冷蔵庫が壊れて買いに行った時、電気屋さんで2人の店員さんに出会いました。
1人は、話をしたら、買いたくなくなった店員さんでした。
もう1人は、話をしたら、買いたくなった店員さん。
その違いは、たった一言だったのです。
今日はそのお話。
先日、冷蔵庫の製氷室を開けたら、コロコロとした氷はなく、
一面、氷の板が張り付き、スケートリンクが出来上がっていて
暫し冷蔵庫の前で固まっていた私。
え…何これ…
これはもうすぐに冷蔵庫を買い替えないと、
冷凍庫全てが機能しなくなって、エライことになるかも!
と急遽、旦那と一緒に電気屋さんへ行きました。
そこで出会った販売員Aさん(仮)とどんな冷蔵庫がいいか聞いてみることに。
A 「どんな冷蔵庫をお探しですか?」
私 「野菜室が真ん中にあるタイプがいいんです。
でも最近野菜室は、一番下のタイプが多いと聞いて、それが家に入るサイズか、心配です」
A 「あ!野菜室が一番したのタイプはこれのみですね。」
と一台の冷蔵庫を案内してくれて検討。
う~ん…悪くないけど、これだけなのかあ…。
サイズもう少し大きいのがいいなあ…。
そう話したら
A 「それでしたら、こちらがいいですよ!
なんとペットボトルが縦に5本も入って…!」
私 「う~ん…ペットボトルとか、ウチ、そんなに入れないんですよね…。
それよりも、他のものがたくさん入る方が…」
A 「いや!これからお子さん大きくなるとペットボトルの消費が早いですよ!
夏なんかは、すぐに消費されますし!
なんと2リットルのペットボトルが、このように…」
って、いかにこの冷蔵庫がオススメなのかの説明しているけどね
ウチには、ペットボトルがたくさん入らなくていい
って言っているじゃん!!
…と、思ったのでこの店で買う気が失せたのです…(T_T)
そういうことを言っているんじゃないんだよ…
買う気が失せた理由は
私が欲しい訴えを全く聞いてくれていない。
…って言うか…
要するに、
その冷蔵庫を売りたいんでしょ。
というのが丸わかりだったからです。
私のことを全く考えてくれていないのね!
ということが伝わって来た途端
旦那と”もうここでは買うの止めよう”と目で合図して
検討します、と言ってお店を出たその足で、次の電気屋さんへGO!
ぶっぶ~
そこで出会った販売員Bさん(仮)とどんな冷蔵庫がいいか聞いてみることに。
B 「どんな冷蔵庫をお探しですか?」
私 「野菜室が真ん中にあるタイプがいいんです。
でも、さっきも別のお店で見たら1つしかなくて…」
B 「そうでしたか。
では、どんなライフスタイルがお好みですか?」
え?ライフスタイル???
「はい。冷蔵庫は奥様が使われることが多いです。
奥様がどのように過ごされるか、
そのおうちのライフスタイルに合った家電が大事です。」
そう言われると…
あまり買い物はしないから冷凍庫が大きい方がいいし、
飲み物はたくさん飲まないからペットボトル入れるところは少なくていいし
(Aさんのお陰で選ぶ参考になった(笑))
でも、出来るだけ内容量は大きい方がいいな~。
あ、あと野菜室も真ん中の方が…
↑まだ言ってる
そう伝えたら
私の言ったことに応える何台かの冷蔵庫を案内しながら、
それぞれのメリットとデメリットを伝えてくれたのです。
あの~毎日ドーナツが食べられればいいです…
結局、予算よりちょっと高かったけれど
納得の一台に出会えたから、それを買うことにしました。
なぜなら
私の欲しいものを
一緒に考えてくれていることが伝わってきたし
その勧めてくれるものが、
どれも納得するものだったからです。
話てみると、私の野菜室が真ん中がいい!のこだわりは、
好みのライフスタイルを聞かれたら、全然優先順位が低いことがわかり(笑)
冷蔵庫だけじゃなく、日常で大事なことから欲しい冷蔵庫が見えてきて
野菜室が一番下でも全く気にならないことも判明。
これだ~!!
この人から買いたい!と思うのは
①使う人のことを思い、話を聴いて
②その後に、プロとしての知識を入れてくれる。
③そして何を選ぶかは本人。
その順番と姿勢はとても重要!!
そして、
④本人の納得感はどこにあるのか、に寄り添うことも大事!!
何を聞くかによって結果が大きく変わります。
まさに視点を変える質問!!
あの人多分…コーチング知っているなと思った出来事でした。