今回は、日本ジュニア数学オリンピック2007年第1問を取り上げ、解説します。
JJMOの予選がなかったころの問題で、前半の問題は実質的には予選の問題のようなものです。
中学入試に出されても何の不思議もない問題です。
そのまま通分して計算すると若干面倒なので、計算の工夫が必要でしょう。
7/12+5/12×7/11+5/12×4/11×7/10+5/12×4/11×3/10×7/9
=7/12+7/12×5/11+7/12×5/11×4/10+7/12×5/11×4/10×3/9 (同じ分数を作り出すために、分子のかけ算の順番を入れ替えました。)
ここからはかたまりを意識しながら後ろから計算していきます。
7/12×5/11×4/10+7/12×5/11×4/10×3/9は7/12×5/11×4/10が1個あって、さらに3/9=1/3個あるということだから、合わせて4/3個あるということで、7/12×5/11×4/10×4/3=7/12×5/11×8/15となります。
これと7/12×5/11の足し算ですが、7/12×5/11が1個あって、さらに8/15個あるということだから、合わせて23/15個あるということで、7/12×5/11×23/15=7/12×23/33となります。
最後に、これと7/12の足し算ですが、7/12が1個あって、さらに23/33個あるということだから、合わせて56/33個あるということで、7/12×56/33=(7×14)/(3×33)=98/99となり、これが答えとなります。
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