ある商品を1個560円で何個か仕入れ、仕入れ値の40%の利益を見込んで定価を付けました。1日目は定価で売ったところ、76個売れ残りました。そこで、2日目は定価からいくらか値引きして売ったところ、すべて売れました。その結果、利益は最初の見込みより14896円少なくなりました。
(1)2日目の売値は定価の何%引きでしたか。
(2)1日目の終了時点での売り上げから仕入れ値の総額をひくと15680円です。このとき、1日目に売れた商品は何個でしたか。

 

売買算の基本問題です。

(1)は、見込み利益が減った理由が76個の値引きにあることに着目するだけです。

(2)は、計算の面で差がつく問題です。

1日目の総利益がどうなるか見抜ければ、1日目の1個あたりの利益で割ることにより簡単に答えを求めることができます。

1日目や2日目の総売り上げを求めるようなことをすると面倒なことになります。

詳しくは、下記ページで。

 愛光中学校2026年算数第2問(問題)

 愛光中学校2026年算数第2問(解答・解説)

 

 

 

 ある整数が、その整数の各位の数の和で割り切れるとき、その整数を「T数」と呼ぶことにします。例えば、12は1と2の和の3で割り切れるのでT数です。6も6で割り切れるのでT数、10も1と0の和1で割り切れるのでT数です。しかし、105は1と0と5の和の6で割り切れないのでT数ではありません。次の問いに答えなさい。
(1)1以上99以下で各位の数の和が12となるT数をすべて求めなさい。
(2)1以上200以下の9の倍数のうち、T数でない整数をすべて求めなさい。

 

場合の数と数の性質の融合問題です。

(1)は3の倍数判定法と偶奇性を、(2)は9の倍数判定法をうまく活用すれば、調べる範囲が激減します。

余裕のある人は、1以上99以下の奇数の中にT数が何個あるか考えてみるとよいでしょう(1桁のT数の個数はすぐにわかるはずです。2桁のT数の個数については、偶奇性を利用すれば、一の位の数が奇数で十の位の数が偶数しかありえないことがわかり、調べる範囲が激減します)。

詳しくは、下記ページで。

 東海中学校2021年算数第5問(問題)

 東海中学校2021年算数第5問(解答・解説)

 

 

 

 

 

 

 

 

 正八角形の8個の頂点に1、2、3、4、5、6、7、8の数字が書かれています。
 ただし、どのように数字が書きこまれたかについては、次の(ア)~(エ)のことしか判明していません。
(ア)1と8は隣(となり)合っていない
(イ)5は1の真向かいにある
(ウ)2は6の真向かいにある
(エ)4の両隣には3と5がある
 頂点に書きこまれた8個の数字を時計の針の回る方向で見たとき、1から5の間にある3個の数字の和として考えられるものをすべて求めなさい。

 

キッズBEEにチャレンジする子にちょうどいい問題です。

条件の厳しいところから考えていけば試行錯誤することなく簡単に解けます。

前半の小問なので、受験生はなるべく時間をかけずに解く必要があります。

詳しくは、海陽中等教育学校2026年特別給費算数第1問(2)の解答・解説で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大小2つのさいころを投げ、大きいさいころの目を十の位の数、小さいさいころの目を一の位の数とする、2けたの数mを作る。次の条件を満たすmは、それぞれ何個あるか求めよ。
①3の倍数である。
②素数である。

 

中学入試にも出されるような問題で、小学生でも簡単に解けるでしょう。

実際、①と同じ問題が、慶應義塾湘南藤沢中等部で出されています(慶應義塾湘南藤沢中等部2025年算数第1問(3))。

上で紹介した慶應義塾湘南藤沢中等部の問題の解説とは異なる解法で解いてみます。

mが3の倍数となるのは、2つのサイコロの出た目の和が3の倍数となる場合ですが、以下の2つの場合が考えられます。
 (あ)3の倍数の目(3、6)が2つ出る場合
 (い)3で割ると1余る数の目(1、4)と2余る数の目(2、5)が1つずつ出る場合
(あ)の場合
2×2=4個あります。
(い)の場合
2×2×2=8個あります((あ)の場合とは異なり、3で割ると1余る数の目が大小のどちらになるかの入れ替えがあることに注意)。
(あ)、(い)より、条件を満たすmは4+8=12個あります。

2桁の素数はすべて奇数であり、また5で割り切れない数であるから、一の位の数(小さいさいころの出た目)は1か3となります。
条件を満たすmは、11、31、41、61、13、23、43、53の8個となります(とりあえず、3の倍数を避けないといけませんが、①の場合分けを思い浮かべればすぐに避けられるので、あとは、3の倍数以外のものが素数であることの確認をするだけです)。
なお、さいころを2つ振る問題だから、6×6の表(東京慈恵会医科大学2025年数学第1問の解答・解説などを参照)をかいて解いてもよいでしょう。

 

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 次の□にあてはまる数を求めなさい。
  1.7×3.09+4.9×1.03+1.7=□

 

暗算で答えが出せる問題です。

1.7が2個あることに飛びついてしまうとうまくいきません。

1.7×3.09+1.7+4.9×1.03=□になっていたほうが失敗する受験生がもう少し増えたかもしれませんね。

詳しくは、ラ・サール中学校2022年算数第1問(1)の解答・解説で。