《人を喰うもの》により学園の生徒たちが殺されるという事件が発生。それを解決するため、宮下藤花に眠るもう一つの人格《ブギーポップ》が浮かび上がるのだった――。
 
去年に制作が発表された時から、今か今かと待ちわびたアニメがようやく始まったのです。
ブギーポップは笑わない。
 
 
もう咽び泣くしかない。私が初めて読んだラノベなだけに感動もひとしお。1話で竹田とブギーポップが対談しているのを観たときには「ほぁあッッ!」とか変な声が出そうになりました出ました。ブギーポップの左右非対称な表情も描かれていて私は満足です。
 

 
 
2話はマンティコアが可愛い。人食いの化け物なのに中身が乙女過ぎる。
でもかわいらしい表情を浮かべながら喋っている内容は人間を麻薬製造の奴隷人形に変えようとかいうクソ外道。だがそこがいい。
人食いの名を持つ彼女だけれど、ブギーポップが倒そうとしている《人を喰うもの》はマンティコアではなく、実はマンティコアと行動を共にする一介の高校生に過ぎないはずの早乙女。
たかが高校生の彼こそが世界を滅ぼす可能性のある《世界の敵》なのだから恐ろしい。
 
 
 
そして上遠野作品を読んでいると気が付いてくる紙木城直子の特異性。会話の成り立たないはずのエコーズの声を聴くことのできる恐らく唯一の存在。歪曲王の存在すらおぼろげながらも感じ取っている。ヤバイ。ヤバイ以外の語彙が行方不明になるレベルでヤバイ。
好きなキャラなだけに、マンティコアに殺されるシーンは軽くないショックを受けた。原作も、アニメも。
 
 
そしてOPがカッコよすぎる。幼女戦記の時にも感じたけれど、MYTH & ROIDの曲はいいね。