PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】 -86ページ目

PDFとPDF/X-1aについて

こんにちは。ハチです。
唐突ですが、このブログって、日時を指定して記事をアップできるんですね!!(あんまりブログ得意でないのでそんなことも知らないんですが…)
ちょっと古いですが、『未来日記』みたいですね。面白いです。
…はっ。若い人は分からないのか!!! ちょっと自分の年を感じます。


さて。
今日は、最近増えてきたPDF入稿についてお話を致します。

私どもでは、ご入稿時にPDFデータを頂くと、「プリフライト」というチェックを掛けさせていただいています。
これは、お客様に作成いただいたデータが、印刷用の「PDF/X-1a」に準拠したものかどうかを確認するための作業です。
これがクリアできないと、ご入稿頂いた物は使用できず、再作成をお願いし再入稿いただくか、元の作成データでのご入稿を頂くほかなくなります。

しかし、そもそもこの「PDF/X-1a準拠のPDF」って何ですか?と聞かれることが多いです。
そこで、今日はそのことについてお話をさせていただきます。

よく、インターネット上でPDFファイルをご覧になられることや、取引先の方とPDFでデータを交換されることがあると思います。
そして、このPDFで印刷ができる…と思われる方の方がほとんどだと思います。
実際、プリントアウトして書類を確認する程度には問題のないものです。

ですが、印刷となると、ちょっとプリントアウトとは条件が変わってくるのです。
オフセット印刷レーザープリンタ の違いはそれぞれのリンク先へ。)

まず、カラーモード。通常、お客様が普通にPDFを作ると、それはweb表示用のPDFのため、RGBモードで作成をされます。
そして、フォントの埋込みを通常はされないため、開く先のコンピュータに同じフォントがなかった場合、その画像は文字化けをする可能性があります。

●通常のPDF(画面表示用)


●印刷用のPDF/X-1aに準拠したPDF




画像を見比べていただければお分かりになるかと思います。
上の写真は、ハチのイラストはぼんやりしているのに、線や文字はシャープなまま。
下の写真は、全てシャープになっています。

これは解像度設定の問題ですが、PDF/X-1aで保存をした場合、通常の規格で300dpiから350dpiで画像を保存するように設定してあります。
色ももちろん、CMYKで保存されます。

そして、文字を埋込みにするため、同じフォントを持っていなくてもきちんと同じ状態をキープすることができます。(基本はアウトラインを取っていただいてからPDF化するのが一番安全なのですが…。)

いわゆる、「印刷屋の必要条件をそろえたPDF」が「PDF/X-1ad準拠」のもの、と言う訳です。
通常、WEB用に保存されるものは、解像度が72dpi、文字は埋込みされず、RGBで保存されているのが通常です。
WEB上にあるPDFは、データ容量を軽くするために、このような形になっています。重いと、開くのもダウンロードするのもストレスなので、とにかく軽く作ってあるのです。
このPDFをプリントアウトすると、画像がぼんやりしていたりガサガサになってるのは、容量を削るために画像をわざと粗く保存するのです。

ちなみに、72dpiの画像を350dpiまで引き上げると、A4(21.0cm×29.7cm)サイズのデータは、約4.2cm×5.9cmになるんです。倍率にして500%。なかなか厳しい倍率です。

ちょっと小難しいんですが。
次回は「このPDF、きちんとPDF/X-1aになってるの?」というのを確認する方法を書き込みたいと思います。


【編集】画像の「リンク」と「埋込み」について=イラストレータ

こんにちは。ハチです。
連休が差し迫ってきて、工程のご連絡でTipsを活用させていただいています。
なかなか、トップページの一行から二行程度の新着案内では書ききらない内容をまとめるのに、ブログは便利ですね。
もちろん、電話でお問い合わせいただいても結構です!!喜んでご回答させていただきます!!

さて。今週最後の更新です。

今日は、イラストレータでの画像の「リンク」と「埋込み」についてご説明させていただきます。

●リンク切れとは何ですか?=http://www.pressbee.com/information.php?tpl=faq_a2#a17
●画像の配置方法=http://www.pressbee.com/html/guide/t_imglink1.html  

イラストレータでご入稿いただけたり、PDFでご入稿頂いた時に、私どもでは、チェックのためにイラストレータやフォトショップでデータの解像度やリンクの状況、フォント状況などを確認させていただきます。
PDFは、プリフライトでPDF/X-1aになっていなければすぐに再入稿をお願いするのですが…。

そもそも、この「リンク」。
「リンク切れ」とか「埋込み」とか聞かれたことがあると思いますが、そもそもどういうものなのかが分かりづらいと思います。
そこで、ちょっと図解です。





上のように、紙面をすかして違う所にあるデータを映し出しているのが「リンク」の状態です。
「埋込み」はイラストレータの上にそのまま写真データの情報がまるごと乗っている状態です。

「リンク」は、あくまでも違う所に保存されている別のデータを映し出しているだけですので、イラストレータの保存内容には、「この場所に、●●というフォルダの中の、「●●」という名前の写真データを映し出す」ということしか書かれていません。
プリントアウトなどするときは、コンピュータがそのリンク情報をたどって元ファイルにたどり着き、元情報を読み取ってあたかもそこに写真が存在するかのように印刷するのです。

ですので、その元データが移動(別のフォルダや場所に移ること)したり、名前が変わったりすると、「リンク元の場所が分からない」ことになり、「リンク切れ」という現象を起こします。

そうすると、元のデータが読み込めない訳なので、そのリンクは表示されなかったり、印刷情報に元データの情報をのせることが出来なくなってしまいます。





そこで、私どもでは「リンク」画像の「埋込み」をお客様にお願いするのです。

この「埋込み」は、画像データの情報をイラストレータにのせるのではなく、写真をアルバムの台紙に貼るかのように、実画像として丸ごとデータをイラストレータの上に貼ってしまうことです。
当然、イラストレータにそのデータの情報が丸ごと乗っかってくるので、イラストレータのデータ容量も重くなります。

ですが、結局ご入稿頂くときには、リンク画像を全てまとめてご入稿頂かなければならないため、圧縮データの容量は変わりません。
チラシなど、とても画像点数が多い場合は、1つのファイルが重くなりすぎると壊れてしまう危険性があるため、リンクのままご入稿頂いてもよいのですが、もし、さほど写真点数がない場合は、埋込みされてのご入稿の方が、移動やリンク切れなどを起こしませんので、ご安心かと思います。

もちろん、画像本体の解像度やカラーモードはきちんとご確認いただいたものを埋込みしてくださいませ。

「リンク」が切れてしまっているものは、また写真のみの入稿をしていただくか、「埋込み」していただいて再入稿頂くことになりますので、ご入稿前に、今一度確認をお願いします。


次回は、ちょっと難しいですが、「PDF入稿について」お話させていただきます。

【印刷】用紙のサイズについて

こんにちは。ハチです。
日々、働く中で疲労がたまりやすく、眠るだけではなかなか解消できなくなってきました。
やっぱりスポーツをしてストレス発散し、そして眠った方が疲れはとれるのでしょうか…。
年をとるにつれ、疲れが溜まりやすく、金曜日にはへとへとになっています…。
体調コントロールも大切な仕事ですので、頑張って毎日休みたいと思います。


さて。今日は紙のサイズのお話です。(用紙の種類については、以前 少し触れました。)

私どもでは、サイズを限定してのご注文をお受けしております。
時々、規格外をおっしゃられる方もいらっしゃいますので、そちらは金額はその商品が入るサイズで御注文いただき、その後、別途裁断をする形で対応させていただいています。

そんなとき、時々ご質問いただくことに、

「規格ぎりぎりで作ったら、模様切れちゃうんじゃない?」というご質問をいただきます。

印刷は、私どもでは一番大きなサイズをA1(594mm×841mm)まで(但しポスター印刷扱いです)ご対応させていただいています。
実は、印刷をするときには、このA1よりがすっぽり入るサイズで印刷をして、無駄なところをカットしているので、心配はご無用です。





このA1をすっぽり入れるサイズまでは、印刷できるんでは?
という質問もおありかも知れません。
この余白は、「印刷の時に必要な」余白であり、これ以上のサイズをご対応することは、まだ私どもには難しい所です。

印刷には、デザインで使用する規格サイズと、仕上げのために必要なパーツ(トンボやカラーチャートなど)、そして、印刷するときに、紙を引っ張るための「のりしろ」のような部分が必要になります。

この「のりしろ」の部分を、専門用語では「くわえ」といいます。
紙を手で持つと、両面を指で挟んでひっぱりますよね。同じことを機械がします。

そうすると、その「くわえ」の部分は、印刷機が常時ひっぱるためにとっておかなければならない余白であり、印刷しようにも金属製のつめで引っ張っているので、インクをのせることができません。

もちろん、仕上げのためにトンボなども印刷面にいれておかなければ、デザイン上、きれいに仕上げることが出来ません。

紙のサイズは上のような条件を加味して決めてあります。
ですので、サイズによってはご対応可能な場合もありますが、大元の紙のサイズ次第では、入りきらない場合のものもあります。
その点をご理解いただけると幸いです。

紙の規格サイズ(JISサイズ・プレスビー対応サイズ)をいちいち調べるのが面倒だなーとおっしゃる方は、こちらよりデータをダウンロードいただくと、便利だと思います。

●テンプレートダウンロード=http://www.pressbee.com/html/guide/temp.html

ぜひぜひ、ご活用いただければ幸いです♪