病気や障がいの子どもの入院にはチャンスがある | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー

山本峰司(たかし)です。


長男と次男が口唇口蓋裂(こうしんこうがいれつ)という病状です。

次男はダウン症,、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)もあります。


そして、妻も口唇口蓋裂です。


次男が口蓋裂の手術のために入院して5日目となります。入院はもう数えきれないくらいしているので、ある意味慣れました。


でも、当然ですけど、入院って親子ともども嫌ですよね~


まず、隔離されていて「牢屋」にいるみたい。(入ったことないですけど)


外の景色は見られても同じ風景ですし、窓側が北側だと日も差さないのでそれだけで気分が滅入ります。


食事は出されたものしか食べられないので、子どもがそれを食べなければ心配になります。


更に、自分の食事は毎食弁当はさすがに飽きます。


子どもは檻(おり)の中に閉じ込められ、自由を奪われるのでストレスたまって、泣いたり大声出したり、ベッドをたたいたり・・・


そして、何よりも隣の病室の人へ気をつかいます。


プライバシーも気になるし、カーテンをしめっぱなっしにしていると、更に閉塞感が増します。



でも、そんな入院生活の中で人生が変わるチャンスはあるのです。


それは、入院中の患者親子と親しくなる、ということです。


入院されている方で経験がある方も多いかもしれませんが、同じ病気や病気は違っても同じ病院に入院している人、何度も病院で会う人とは、親近感が生まれてなかよくなるってことがありませんか。


そして、親しくなってお互いのお子さんの病気のことを話したり、病院で気になることを相談しあったり、夫や姑の悪口で盛り上がったり、お互いに関心あることを話し合ったりして、退院後もおつきあいするケースに発展することもあります。



でも、人見知りだし、恥かしいし、気持ちはあっても親しくなんか慣れない・・・という方もいるでしょう。


どこで、知り合うのか???それは無限にあります。


・同じ病室

・プレールーム

・廊下

・洗面所

・ミルクを作る部屋

・オムツを捨てる場所

・休憩室・待合室

・診察室

・売店

・・・


そして、


・よく会う、すれ違う

・共通点がある


そう、この共通点がポイントです。


・同じ病気

・同じ科、同じ先生

・同じ(近い)月齢で同じ性別

・子どもが良く泣く

・子どもが好きな絵本のタイプ・作家が同じ

・子どもの好きなおもちゃが同じ

・食べ物やデザートの嗜好が同じ

・ファッション、身に着けているアクセサリー等の趣味が同じ


・・・


何か共通点がないか、意識してみましょう。


しかし、そんなものがなくても、


相手の子どもさんに興味を持ち、お子さんを通じて話をするのが一番かもしれません。


ムリせず、感じたことを、感じるままに、やさしい気持ちで、我が子のようにかわいいと思えた時に自然と出るといいですね。


だいたい、〇〇くんのママ、△▽ちゃんのママ、とか呼び合い、そのまま相手の名字はともかく、名前も知らずに退院ってことも多いようですけど・・・


妻の会話を聞いているとおもしろいことがありました。


ママの間で、先生のあだ名がついているのです。

おそろしーショック! とこれは客観的にみると、なのですけど、それは愛嬌のようですね。


更にびっくりしたのは、先生が結婚したりお子さんが生まれたりしたことなどを診察や往診の時に聞き出すママがいて、それをみんなで話し合っていたり・・・


あと、イケメン先生の噂をしたり・・・


そんな話で盛り上がり、孤立した入院生活をエンジョイしているママも多いようです。


子どもを通じて、親が違う親と知り合い、治療や今後のことについて情報交換できたり、その後に再会する機会を作れたら、子どもにとっても入院・病気という同じ立場を過ごし、がんばった者同士で絆は深まると思います。


だから、ボクは入院のしんどさのなかにも、チャンスはあると思うのです。


そして、以下のことをしてみてほしいです。


・病室のカーテンをたまには開けて、空気を入れる

・部屋の外に出られるなら、その機会を増やす

・一人でいいから、入院中に知り合いを作ろうと決める

・観察して感じたことを話しかけたり質問してみる


声のかけ方って、最初から踏み込み過ぎると失礼にあたることもあり難しいですけど、相手の表情や反応お五感を使いながら、接していくと雰囲気がわかってきます。


入院中のみなさま、これから入院予定のみなさま、入院生活をエンジョイしましょう!


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