濃度(のうど)が[ア]%の食塩水[イ]gから、水を36g蒸発させたときと、食塩を4gを混ぜ合わせたときの、いずれの場合も濃度は([ア]+2)%になりました。
 このとき、[ア]、[イ]にあてはまる数を答えなさい。

 

最初の食塩水から水を36g蒸発させた食塩水と最初の食塩水に食塩を4g加えた食塩水を比べると、この2つの食塩水の濃度がすぐに暗算で求められます。

あとは、最初の食塩水とそこから水を36g蒸発させた食塩水を比べれば、暗算で解決します。

結果的には、暗算で解けるのですが、今年の灘中の食塩水の問題よりはるかに難しいでしょう(灘中学校、西大和学園中学校、洛南高等学校附属中学校の入試で今年出された食塩水の問題を取り上げましたが、灘中の問題が1番簡単です)。

 

 

 

詳しくは、下記ページで。

 洛南高校附属中学校2025年算数第2問(問題)

 洛南高校附属中学校2025年算数第2問(解答・解説)

 

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 容器Aに濃度(のうど)[ ]%の食塩水が100g、容器Bに濃度5.4%の食塩水が30g入っています。容器Aから70gの食塩水を容器Bに移してよくかき混ぜたあと、容器Bから50gの食塩水Aに移してよくかき混ぜたところ、容器Aの食塩水の濃度が8%になりました。

 

食塩水をやり取りしているからといって、すぐにフローチャートに飛びついてはいけません。

食塩水Aと5.4%の食塩水Bを混ぜたら8%の食塩水になったという基本問題にすぎないことを見抜けるかどうかがポイントとなります。

このことを見抜きさえすれば、てんびんで処理しておしまいです。

詳しくは、灘中学校2025年算数1日目第2問の解答・解説

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 次の計算をしなさい。

  {(2/3-1/2)+(3/4-2/3)+1/20+1/30+1/42}÷(6/7-1/2)

 

従来、高槻中学校では、工夫の必要な計算問題がよく出されていましたが、ここ数年のA日程の入試ではそれほど工夫しなくても解ける計算問題が出されていました。

今年のA日程の入試では、計算の工夫によって時間面で大きな差が生じるような問題が再び出されていました。

さて、今回取り上げた問題ですが、ほとんど計算がいらないので、暗算で答えが求められます。

高槻中学校2019年B算数第1問(3)高槻中学校2023年B算数第1問(1)②などと同様、( )の中を安易に計算した時点で負けです。

もちろん、1/20+1/30+1/42を通分して計算してはいけません。

高槻中学校2013年後期算数第1問(5)と同様の処理を頭の中で行えばよいでしょう。

詳しくは、高槻中学校2025年A算数第1問(1)の解答・解説で。

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 容器Aと容器Bには濃度(のうど)の比が6:5で、質量の比が5:4の食塩水が入っています。容器Aから10gの水、容器Bから40gの水を蒸発(じょうはつ)させたところ、食塩水の濃度がどちらも12.5%になりました。容器Aに含まれる食塩の質量は[ ]gです。

 

若干毛色の変わった食塩水の濃度の問題です。

解説では、比の積・商をフル活用して倍数変化算に持ち込んで解いています。

詳しくは、西大和学園中学校2025年算数第1問(4)の解答・解説

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 下の図は、半径が6cmである円の周を12等分して点を打ったものです。塗(ぬ)りつぶされている部分の面積の和を求めなさい。

   

 

先日紹介した今年の灘中の問題(灘中学校2025年算数1日目第9問)やJMOの問題(日本数学オリンピック2021年予選第2問)と実質的には同じ問題です。

等積移動により2つの部分をくっつけて等積変形でおしまいです(この解き方の流れは、JMOの問題と同じですね)。

因みに、灘中と併願で東大寺学園中を受験した教え子は同じような問題が出ていたと言っていました。

詳しくは、東大寺学園中学校2025年算数第1問(4)の解答・解説で。

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