さくらさんは昨年、もらったお年玉の金額の2割で本を買い、次に残りの金額の2/3で遊園地の入園チケットを1枚買ったところ、お年玉がいくらか残りました。今年は昨年より多くのお年玉をもらったため、遊園地の入園チケットを2枚買いました。さらに、昨年本を買った金額と同じ金額で本を買ったところ、今年は、お年玉が6000円残りました。これは、昨年のお年玉の残りの金額より50%多い金額です。さくらさんが今年もらったお年玉の金額は何円ですか。答えだけでなく、答えの求め方も書きなさい。ただし、遊園地の入園チケットの1枚当たりの値段は昨年も今年も同じであるものとします。

 

長々しい文章なので、必要な情報をしっかり読み取る必要があります。

具体的な金額が分かっている条件にまず着目するとよいでしょう。

詳しくは、下記ページで。

 同志社女子中学校2024年前期算数第8問(問題)

 同志社女子中学校2024年前期算数第8問(解答・解説)

 

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 右図の正六角形ABCDEFにおいて、AF上に点Gをとりました。三角形BCGの面積と三角形DEGの面積の比が12:13であるとき、AG:GFを最も簡単な整数の比で答えなさい。

      

 

一見すると計算が面倒そうです、正六角形の有名知識(神戸女学院中学部2007年算数第5問の解答・解説を参照)といわゆる等底図形の面積比を用いて、次のようにほぼ暗算で答えが出せます。

 1-1/2-1/3=1/2

 1/2×12/(12+13)=1/6×36/25=1/6×(25+11)/25

 11:(25-11)=11:14

因みに、補助線は不要です(補助線を引いてこの問題を解こうとすると、計算が面倒になると思いますよ)。

頭の中で、「高さのライン」をイメージするぐらいです。

スタートラインは、点Gが辺AF上のどこにあっても、かげをつけた部分の面積の和が一定であること(かげをつけていない部分をよく観察すればすぐにわかることです)に気付くことです。

詳しくは、東大寺学園中学校2018年算数第1問(2)の解答・解説

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 図のように三角形ABCがあり、辺ABのまん中に点Dを取ります。また点Aから辺BCに垂直に線を引き辺BCと重なった点をEとすると、AD=AEとなります。このとき、角アの大きさをもとめなさい。

  

 

問題文の図にある15度という条件は不要(与えられた他の条件から求められます)だから、解説ではとりあえず無視して解いています。

直角三角形において、直角のところの頂点と斜辺(直角の向かいの辺)の真ん中の点を結ぶ補助線を引くとうまくいくことがよくありますが、この問題でもうまくいきます。

結局のところ、2種類の三角定規と二等辺三角形1個を見つけられるかどうかの問題です。

詳しくは、下記ページで。

 南山中学校女子部2024年算数第12問(問題)

 南山中学校女子部2024年算数第12問(解答・解説)

 

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新年おめでとうございます。

2025年の最初の投稿として、2025年の年号がらみの問題を1問取り上げます。

 

 4桁の整数ABCDのうち、2桁の整数ABとCDを使って、(AB+CD)×(AB+CD)と表せるものが2つありますが、2つとも求めなさい。
 ただし、A、B、C、Dは各位の数で、AとCは1以上9以下の整数、BとDは0以上9以下の整数とします。

4桁の整数ABCDは平方数ですね。
上限チェック・下限チェックを行います。
 32×32(2の10乗)=1024>1000>31×31=1024-(32+31)
 100×100=10000>99×99
32×32~99×99を調べると、
  2025=45×45=(20+25)×(20+25)
  3025=55×55=(30+25)×(30+25)
が条件を満たすことが分かります。
因みに、
  99×99=10000-(100+99)=9801
となり、
  9801=(98+01)×(98+01)
となりますが、CDが1桁の整数となる(Cが0となる)ので、条件を満たしません。
なお、低学年の子であれば、次のような問題を考えるとよいでしょう。
 (〇+△)×(〇+△)=〇△を満たすように、〇と△に1以上9以下の数を入れなさい。ただし、〇△は2けたの数とします。
キッズBEEにチャレンジする子であれば、あっという間に解けてしまいますよ。
平方数(同じ数を2回かけた数)を調べます。

1×1から3×3は、2けたの数とならないので、調べるまでもありませんね。
4×4=16から9×9=81を調べると、〇=8、△=1が答えとなることがすぐにわかります。