立秋も次候、来週は「処暑」です。処暑とは暑さが落ち着き始める頃という意味合いですが、今週末から、猛暑が復活だそうです。それでも朝晩が涼しければいいのですが、熱帯夜も続きそうです。あと1か月~2か月は暑いのでしょうね。
さて・・・
小さな子供が悪いことをした。
でも
本人はまったく悪気がない。
こういう時に怒っても意味がありません。
なぜ悪いのかを教えるほかないのです。
大人になると悪いことの自覚が芽生えます。
悪いことをして謝らないと心が病みます。
体も病みます。
ああ悪いことをしたと
本人が分かっているからです。
たまに
大人なのに悪気のない人がいます。
周りから見たら明らかなのに
本人はまったく悪気がない。
だから
謝っても心がこもってない。
悪気がないから
心も晴れ晴れ。
体も健康。
顔もツヤツヤ。
腹立たしいったらありゃしません。
さてさて・・・
お金を稼ぐには
スキルや努力に加えて割り切りが必要である。
他のすべてを犠牲にしてでも大金を稼ぐ。
金持ちになるためなら何でもやる。
お金儲けが優先順位の第一位だと断言できる。
これくらい割り切れる人は
間違いなくお金儲けに成功するだろう。
もちろん
違法なことはダメだが、
逆に言えば
違法でなければ何でもOKというスタンス。
顧客の期待を裏切っても、
多くの友人を失っても、
親戚と疎遠になったとしても、
お金が稼げればいい。
「そんな悪いことをしなくても、お金は稼げるぞ」
・・・という人もいるだろう。
もちろん
すべてのお金持ちが悪いことをしているわけではないし、
長期的に見れば利他的な人が豊かになっていく。
だが
割り切ることが金儲けの近道であることは事実である。
人から嫌われないか。
人からどう思われるか。
嫌らしいやつだと思われないか。と、
普通の人間は考える。
しかし
お金第一の人は
これを考えない。
そして
感じない。
むしろ
相手のためにやっているのだ。
感謝こそされ恨まれる筋合いなどない。
それが
分からない人は離れていってくれて結構。
そう
信じ込んで割り切っている。
社員が
傷ついていようが、
疲れ果てていようが、
気にならない。
結果が出ないのは努力が足りないからだ。
折れるのは心が弱いからだ。
顧客に迷惑などかかるはずがない。
心から
そう信じられる人は強い。
金儲けに悪気がない。
気持ちが揺るがない。
そうやって
財を成した人はたくさんいる。
だがその時代は
もう終わろうとしている。
「そんなやり方は長続きがしない」と
昔から言われているが、
長続きの期間がどんどん短くなっていく。
その最大の理由は
社員をコントロールできないことである。
内部告発は当たり前。
ビジョンという名の
数値目標など追いかけてもくれない。
お金でついてくる社員だけだと
サービスは劣化する。
お金では
ついていけない社員は
会社を去っていく。
去っていくだけではなく
SNS に投稿する。
一旦信頼を失えば
顧客は離れていくし、
集客や採用には
莫大なコストがかかる。
割り切って金儲けを優先する経営は
最も効率の悪い経営になりつつあるのだ。
築き上げたビジネスモデルが一瞬で崩れ去り、
お金でつながっていた組織も一瞬で崩壊し、
資金力で手に入れた知名度は
一瞬でマイナスブランドへと変わる。
金儲けの何が悪いのかと割り切った経営は、
まともな社員から見放され、
最終的には
お金からも見放されるのである。
少し前ですが、
ビッグモーターの社長会見に驚いた人は多いでしょう。
なぜ?こんなことを言ってしまうのか。
なぜ?こんなにも謝罪のセンスが悪いのか。
顧客に対する裏切りでした。
すべては私の責任です。
・・・と言わなければならないところ。
ゴルフに対する冒涜だ!
すべて現場が勝手にやりました。
・・・と言ってしまったわけです。
センスが悪い。
常識がない。
今どきのコンプラが分かっていない。
などなど、
いろんな意見があるでしょう。
でも
問題の本質は
そこではありません。
この問題の最大の根っこ。
それは
経営トップが「悪いことをしてきた」とは
微塵も思っていないこと。
罪悪感という感情を持っていないことです。
隠しているのではなく、
保身に走っているのでもなく、
ただただ本気で悪気がない。
自分が悪いことをしたなどと
微塵も感じていない。
ここが一番の問題なのです。
実際に悪いことなどやっていないのだから、
当たり前ではないか!と社長は反論するでしょう。
そうなんです。
悪いことはやっていましたが、
悪いことをやれとは指示していないのです。
指示したことはシンプルです。
どんなことをしてでも
金儲けをしろ。
そう指示しただけ。
その命令を
社員が守ろうとしただけ。
企業が
金儲けをするのは当たり前だろう。
ちょっとでも多くの利益を出すために
全員で努力する。
当然のことではないか。
社長の責任があるから、
こうやって謝罪もするけど、
自分は何ひとつ悪いことはしていない。
そう信じきっているのです。
優先順位の一位をお金儲けにすると、
どのようなことが起こるのか。
その想像力が乏しい。
いや、
時代に合っていないのです。
昔は
これで良かったのでしょう。
だけど
今こんな経営をすると、
どこかで会社が破綻することは
火を見るよりも明らかです。
その明らかなものが見えていない。
それが
あの事件の本質なのです。

