これが嫌だった!こうして欲しかった!は本音じゃない① ~本音はどこ?~
の続き
次女が文句を言っている時、長女は次女の言葉を受け止めていましたが
次女が本音を言うことで、長女の本音も伝えるようになります。
それはなぜでしょう?
例えば、
誰かが「じ、実はさ…」とちょっと言いにくい話を始めたら
「実は…私も…」と話したくなったことありませんか?
人は相手が心を開いてくれた、と思っただけ、
自分も心を開いていいと思えるものだからです。
だから自分が本音を伝えれば、
相手も本音を話してくれる可能性が高くなるのです。
長女と次女の会話もそれが起きていたように感じました。
では、会話の続きを見てみましょう。
長 「…これは私の問題なんだけどさあ、
正直、次女が羨ましいんだよ。
私の時は次女の年齢でYouTubeは見られなかった。
お母さんやお父さんに頼めなかった。
でも次女は私に言えば見せてもらえるでしょ?
今から思えば、別にお父さんやお母さんに言えばよかったし、
あの時はそう思わなかったから仕方ないんだけどさ。」
私 「ずっと見たかったんだね。
最後の方は、お母さんに『YouTube見せて』って
頼めるようになったけどね。」
長 「うん。
でも今はみんなが見ていた分を、取り戻している感じなんだ」
次 「…じゃあ、もうYouTube見せてって言わない…(--;)」
私 「いや、そうじゃなくていいんじゃないかな。
お互いの本音がわかったところで、
両方の本音を叶える方法を見つけたらいいと思うんだよね。」
そこから、
●長女の機嫌が良い時・悪い時はどんな時か
●次女が遊びたくなる時・遊びたくない時はどんな時か
●長女の態度は次女が嫌いになったからではない(ただの思春期の症状)
●YouTube以外に一緒に笑い合えることは、何か
などを話し合いました。
結論は、「いついつ、こうしよう」というところには至りませんでしたが
お互いに相手の思いを頭の片隅に置いて
余裕がある時はそれに応えてみよう。
という話で落ち着きました。
大事なのはお互いの思いや考えを知ることで
自分が相手に出来ることを考えること。
そのためには
相手の本音を知ることが必要ですが、
本音は自分が隠しているのに
相手に「出してよ!」と詰め寄っても、
出してくれるものではありません。
自分が出すと相手も出しやすくなるものだと
私は思います。
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