10枚のカードが横一列に並んでいます。カードには1枚につき1つの数が書かれていて、次の規則(ア)、(イ)をみたしています。
 (ア)左端(はし)のカードには1が、左から2枚目のカードには3が書かれています。  (イ)左から3枚目以降のカードには、そのカードより左にあるカードに書かれているすべての数の積に2を加えた数が書かれています。
 たとえば、左から3枚目のカードには、1×3+2=5なので、5が書かれています。左から4枚目のカードには、1×3×5+2=17なので、17が書かれています。

 このとき、右端のカードに書かれている数から1を引いた数は、2で[ ]回まで割り切ることができます。

 

それぞれのカードに書かれた数の2で割り切れる回数を1枚目から調べていけば、簡単に規則性が見つけられます。
この問題を解くにあたっては不要ですが、5枚目と6枚目を調べる際の式変形で、規則性の裏付けをしています(灘中志望者であれば日常の学習で当然考えておくべきことです)。
この式変形と同様の作業をすれば、n枚の場合について、推測ではなく、きっちりと証明することができます(高校で習う数学的帰納法が必要となります)。

詳しくは、灘中学校2012年算数1日目第6問の解答・解説で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 右の図において、BD=DC=CA、BE=EAである。∠DEAの大きさが32度のとき、∠ABCの大きさは[ ]度である。
(注)
∠→角

  

 

そのまま灘中の入試に出せそうな問題です。

解説ページでは、円周角の定理を知らないことを前提として合同に着目して処理しましたが、仮に円周角の定理を知っていれば、円周角の定理より、4点A、D、E、Cが同一円上にあることがすぐにわかるので、円周角の定理を再び用いて、角DCA=角DEA=32度とすることができます。

詳しくは、下記ページで。

 灘高等学校2023年数学第1問(4)(問題)

 灘高等学校2023年数学第1問(4)(解答・解説)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 日本ジュニア数学オリンピック2026年予選の問題

 

今回は、日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2026年予選第2問を取り上げます。

a(a+b)(a+b+c)(a+b+c+d)というのは、a×(a+b)×(a+b+c)×(a+b+c+d)ということです。
そのまま中学入試に出されても何の不思議もない問題です。

a+b+c+d=1+2+3+4=10(=2×5)と気づくことがスタートラインです。
a+b+c+d以外に5の倍数が必要となります。
aは5の倍数となりえないから、a+bかa+b+cが5の倍数となりますが、a+b+c=10-dが5の倍数となることはないから、a+bが5の倍数となります。

そこで、a+bが5の倍数(実際には5)となる組合せを書き出して調べつくします。
a+bは1+4または2+3となり、下の(あ)、(い)の場合が考えられます。
(あ)P=a×(1+4)×(5+c)×10(aは1か4、cは2か3)のとき
なるべく大きいほうがよいから、a=4、c=3で試すと、P=4×5×8×10=40×40となり、確かに平方数となります。
この場合の他の組合せをチェックする必要はありませんね。
(い)P=a×(2+3)×(5+c)×10(aは2か3、cは1か4)のとき
10が偶数で、2+3は奇数だから、Pが平方数となるためには、aか5+cの少なくとも一方が偶数でないといけません。
この場合の組合せとしてありうるのは、(a,c)=(2,1)、(2,4)、(3,1)となります。
(a,c)=(2,4)で試すと、P=2×5×9×10=30×30となり、40×40より小さくなります。
当然(a,c)=(2,1)の場合も40×40より小さくなりますね。
また、(a,c)=(3,1)で試すと、P=3×5×6×10=30×30となり、40×40より小さくなります。
(あ)、(い)より、答えは40×40=1600となります。

 

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 日本ジュニア数学オリンピック2026年予選の問題

 

今回は、日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2026年予選第6問を取り上げます。

平行線を利用してピラミッド相似を作り出せば簡単に解ける問題です。
頂点Aを通り、PD(QE)に平行な補助線を引き、辺BCと交わった点をFとします。
 

与えられた角度の条件と平行線の同位角が等しいことから、図の〇をつけた角度は等しくなります。
三角形ABFと三角形PBDのピラミッド相似に着目します。
BD(=DE=EC)の長さを⑭とすると、DFの長さは⑤となり、EFの長さは⑭-⑤=⑨となります。
角の二等分線定理(最難関中学校の受験生なら知っているでしょう)より、AB:AC=BF:FC=(⑭+⑤):(⑨+⑭)=19:23で、ABの長さが5+14=19だから、ACの長さは23となります。
なお、角の二等分線定理を知らなければ、角の二等分線定理を使ったところを次のようにすればよいでしょう(いわゆる等高図形の面積比の利用)。
点Fから辺AB、ACにそれぞれ垂線FG、FHを引きます。
三角形AFGと三角形AFHは合同となるから、FG=FHとなります。
  AB:AC
 =三角形ABFの面積:三角形ACFの面積(高さが等しい(FG=FH)から)
 =BF:FC (高さが等しい(Aから辺BCに引いた垂線)から)
先日取り上げたJJMOの問題同様、底辺を様々な方向で考えてこのように処理しています。

 

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 日本数学オリンピック2026年予選の問題

 

今回は2026年のJMOの予選第1問を取り上げます。

「正の」というのは0より大きいということです。
a20は、aを20個かけ合わせた数(aの20乗)です(他も同様)。

 

昨年の京大入試の問題と同じような問題ですね。

 


指数の大きいa、cについて上限チェックを行います。
2の10乗=1024を利用すると、2の20乗は1024×1024となり、明らかに2026を超えてしまうから、a=1と確定します。
 b2+c6=2026-1=2025
4の6乗=2の12乗=1024×4が明らかに2025を超えてしまうから、cは3以下となります。
cの候補が高々3つしかないので、調べつくしても簡単に解けますが、少しだけ頭を使って解きます。
一般に、平方数を3で割った余りは0か1となります(面積図を考えれば、0×0、1×1、2×2を3で割った余りを考えれば足ります(上の京都大学の入試問題の解答・解説を参照)。
また、平方数を3乗したものについても同様です。
2025は3で割り切れる数だから、条件を満たすのは、cもbも3の倍数のときとなり、c=3と確定します。
このとき、
  2025-3の6乗
 =45×45-3の6乗 (2025=45×45となることを利用しました。)
 =3の4乗×5×5-3の6乗
 =3の4乗×(25-9)
 =3の4乗×16
 =(9×4)の2乗
となり、b=9×4=36となります。

上の解説では、3の平方剰余・非剰余に着目して、cを確定させましたが、2025(=45×45)の1つ手前の平方数は2025-(44+45)だから、2025から1の6乗や2の6乗を引いたところで平方数となるはずがないということは一瞬でわかります。

そのことに着目しても手間は変わりません。

因みに、aの指数は20ではなく、19などでも答えは変わりませんが、aの指数を20にしたのは、a、b、cの指数を順に並べたときに20、2、6(2026)となるようにしたかったからでしょう。

 

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