nを正の整数とする。座標平面上の3n個の点がなす集合
 {(x,y)|x、yは1≦x≦3、1≦y≦nを満たす整数}
から相異なる3点を選ぶ。ただし、どの3点も等確率で選ばれるものとする。選んだ3点が三角形の3頂点となる確率をpnとする。
(1)p5を求めよ。
(2)mを2以上の整数とする。p2mを求めよ。
(注)
正の→0より大きい
3n→3×n
確率→小学生の場合、とりあえず、すべての場合に対してある場合が起こる割合と考えればよいでしょう。
2m→2×m
問題文は、「等間隔に縦n個、横3個に並んだ合計(3×n)個の点があり、これらの点から異なる3個の点を選ぶ。選んだ3点が三角形の3頂点となる確率を求めよ。」ということです。

 

今回取り上げる問題は、難問ぞろいの今年の東大入試数学におけるオアシスと言える問題です。
今から70年弱前の東大入試において、数値が変わっただけの問題(等間隔に縦4個、横5個の点が並んだ問題)が出されていますからね。
この古い東大の問題は、灘中対策演習問題に入れていて、灘中を受験する教え子に解いてもらっています。
きっちりとした解き方をしていれば、今年の東大の問題も解けます。
今年の東大の問題は横に3個並んでいるのでむしろ解きやすかったなぁという印象です。

詳しくは、下記ページで。

 東京大学2026年理科数学第2問・文科数学第2問(問題)

 東京大学2026年理科数学第2問・文科数学第2問(解答・解説)

 

 

 

 

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 nは3以上の整数とする。1からnまでの番号が書かれたn枚の札が袋に入っている。ただし、同じ番号が書かれた札はないとする。この袋から3枚の札を同時に取り出し、一番大きな番号をXとする。Xの期待値を求めよ。
(注)
期待値→小学生の場合、単に平均と考えればよいでしょう。

 

小学生にとっては文字式の処理が若干うっとうしいかもしれませんが、内容的には小学生でも解ける問題です。

中学受験生であれば、組合せを当然マスターしているはずですからね。

途中の計算で、連続3整数の積の和を求める処理が必要となります。

高校生ならシグマ公式一発で終わりですが、小学生には無理なので、シグマ公式を証明する際の手法を利用することになります。

難しく感じるかもしれませんが、20年以上前に洛星中学校で同種の計算問題が誘導付きで出されています。

 

この問題と同じ手法を用いれば、簡単に計算することができます。

因みに、九州大学などでシグマ公式の証明問題が出されていますが、この手法で簡単に証明することができます。

機会があれば、九大の問題を取り上げ解説したいと思います。

詳しくは、下記ページで。

 京都大学2026年理系数学第6問・文系数学第5問(問題)

 京都大学2026年理系数学第6問・文系数学第5問(解答・解説)

 

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  nを正の整数とする。nの正の約数の内、3で割って1余るものの個数をf(n)、3で割って2余るものの個数をg(n)とする。
(1)f(2800)、g(2800)を求めよ。
(2)省略
(3)省略

「正の」というのは、0より大きいということです。
(2)と(3)は小学生には厳しいので省略しています。

(1)は小学生でも解ける問題で、実際、灘中で同じような問題が出されています。

 

 
因みに、灘中を受験する教え子が取り組む灘中対策演習問題には、次の問題などが入っています。
 

 91を12個かけあわせた数の約数のうち、一の位が1となるものは全部で[ ]個あります。

 

 3600の約数Aを考え、Aの約数のうち、すべての約数の和が7で割り切れるものBを考えます。Bのうち、3番目に大きいものは[ ]です。

 

さて、東大の問題を解いてみましょう。

2800を素因数分解すると、4×7×10×10=2×2×2×2×5×5×7となります。
3で割ると2余る数である2と5は合わせて偶数個(0個も含みます(以下同じ))使うと、3で割ると1余る数となり、合わせて奇数個使うと、3で割ると2余る数となります(大学受験生なら合同式を用いて説明することになりますが、小学生の場合、上の灘中の問題の解説にあるように、面積図を用いて説明すればすぐにわかることです)。
3で割ると1余る数である7は使っても使わなくても3で割った余りに変化はありません。
f(2800)について
2の使用個数と5の使用個数の偶奇が一致するときが条件を満たしますね。
2の使用個数と5の使用個数がともに偶数の場合、2は0個か2個か4個の3通りあり、そのそれぞれに対して5は0個か2個の2通りあり、そのそれぞれに対して、7は0個か1個の2通りあります。
また、2の使用個数と5の使用個数がともに奇数の場合、2は1個か3個の2通りあり、そのそれぞれに対して5は1個の1通りあり、そのそれぞれに対して、7は0個か1個の2通りあります。
したがって、
  f(2800)
 =3×2×2+2×1×2
 =16
となります。
g(2800)について
2の使用個数と5の使用個数の偶奇が異なるときが条件を満たしますね。
f(2800)と同様に考えると、
  g(2800)
 =3×1×2+2×2×2 (f(2800)の2つの積の真ん中の数2と1を入れ替えるだけの作業です。)
 =14
となります。

 

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 一辺の長さが10cmの正三角形のタイルがあります。タイルは、白色のタイル、赤色のタイル、青色のタイルの3種類があります。
 このタイル54枚(まい)を右の図のようにはり合わせて、一辺の長さが30cmの正六角形のパネルをつくります。
 ただし、パネルを裏返(うらがえ)すことはできません
 次の問いに答えなさい。
(1)白色のタイル53枚、赤色のタイル1枚をはり合わせて、パネルをつくります。このとき、つくれるパネルのうち、色の配置が異(こと)なるものは何種類ありますか。
 ただし、回転させて色の配置が同じになるパネルは1種類と数えます。
(2)白色のタイル52枚、赤色のタイル1枚、青色のタイル1枚をはり合わせて、パネルをつくります。このとき、つくれるパネルのうち、色の配置が異なるものは何種類ありますか。
 ただし、回転させて色の配置が同じになるパネルは1種類と数えます。
(3)白色のタイル52枚、赤色のタイル2枚をはり合わせて、パネルをつくります。このとき、つくれるパネルのうち、色の配置が異なるものは何種類ありますか。
 ただし、回転させて色の配置が同じになるパネルは1種類と数えます。

  

 

(1)と(3)の問題は、桜蔭中学校で同じ問題が過去に出されています。

 

 

数値が変わっていますが、解き方は同じです。

この問題の解説は、桜蔭中学校の解説の図を変更し、数字を手直しするだけでしたからね。

因みに、大学入試やジュニア数学オリンピックでも同じような問題が出されています。

 

 

 

小学生でも解ける問題なので、ぜひチャレンジしてみましょう。

さて、今回取り上げた筑駒の問題ですが、条件の対等性を駆使すれば簡単に解けます。

解答の流れがが悪くなるので、(1)、(3)、(2)の順で解いています。

(2)はダブりの心配もない簡単な問題で、なぜ出したのか分かりません。

(3)を解くために必要なわけでもありませんしね。

受験生をミスリードしかねない気がします。

詳しくは、下記ページで。

 筑波大学附属駒場中学校2026年算数第2問(問題)

 筑波大学附属駒場中学校2026年算数第2問(解答・解説)

 

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 日本数学オリンピック2026年予選の問題

 

今回は2026年の日本数学オリンピック(JMO)の予選第6問を取り上げます。

中点というのは、真ん中の点のことです。

答えにルートが絡んでしまうので、MB=16/3として考えます。

このように数値変更しても本質は何も変わりません。

灘中受験生や算数オリンピック・ジュニア算数オリンピックにチャレンジする子ならさっと解けるレベルの問題です。

図形の内部に補助線を引くことができなくても、図形の外部に補助線(延長する補助線)を引くことができる子が多いですが、その補助線で簡単に解けますからね。

BFとCDをそれぞれ延長し、交わった点をGとします。

  

三角形MABと三角形MEGは合同(ちょうちょ相似で、MA=ME)だから、AB=EGとなります。

また、平行四辺形の対辺は等しい(AB=CD)から、CD=EGとなり、共通部分EDを取り除くと、CE=DGとなります。

CE=3だから、DG=3となり、三角形DGFは二等辺三角形となり、三角形DGFと相似(ピラミッド相似)な三角形CGBも二等辺三角形となります。

MはBGの中点だから、CMは二等辺三角形CGBの線対称の軸となり、角CMBは直角となります。

CM:MB=4:16/3=3:4だから、BC=4×5/3=20/3となります(辺の比が3:4:5の有名直角三角形を利用)。

CG=20/3となるから、AB(=CD)は20/3-3=11/3となります。

なお、辺の比が3:4:5の有名直角三角形を利用せずにBCの長さを求めることもできます(下のページにある各問題の解説を参照)。

 

 

 

 

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