支援者さん達の研修をさせて頂いた時
よく頂くのが
「傾聴は共感するのとは
違うんですか?」
と言うご質問なのですが
私は
傾聴と共感は違います!
傾聴は
自分の価値観や思い・考えよりも
「相手の価値観や思い・考えは
なんだろう??」
と興味を持って話を聴くこと
なんですよね。
一方、共感は
あなたの意見や感情に
「その通りだ」と感じること。
そうするとですよ?
例えば
子どものことが大好きで
ずっとそばにいたい!
と思っている支援者さんが
子育てに悩んでいる人の話を聴いているとします。
「私、子どもが本当にかわいくないんです!!
もう今すぐ誰かに預けたい!!」
って悩んでいるお母さんが言ったとしたら
この支援者さんが共感するとしたら、
こうなります。
↓
「そうそう!わかる!
子どもって本当にかわいくないよね~!
私も今すぐ預けると思うわ~!」
って言えないわっっ!
だって
その支援者さんは
子どものこと、大好きで
ずっとそばにいたいくらいなんだもん。
これを言ったら
この支援者さんは
ウソを言うことになるじゃないですか。
もちろん、子育てに悩んだ
似たような経験があれば
「そう思いたくなる時ってあるよね。
わかるよ。」
とは言えるかも知れないけれど。
でも
その人と同じ感情・意見だよ。
その通りだと思うよ。
と思えるものしか共感できないわけです。
そうすると
この記事にも書きましたが
相手の話に「わかる~!」と共感ばかりしない方がいいと私が思うワケ
自分に理解できない感情や違う意見だった時
「(本当は違うと思っているけれど)
うん、そうよね」
と言わなくてはならなくなる。
これが
相手からの不信感に
繋がるんですよ~。
なぜなら
人は言っていることよりも
どの状態で言っているか
の方が伝わるから。
「これをしないと〇〇させるよ!」はダメ? その効果を考えて使ってみよう
「ああ、この人は口ではこう言っているけれど
本音は違うんだろうな。」
「心の底では、
『ちゃんと育児しなさいよ』って
思っているんだろうな」
って伝わるんです。
/
じゃあ
自分の思いや考えは言わずに
「うんうん」って聴いていたらいいの?
\
と言うと、
どのスタンスで聴くか
が大事でね
同じ「うんうん」でも
「聞き流して聴いているか」
「興味を持って聴いているか」
は相手にも伝わります。
自分の話を聞きき流されたら
話す気をなくすけれど
興味を持って話を聴いてもらえたら
嬉しいもの。
なので
相手の話に興味を持って
話を聴くのがいいと思います~。
/
自分の話の聴き方は
傾聴になっている?
それとも
共感になっている?
客観的に知りたい!
\
という方は
【コーチング個別講座】 へどうぞ!
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