世の中の流れとして
相手の考えや気持ちを大事にしよう
尊重しようとする傾向がありますよね。
「あなたの好きにしたらいいよ。」
「あなたのやりたいようにやっていいよ。」
それはとても大事な関わり方だと思うのですが
その言葉
心配で言っているか
信頼で言っているかで
相手に伝わるものが
変わりますよ～！！
例えば
自分は「子どもに大学に行って欲しい」
と思っているのに
子どもは「高卒にする」と言っているとします。
その時
散々話し合って
先生や周りの人の助言もあったけれど
子どもの意思がとても固い場合
「まあ、この子の人生だから
好きにしたらいいよ。」
と思うことも、あると思うんです。
その時にね
一瞬はそれでラクになるけれど
またしばらくすると
「やっぱり大学に行きなよ」
「なんで大学へ行かないの？！」
と相手に言いたくなる思いが
出て来る場合
子どものその選択が心配過ぎて
見ていられないから
「好きにしていいよ」と
言っている可能性があるんです。
匙を投げると言うか
「勝手にすれば」という
投げやりな雰囲気。
ほら、幼い頃に
子ども「お菓子買って～！」
大人「ダメ！今日は買わないよ！」
子ども「買って！買って！」
大人「もう、好きにしなさい！」
っていう、やりとりを
したことありません？？
あんな感じ。
この場合
相手に何が伝わるかと言うと
「突き放された」
「嫌われた」
「大学行かないとダメなんだ」
「呆れられた」
という感覚が伝わるんですよね。
じゃあ、
本当に「好きにしたらいいよ。」
と思えている状態ってどんな感じか。
それは
「自分は
大学へ行って欲しいと思っている。
でも
例え子どもが大学へ行かなかったとしても
この子がそれで不幸になるとも限らない。
それにもし
あの子はこの選択で
傷ついたり後悔したとしても
きっとあの子なら立ち直れるし
いくらだって人生やり直せるから大丈夫。
あの子は
一体どんな人生歩むんだろう？？」
そんな風に心から
思えている状態なんですよね。
それが信頼から伝えている
「好きにしたらいいよ」
なんです。
相手に期待するとしんどくなるけれど、信頼するとゆとりが出るよ～。
信頼から伝えている時は
子どもが「やっぱり大学行くよ！」
と言っても
本当に好きにしたらいいと思っているから
「そうなんだね」
と淡々と受け止められるし
大学へ行かなかったとしても
「これからどんなことするの？？」
と相手の考えや選択を
ワクワクして聴けるんですよ。
この時
相手には
「自分のことを応援してくれている」
「自分を信じてくれている」
「見守ってくれている」
「困ったらちゃんと助けてもらえる」
と信頼感が伝わるんですよね。
今の風潮では
「相手を尊重しましょう」
「相手が自分で選ぶことが大事です」
など相手の考えや気持ちが
優先されることが多いですが
その優先の仕方が
心配なのか信頼なのか
それによって
相手に伝わるものも全然違うので
自分はどちらから言っているのか
よく観察してみてくださいね～！
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