大小2つのサイコロを振って、大きいサイコロの目を十の位、小さいサイコロの目を一の位とする。この2けたの数が3の倍数になるのは[ ]通りである。

ほんの数秒で解ける問題です。
3の倍数判定法より、2回のサイコロの出た目の数の和が3の倍数となる場合を考えればいいですね。
出た目の数の和が3の倍数(3、6、9、12)となる場合を地道に数え上げても解けますが、ここでは頭を使って解きます。
1回目に出た目が何であっても、2回目に出た目で条件を満たすものは2通りある(1回目に出た目を3で割った余りが0、1、2の場合、2回目に出た目を3で割った余りはそれぞれ0、2、1となりますね)から、全部で6×2=12通りあります。
仮に地道に数え上げても、6×6の表を使うまでもなく、10秒程度で解けるでしょう。

 1-2

 2-1

 

 1-5

 ・・・

 5-1

 

 6-3

 ・・・

 3-6

 

 6-6

2+5+4+1=12通りありますね。

因みに、サイコロが3個以上になると地道な解法はかなり面倒になりますが、最初に紹介した解法であれば簡単に解けます。

 

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渋谷教育学園渋谷中学校2025年算数第1問(2)
 渋男さんと教子さんは、駅から学校までジョギングをしました。駅と学校のちょうど真ん中に公園があります。2人は駅を同時に出発し、学校に同時に着きました。渋男さんは駅から公園まで時速8km、公園から学校までは時速12kmで走りました。教子さんは駅から学校まで一定の速さで走りました。教子さんの速さは時速何kmですか。

 

与えられた条件から、教子さんは渋男さんの2つの速さの平均の速さで進んだことになります。

駅と学校の距離の半分を24kmとすると、かかった時間は24/8+24/12=5時間で、24×2=48km進むことになるから、求める速さは48/5km/時となります。

なお、調和平均(の公式を整理したもの)を利用して、2×8×12/(8+12)=48/5km/時とすることもできます。

調和平均については下のページの解説を参照しましょう。

 神戸女学院中学部1992年算数1日目第1問(4)

 

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 次の計算をし、約分できない分数で答えなさい。
  5/(2×3)+11/(3×4)+19/(4×5)+29/(5×6)

 

分母が積の形になっているので、部分分数分解を利用すればよいことがすぐにわかるでしょう(分母が積の形になっていなくても解けるようにしておくべきでしょう(計算の工夫(部分分数分解)の問題を参照))。
また、分子が分母の計算結果より1小さく、分数全体の値はほぼ1であることもすぐにわかりますね。
  与えられた式
 =1-1/(2×3)+1-1/(3×4)+1-1/(4×5)+1-1/(5×6)
 =4-{1/(2×3)+1/(3×4)+1/(4×5)+1/(5×6)}
 =4-(1/2-1/3+1/3-1/4+1/4-1/5+1/5-1/6)
 =4-(1/2-1/6)
 =4-2/6
 =4-1/3
 =3・2/3(表記の都合上、3と2/3をこのように書いています。)
丁寧に書くと、上のようになりますが、実際には暗算で解けるでしょう。

分子が異なるタイプの部分分数分解の問題で、今回取り上げた問題とは少し系統の異なる問題を紹介しておくので、ぜひ解いてみましょう。

 計算の工夫(部分分数分解)の問題

 灘中学校2018年算数1日目第1問

 洛南高等学校附属中学校2025年算数第1問(1)

 

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 海子さんは、ノート5冊とふで箱1個を買いにお店に行きました。定価の合計はちょうど2000円だったのですが、ノートは3割引き、ふで箱は2割引きになっていたので、455円安くなっていました。ノート1冊の定価は[ ]円、ふで箱1個の定価は[ ]円です。

 

割合のつるかめ算の基本問題です。

計算しやすい数値設定なので、暗算で答えが求められるでしょう。

因みに、どちらも2割分の値引きをやめたら、値引きはノートの1割だけになり、値引き額は455-2000×2/10=55円となりますが、このことから解くこともできます。

なお、少し面倒になりますが、消去算で解くこともできます。

ノート5冊の定価を⑩円、ふで箱1個の定価を[10]円とすると、与えられた条件より

  ⑩+[10]=2000

  ③+[2]=455(値引きに着目して式を作るのがポイントです。数が小さくなるからです。)

最初の式の1/5(②+[2]=400)との差を考えると、①=55となるから、⑩=550となります。

したがって、ノート1冊の定価は550/5=110円となり、ふで箱1個の定価は2000-550=1450円となります。

詳しくは、神戸海星女子学院中学校2022年A算数第1問(3)の解答・解説で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の計算をしなさい。
 85/7÷(25/8-31/14)+17/56÷(25/16-31/28)

 

25/16-31/28が25/8-31/14のちょうど半分であることに気付くことがスタートラインです。

そのことに気付けば分配法則を利用すればよいことがすぐにわかるでしょう。

詳しくは、東大寺学園中学校2025年算数第1問(2)の解答・解説で。