お店に行って買い物する時
店員さんの対応で
買う気になったり買う気が失せたり
したことありませんか～？？
私は先日
お店に入る前までは
全くその場で買う気はなかったのに
なぜかすんなり
「今買おう」と思えた
店員さんがいたんですよ！！
どうして
その店員さんから買いたくなったのか
それを書いてみようと思います。
買い物に行った場所はカバン屋さん。
長女がリュックを欲しがったからでした。
リュックは必要なのですが
長女が欲しがるリュックは
私も似たようなものを持っていたので
お店で大きさを確認して、
家にあるリュックが小さいようだったら
また買いに来よう。
だから
あくまでも今日は
候補のリュックの大きさを
確認するための下見ね！
と念押しをして長女も合意のもと
カバン屋さんに行きました。
で、カバン屋さんに入って
グルっと一周すると
長女が好みのリュックを発見。
「お母さん、コレがいい！」
「OK！じゃあ、内容量を覚えて帰ろう。」
と言うやり取りをしていたら
店員さんが
「向こうにもありますよ」
みたいなことを長女に話かけたようです。
（私はマスクで良く聞こえなかった）
で、
その店員さんは
そこからが凄かった！！
長女が手に取っているリュックを見て
「このリュックは色がこの４色なんです」
と見たらわかるくらいの軽い内容で話しかけ
買う人に警戒心を抱かせない距離感で
知識を提供し
「このメーカーの人気の色は赤と黒なので、
みんなと同じにならない方がいい場合は
こちらの紫とピンクがおススメですよ」
と長女くらいの年頃の子が
買う時の判断基準になりそうなことを提案し
「このリュックは肩の紐のつけ方が
このようになっているので、
疲れにくくなっているんです。
これと同じような構造になっている
他のリュックはこちらです」
カバン好きでないと気が付かない
専門的な知識を伝え
「このリュックは
入れる場所が４か所あります。
このようになっているので、
ここにはペットボトルが入れやすいですし
ノートはこちらが取り出しやすいですね。」
使う人がそのリュックを使っている場面を
イメージできることを伝えるんですよ！
でね、更にスゴイのが
私達は一言も
「誰が何のために使う
リュックを探しているか」
を伝えていないのに
私と長女の様子から
そのリュックについて
分かりやすく簡潔に
説明してくれたこと！！
もちろん
「どのようなリュックをお探しですか？」
とも聞かれませんでした。
これは
相当な観察力と洞察力
それに
要点を簡潔にまとめて
相手に伝える力
がないとできません。
なので私が
「こちらのリュックは
同じメーカーですが形が違いますね」
と言えば
「そうなんです。
こちらは四角く、
上から物を入れやすくなっています。
下の部分が別になっているので
シューズを入れたりできるんです。
でも、高さがその分低くなっています。」
とそのリュックの特徴の
良いところと悪いところの
両方を伝えてくれるし
私と長女が「どうする？」と
相談している間は
決して会話に入らず
半歩下がって気配を消して
答えが出るのを待っていたんですよ。
こんな風に
☑ 買う人が何を聴きたくなるのか
☑ 何を知ったら買う人の判断材料になるのか
☑ 主体は買う人であって店員さんはサポート
であることを考えて話しているのが
伝わってくるんですよね。
”何かご相談があれば
いつでも聴かせくださいね”
と決して出過ぎず、心を向けてそばにいる。
これがとても居心地よくて、ビックリ！
人は知識があったらたくさん伝えたくなって
相手にとっては情報過多になってしまい
かえって選びにくくなることもあります。
かと言って
何も情報を入れないと
買う人の主観で買うことになるので
買う幅が広がらず
お店で買う良さが半減します。
それに
多くの店員さんは
「この人、もう一息で買うかも！」と思った時
「最後の１つですよ！」
「これ、便利なんですよ！」
などと最後に一押しするんです。
でも、
この店員さんはそれもしなかったんですよね。
本当は買わずに検討しようと思ったんだけど
この店員さんの地に足がついた丁寧な対応が
買う人をとても大事にしてくださっている感じがして
すんなり買いたくなった出来事でした。
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