自分の気持ちを伝える | 障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がい児のママ&パパ専門カウンセラー 山本峰司

障がいや病気を持つお子さんは、病院での治療や手術に伴う入通院、または福祉施設での療育、訓練等があります。それだけでも精神的にツラい想いをされている人がたくさんいると思います。夫婦で支え合い子育てできるように、ボク自身の経験を含めて綴ります。

ボクは、これまで、話し合うことが

大切だと思ってきました。


しかし、どうもしっくりこなかったのです。




それで、気づいたことは、

「自分の思いを伝え、

相手の声に耳を傾ける」

ということです。




「自分の思いを伝える」って

どういうことでしょうか。




相手に「伝えて」も、「伝わって」いるか

どうかは別のようです。




自分が伝えたから、相手が理解しているか、

納得しているか、共感しているか、は全く

関係ないのです。




そんな「当たり前のこと」がわかっていな

かったから苦しかったことがあります。




自分の思いを伝える時には

「事実」と「自分の気持ち」を

分ける必要があります。




例えば、



きれいに皿洗いができない夫に対して、

自分の気持ちを伝える場合、




事実は

・「洗った皿が汚れているよね」

・「洗剤がまだ皿についているよね」

・「汚れたふきんで皿を拭いていたね」

ということです。




それに対して、自分の気持ちは

・「気持ち悪かったな」

・「洗剤を食べたらどうしよう?」

・「ばい菌が口の中に入りそうで心配」

ということです。




それなのに、

・「もー汚いわねー、最悪!」

・「二度手間、仕事増やさないで」

・「これで病気になったらどうするの?」

とか言ってしまうことがあります。




相手は、

・「せっかくしたのに、なんなんだ!」

・「もう二度としない。自分でやれば」

・「そんな言い方しなくてもいいのに!」

と感じてしまいます。




その行為の良し悪しはありますが、

どう相手に伝えるか、を大切にしなければ、

伝えたいことが、伝わらないのです。




そして、どんな夫婦でもすべての価値観が

一緒と言う人はありえない、のです。




このような細かい生活の一部で、

話し合い方を大切にできるといいですね。



あなたは、自分の気持ちを伝えていますか?