 
先日、友人からラインが届きました。一枚の画像に一言添えて。
 
「熱い」
 
 
ふ……、フランケン・ふらん復活!? ま……ママまマジで!!? テンション爆上げなんだが!?
 
フランケン・ふらんとは、生物学の悪魔との異名を持つ斑木直光により造り出された人造人間・斑木ふらんが、その卓越した悪魔的な外科技術を用いて様々な依頼をこなしていくメディカル・ホラー漫画。
主人公である彼女はツギハギだらけで、頭から電極が生えているというフランケンシュタインの怪物を彷彿とさせる見た目をしていますが、命を何よりも大事にする心優しいお医者さん。
その腕前は凄まじく、比喩ではなく死者蘇生すら成し遂げる程。
 
非常に涙もろく、患者の身の上話を聞けばハラハラと涙を流し、患者のためならばとどんな無茶な手術でも引き受けます。
自身を造り出してくれた博士に偏愛を懐いており、彼の事となると少し暴走してしまうところが玉に瑕。そんなところも愛らしいです。好き。
しかし、そんな彼女にも致命的な欠点が。
 
倫理感がまっっったくないのです。
 
患者の願いを叶えることを最優先するため、その願いが無茶であればあるほど“どんな形であろうと”実現させてしまい、異常な事態を引き起こしてしまうことも少なくありません。
また、科学の発展を強く願っており好奇心も強いため、稀有な症例の患者がやってくると泣こうが叫ぼうが一切無視して解剖してしまうのです。
 
 
ケース1『BEAUTIFUL WORLD』
依頼人は落ち目の肖像画家。更には失明を宣告されてしまい失意の底。彼は縋る想いでふらんちゃんを頼ります。
目が見えなくなるのは辛いでしょう。不憫に思った彼女は快く手術を引き受けました。
しかし、せっかく治すのなら喜んでもらいたい。そう考えたふらんちゃんは“善意で”紫外線や赤外線・電波その他諸々が見えるよう手術を行います。
スペシャルアイを手に入れた彼には落ち目だったころの面影はありません。画家として返り咲き、後世へ名を残す巨匠となるのでした。めでたしめでたし。とはならないのがフランケン・ふらん。
ではどうなるのか。うん……。
 
発 狂 し ち ゃ う ん だ 。
 
ハイスペック過ぎて未知の存在まで視認できるようになってしまったのです。発狂しちゃうね当然だね。ものの見え方も180度変わってしまったのでなんの変哲もない物がおぞましく見えるようになってしまいました。あれこれどこかで見た話? そうだね沙耶の唄だね。
 
「芸術とはこんなシンプルで楽しいものだったんだ」
 
美が醜に。醜が美に。不気味に映る森を彷徨い歩く彼の前に、美しい少女がひとり。狂ってしまった世界の中で、ただひとつ見つけた美しい存在。彼の喜びはいかばかりか。察するに余りあります。
少女と共に暮らす様になった彼。あなたのおかげで彼女に出逢えました。そう言って見せてくれた少女の肖像画。
そこに描かれていたのは、健常な者が目にすれば背筋が凍ってしまうようなおぞましい『ナニカ』。
しかしふらんちゃんは何も言わず、ただ彼らを祝福し、物語は終了。イイハナシダナー(´;ω;`)
 
 
ケース2『BRAINS』
死んだ息子を生き返らせて欲しいという依頼を受けたふらんちゃん。息子を想う父の姿に胸打たれた彼女は快く依頼を引き受けます。しかし問題がひとつ。流石のふらんちゃんも死人を生き返らせるだなんて難しいのです。
死体の再生なんてお手のもの。しかし生前の記憶や個性の復活となれば話は別。依頼の内容は息子の蘇生です。同じ姿の別人を造り出すことではありません。彼女は試行錯誤に試行錯誤を重ねました。
そしてついに、息子の蘇生を果たしたのです。死人を生き返らせるだなんて、さすがはふらんちゃんだね☆
 
「問題は……どこに人間の定義をおくかよね。」
 
親子の再会を想い、ホロホロと涙を流す彼女。例えそれが、死んだ息子の頭と依頼人の頭をくっつけて互いの脳を繋ぎ、依頼人の脳みそを経由することにより息子の意識を復活させるだなんてキチ○イじみた蘇生方法だとしても、彼女にとっては依頼人の願いを完璧に叶えたアフターケアもバッチリ最高の施術。親子が喜んでくれていると信じて疑っていません。
 
「きっと博士は褒めて下さるわ!」
 
そう言って恍惚とした表情を浮かべるふらんちゃん。えっ……かわいい……。
えっ? そんなキチ○イじみた施術、依頼人が承諾しないだろって? えぇ、もちろんしていませんよ。勝手にやりましたから(ニッコリ)
 
 
あれっ? あなたなんだか、彼女を極悪非道の悪魔だとか思っていませんか?
違いますよ。何度も書きますが彼女は心優しいお医者さんです。彼女の行動原理はあくまで『善意』と『好奇心』なのであって、『悪意』は一切ありません。ないったらないのです。
次は私の一番好きな話。ふらんちゃんの優しさがよくわかるからここまで読んだなら読も!? な?
 
 
ケース3『SNOW LIGHT』
ふらんちゃんが街中を歩いていると、道端で泣いている少女がひとり。一体どうしたのでしょう。ふらんちゃんは声をかけました。
 
「お兄ちゃんが病気で……もう助からないって……」
 
少女の名はカヤちゃん。どうやらお兄ちゃんが心臓病を患っているらしいです。それは放ってはおけないとふらんちゃん。病院へと赴きました。
すると何故でしょう? 看護師絶句。医師からは侮蔑的な目で見られてしまいました。曰く、ここはお前のような化け物が来ていい場所ではない。とのこと。
はっ? 激おこなんだが?
 
しかし、医師の話によればすでにお兄ちゃんの手術は決定しており、担当医は移植術例400を超えるベテラン医師ジェドラル氏。確かに最善手。ふらんちゃんは素直に引き下がりました。引き下がったのですが……なんとジェドラルは車上荒らしに撃たれてしまい重体に……。
医師はいなくとも心臓は待ってくれません。手術は決まった以上行われます。経験の足りない誰かの手によって。
見過ごせないふらんちゃんは病院に食い下がりますが、結果は……。
自分にはお兄ちゃんを治す術があるのに、誰もそれを許してくれない……。申し訳なさそうにカヤちゃんに言います。
 
「大丈夫だよ。えらいお医者さんが病気でも、もっとえらいお医者さんがそれを治してあげればいいんだもん」
 
こともなげに言われたふらんちゃん。ポカン。そして大きな声で笑います。そうか。その手があったかと。
早速渡米しジェドラルの元へ。瀕死の彼を見ながらふらんちゃん。あなたに休んでる暇はないのよと怪しく笑い、メスを握るのでした。命は待ってくれないのだからしょうがないね☆
改造が施された彼は正にブラック・ジャック。手術は無事終了し、カヤちゃんのお兄ちゃんは快復へと向かうのでした。
 
 
5コマ目の表情ホント好き。尊い。ふらんちゃんは優しいお医者さん。はっきりわかんだね!
最近ですね、バーチャルユーチューバーという方々が人気なのですよ。3DCGなんかを使って動画を配信しているユーチューバー。可愛い女の子は勿論のこと、馬面やら狸の忍者やら骸骨やらとバラエティに富んだ面々が動画配信をしていて楽しいです。私もね、よく見ています。
なるたるのさとみにガチ恋してたクソザコ委員長ホント好き。なるたるの話したい。さとみの話したい。

そんなバーチャルユーチューバー達がわちゃわちゃするだけのアニメ『バーチャルさんはみている』が先日始まったので観てみたのですが、なんかですね、流し目で見ていたらですね、紅白歌合戦に出てくるようなのが出てきたんですよ。
こいつ↓



おう、お前見た目も声も小林幸子ソックリやな!





( º_º )

(つд⊂)ゴシゴシ

(; ・`д・´)チラッ




本人やんけ……(白目)

ま……まぁ小林幸子さんはポケモンやクレヨンしんちゃんの歌を歌っていたし……。ミュウツーの逆襲でも声優してたし……。うん! 大御所がバーチャルユーチューバーやってても何もおかしくないよな! 気を取り直して俺はかぐや様は告らせたいを観るぜ!

かぐや様は告らせたいは、告白した方が負けという考えのもと「好き」と言えない二人が、なんとか相手から告白させようと四苦八苦空回りするアニメ。天才たちの恋愛頭脳戦とサブタイトルの通り非常に頭が良いはずなのに、恋愛関係に関しては酷くポンコツ。せこせこと弄した小細工がすべて空回りする様が面白いです。

例1
かぐや「貰ったラブレターを見せて、白銀の気を引くわ!」
白銀ではなく千花の気を引いてしまう
違う、そうじゃない

例2
かぐや、白銀にタコさんウィンナーをちょうだいと言い出せず凝視
白銀がみすぼらしい弁当だと馬鹿にされていると勘違い。
違う、そうじゃない

例3
かぐや、翌日勇気を振り絞って高級食材をふんだんに使った弁当でタコさんウィンナーの交換を持ちかける。
白銀、高級すぎて交換を辞退




アニメが始まり、ナレーションからのOP。
「おっ、なんか90年代感あるやん! ラッツ&スターの歌みたいでワイは好きやで!」





( º_º )

(つд⊂)ゴシゴシ

(; ・`д・´)チラッ




な に し て ん で す か ! ?

本っっっっ人じゃねぇかッッ!! ラブソングの帝王だからってラブコメアニメのOP歌わせればいいってもんじゃねぇだろありがとうございます! 大ファンです! ありがとうございます!!

サビに入る部分のかぐや様のバレエの動きすごく好き。

《人を喰うもの》により学園の生徒たちが殺されるという事件が発生。それを解決するため、宮下藤花に眠るもう一つの人格《ブギーポップ》が浮かび上がるのだった――。
 
去年に制作が発表された時から、今か今かと待ちわびたアニメがようやく始まったのです。
ブギーポップは笑わない。
 
 
もう咽び泣くしかない。私が初めて読んだラノベなだけに感動もひとしお。1話で竹田とブギーポップが対談しているのを観たときには「ほぁあッッ!」とか変な声が出そうになりました出ました。ブギーポップの左右非対称な表情も描かれていて私は満足です。
 

 
 
2話はマンティコアが可愛い。人食いの化け物なのに中身が乙女過ぎる。
でもかわいらしい表情を浮かべながら喋っている内容は人間を麻薬製造の奴隷人形に変えようとかいうクソ外道。だがそこがいい。
人食いの名を持つ彼女だけれど、ブギーポップが倒そうとしている《人を喰うもの》はマンティコアではなく、実はマンティコアと行動を共にする一介の高校生に過ぎないはずの早乙女。
たかが高校生の彼こそが世界を滅ぼす可能性のある《世界の敵》なのだから恐ろしい。
 
 
 
そして上遠野作品を読んでいると気が付いてくる紙木城直子の特異性。会話の成り立たないはずのエコーズの声を聴くことのできる恐らく唯一の存在。歪曲王の存在すらおぼろげながらも感じ取っている。ヤバイ。ヤバイ以外の語彙が行方不明になるレベルでヤバイ。
好きなキャラなだけに、マンティコアに殺されるシーンは軽くないショックを受けた。原作も、アニメも。
 
 
そしてOPがカッコよすぎる。幼女戦記の時にも感じたけれど、MYTH & ROIDの曲はいいね。
オタクではない人からはオタクに見えるというのは理解しているのでいちいち「オタクじゃねぇよ」だなんて否定したりはしません。漫画・アニメばかり見ていますし、フィギュアも飾っているのでそりゃあオタク扱いされます。
しかしオタクではないのです。私は。決して。
 
個人的に知識が伴っていなければオタクではないと思っています。例えばアニメ監督の名前を聞いただけで手掛けた作品をスラスラ言えたりだとか。例えばキャラクターのプロフィールをスラスラ言えたりだとか。そういうのがオタクです。
私はそんな高いレベルの知識なんて持ち合わせていません。だから私はオタクたり得ないのです。
私はただの漫画好き。オタクではございませんのことよ。
 
 
今日はイントロクイズ番組『ドレミファドン!』が放送されています。ドレミファドン!好きです。前は放送される度に母親と勝負して盛り上がったものでした。白熱です。楽しかったです。
番組のワンコーナーにアニメイントロがあるのですが、まぁ普通に全問正解しましたけど何か? えっ? アニメオタクだろって?
いや、義務教育レベルのクイズだったんだが……。だってこのアニソンですよ?
 
サザエさん
千と千尋の神隠し
アルプスの少女ハイジ
キャッツ・アイ
みゆき
タッチ
ムーミン
ハクション大魔王
セーラームーン
ベルサイユのばら
キン肉マン
いなかっぺ大将
北斗の拳
マジンガーZ
名探偵コナン
妖怪ウォッチ
トトロ
ちびまる子ちゃん
 
うん。私世代なら普通に答えられるよね。良い国作ろう鎌倉幕府並に義務教育レベルだと思うよ。←んなわきゃない
因みに鎌倉幕府成立は実は1185年らしいよ。だから今では1185(いいはこ)作ろう鎌倉幕府って覚えるらしいよ。
 
 
あっ、あけましておめでとうございます。
ケイゾクというドラマがあるのです。私の好きな。

90年代に放送されていた刑事ドラマで、未解決事件の“継続”捜査を担当する部署に配属されたキャリアの柴田純が、元公安の叩き上げ刑事・真山徹と共に事件解決していくといった内容。
序盤はコミカルながらも陰鬱な雰囲気で、他の刑事ドラマとは違った後味の悪さが特徴です。刑事ドラマで一番好き。

柴田は東大法学部を首席で卒業したほどの頭脳を持つ女性で、父親の持ち帰ってきていた捜査資料を読んだだけで犯人を特定していた程。物語には関係ないが、3億円事件の犯人も突き止めている。
天才故どこかズレており、事件当事者から密室殺人などのミステリアスな事件の概要を聞くと「エクセレント」などと恍惚な表情を浮かべる。その都度真山から「しーばーたー?」とツッコまれるのはお約束。

真山はぶっきらぼうかつシニカルな人物で、とある事情から犯罪者を憎悪している。被疑者を必要以上に罵るくらいならまだいい方で、時には暴力を振るい周りから止められることも。
物語後半では真山と快楽殺人犯・朝倉との因縁を主軸にしており、前半でのコミカルさが鳴りを潜めてひたすらにシリアス。前半でもシリアスさはあったけれど、コミカルさも多かったから安心して観られ……いやないな。
冷凍倉庫に閉じ込められた時に「開けてー!開けてぇぇッッ!!」と叫ぶ真山さんは可愛すぎていかん。笑える。


それでですね。YouTubeを観ていたらアコムのCMが流れたのですよ。渡部篤郎がロッカーから飛び出すだけという金貸しとなんの関係があるのか分からないCM。



これですね。ケイゾクを思い出したのは私だけでしょうかね。多分違うよね。絶対いると思う。
下の動画のシーン、真山さん怖すぎでしょ。真山さんの狂気さが如実に現れてる。開けるロッカーを間違ってしまうお茶目さも含めて『真山徹』という人物がよく分かります。

「いいよー?」

「いいよォォッッ!!」

怖い(確信)



凄腕の医師の被疑者に「俺を逮捕したら俺の手術を待っている人が何人も死ぬぞ」と言われて問答無用で蹴飛ばして「人殺しは人殺しだ」と逮捕するシーンや、復讐を果たした母親に「パパを殺した犯人を、ママが殺しましたと。立派なことをやりましたと。ちゃんとこの子に伝えてやれ!」と子供の前で恫喝するシーンも好き。
「同情できる部分? あるよ? でもそれとこれとは別だろ」と言わんばかりに殺人を許さない真山さんほんと好き。

というかこの頃の渡部篤郎の演技凄く好き。ストーカー〜逃げ切れぬ愛〜の三枝辰也なんかインパクト凄かったし、ラビリンス野崎悠一郎も格好良かった。

胸が1時間くらい痛くてついに我慢できず救急コール。これは恋か? とか言っている余裕はない。まじキツイ。

でも診断結果はただの肋間神経痛。胸が痛かったとはいえ、肋間神経痛で救急車を呼んで申し訳ないことです。
 
でもそれは結果論ですし、そんなことを書くと胸が痛くても救急車を呼んではいけないのかとなってしまうのでやっぱり呼んで良かったのでしょう。