次の□にあてはまる数を答えなさい。
  (6789+7896+8967+9678)÷2222×(5×6×7-5×5×5+□)=2025

 

メインとなるのは(6789+7896+8967+9678)÷2222の部分の計算ですが、平均を利用すれば一瞬で答えが出せます(洛南高校附属中学校2014年算数第1問(3)高槻中学校2009年前期算数第1問(1)もぜひ解いてみましょう)。

南山中学校女子部2021年算数第1問(3)の解説のように各位の和が等しくなることに着目して30×1111÷(2×1111)=15とすることもできます。

詳しくは、白陵中学校2025年前期算数第1問(3)の解答・解説で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すべて正方形に整備された道路を、A地点からB地点まで道のりが最も短くなるように行きます。
①図1のような道路があります。行き方は何通りありますか。
②図2のように、CD間、EF間を通行止めにし、さらに新たに斜めの道路を4本つくりました。行き方は何通りありますか。

  

 

場合の数(最短経路)の有名問題です。

灘中入試やJJMO(ジュニア数学オリンピック)で同じような問題が出されたことがあります(灘中学校2017年算数1日目第8問日本ジュニア数学オリンピック(JJMO)2009年予選第2問)。

因みに、南山中学校女子部の今年の入試でも同じような問題が出されています(南山中学校女子部2025年算数第2問)。

南山女子の問題では、ダブりの心配が皆無であったことと場合分けして計算で解いてしまったほうが明らかにはやく解けると考えられたことから、場合分けして地道に解いていますが、今回取り上げた慶應普通部の問題では、灘中の問題やJJMOの問題で紹介した解法で解いています。

最後のところは、いわゆるいちいち解法で処理していますが、点対称をうまく活用すればほんの少しだけ楽になります。

因みに、そのように処理することで大幅に楽になる問題が灘中で過去に出されています(灘中学校1995年算数1日目第3問)。

詳しくは、下記ページで。

 慶應義塾普通部2025年算数第4問(問題)

 慶應義塾普通部2025年算数第4問(解答・解説)

 

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 次の□にあてはまる数を求めなさい。
  875/2025+578/5202=□

一見すると面倒そうですが、実際には暗算で答えが求められます。
通分して計算するのが分数の足し算・引き算の基本ですが、この問題で通分するのは面倒ですね。
2つの分数が約分できることが明らかだから、まず約分します。
2025と875はともに下2桁が25の倍数だから、25で割り切れますね(25の倍数判定法については、立命館中学校2023年前期算数第2問(2)の解答・解説を参照)。

2025年の受験生であれば、2025=45×45=25×81であることは覚えているでしょうね。
また、大雑把に考えると5202は578の10倍弱(9倍ぐらい)で、578×9の一の位の数が2となるので、578で約分できるのではないかとすぐに思えるはずです。
実際、5202+578=5780となるので、578/5202=1/9となることがすぐにわかりますね。
したがって、
  □
 =35/81+1/9
 =(35+9)/81
 =44/81
となります。

 

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 次のように数を並べた。
 [1段目] 1,2,3,4,5
 [2段目] 11,10,9,8
 [3段目] 14,15,16,17,18
 [4段目] 24,23,22,21
 [5段目] 27,・・・・・・
       ・
       ・
       ・
 例えば、15は3段目の左から2番目にある。このとき、2024は[ ]段目の左から[ ]番目にある。

 

中学入試でも普通に出される群数列の問題です。

高校受験生より中学受験生のほうがさっと解けるかもしれませんね。

数式などをこねくり回そうとしたところで何も前進しない問題ですからね。

規則性自体は小1ぐらいでも見抜けます。

割り算をマスターしていれば、低学年の子でも十分解ける可能性のある問題です。

詳しくは、下記ページで。

 西大和学園高等学校2024年仙台・東京・東海・高松会場数学第1問(6)(問題)

 西大和学園高等学校2024年仙台・東京・東海・高松会場数学第1問(6)(解答・解説)