PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】 -87ページ目

フォントのアウトラインについて

こんにちは。ハチです。
もう4月も半分すぎてしまいました。本当に早いです。
桜も葉桜になり、いよいよ初夏へと季節が移っていきます。
季節がよくなってくると、イベントなどが増え、気持ち的に慌ただしくなりがちですが、努めて心穏やかにいたいものです。


さて、今日はフォント・文字のアウトラインについてお話します。

私どもでは、お客様にデータを入れていただく際、Office以外のアプリケーションでご作成されたデータは、文字のアウトラインをお願いしています。
これは、「文字化け」や「フォントの置き換わり」を防ぐためです。






上記のような現象は、作成したコンピュータは持っている書体情報を含んだデータを、別のコンピュータに移動しファイルを開くと、そのコンピュータが同じ書体情報を持っていなかった場合に起こります。

インターネットのブラウザの文字が、コンピュータ(の指定表示フォント)によって変わる現象と同じです。
写真画像は見る人を選ばず、同じ「形」の文字で表示されますが、ブラウザなどはそのコンピュータによって明朝になったり、ゴシックになったりしますよね。
(ちなみにこのブログも、特にフォント指定をしていないので、見るコンピュータによっては全然違う文字で表示されている可能性もあるのです。)


最近は、思い切り文字の形状が変わる「文字化け」をする機械も少なくなりました。
そのかわり、コンピュータによる「文字の置き換わり」をするものが多くなり、一見では文字情報の置き換わりに気づきにくくなっています。

DTP用のアプリケーションでは、文字情報を持っているのに、書体(フォント)を持っていないコンピュータなどでファイルを開くと、「フォント情報がない」旨のダイアログがでます。

ですが、Officeなどでは、特に開くときにフォントの注意を促さない変わりに、書体を意図しないものに置き換わる現象がでてきます。
(文字の多いパンフレット印刷などでは、オフィス系の書体が化けてしまうと文字の配列さえ変わってしまいます。)

Officeは、文字のアウトラインができないため、別途オプションの「Officeデータ変換料」を申し受け、PDFにて文字化け等ないかお客様に確認をしていただきます。
もちろん、ご添付いただいたJPEGやPDFでの確認もさせていただきます。

フォントが置き換わったり、文字化けをして読めなくなると、お客様の意図しない商品となってしまう可能性があります。
そしてフォントをご入稿頂くのも、基本的にメーカーさんに著作権は帰属するため、容易くはいきません。
そうすると、今度は納期が間に合わない…となったり、文字に細かな設定がされていたりすると、開いたコンピュータの設定によってはその情報がなくなってしまったりと、予期せぬ出来事になることがあります。

ですので、ご入稿頂く際には必ず文字はアウトラインをとって頂けるようにお願いします。


フォントも奥が深いです。
あんまりにも奥が深いので、今回はアウトラインのみのお話です。

次回は紙のサイズについてお話させていただきます。

トンボ(トリムマーク)について(3)

こんにちは。ハチです。
うららかな天気の中、お部屋に閉じこもっているのですが、コンピュータが多い室内にいると、コンピュータから発せられる熱で室温が上がり、外の方がまだ涼しく、いっそ外で仕事がしたくなってしまいます。
これから暑くなったときが怖いです。
暑さに弱いのです。


さて。
昨日 もお話しましたが、今日はトリムマークの注意点についてです。

トリムマークを作成して頂くとき、イラストレータはデフォルトで「レジストレーション」というカラー設定が選ばれると思います。
この「レジストレーション」は、全ての色(CMYK・特色選ばず)に表示される色で、版を出力した際には全ての版に印字される色です。

私どもでは、お客様が付けられるトンボは基本的にこの「レジストレーション」か、「CMYK100パーセント=4W」でトンボの作成をしていただけるようお願いしています。

このトンボを4Cフルカラーにする訳は、印刷の時に色を重ねるのですが、その時の目印として使用するためにあります。





吹き出しの中のように色が同じ位置にこないと、「見当ズレ」=同じ絵の色の重なりがきちんとできていないため、予定していない模様が出来たり、予定していない絵に仕上がる現象(下絵参照)が起きます。





範囲の広い「絵」で合わせるのではなく、細い「線」を中心として合わせることで、大幅な見当ズレを修正することができます。

トンボには、仕上げの位置を表す他にも、この見当ズレを調整する役目もあったのです。
(写真の精度が高いパンフレット印刷などは、トンボ以外にも見当を合わせるためのものがありますが、基本的にはトンボを見ながら見当は合わせます。)

ですので、「トリムエリア」ではなく、「トリムマーク」で作成していただき、色は「レジストレーション」か「CMYK100%」でご入稿頂けますようお願いいたします。

何かご質問などありましたら、ご遠慮なくご質問ください。

トンボ(トリムマーク)の付け方(2)

こんにちは。ハチです。
暖かくなってくると、花々が美しく、空気もさわやかでいろいろな生き物や人々が活発になってきました。
そろそろ行楽&スポーツイベントなどが増えてくる時期です。
今年、どこかへお出かけになられる方、着々と準備は進んでますか?


さて。昨日 はトリムマークの付け方をお話いたしました。
本日はトリムエリア(オブジェクト→トリムエリア)とトリムマークの違いをお話します。

トリムマークは、前回お話しましたように、フィルタから作成するものです。
トリムエリアは、プルダウンメニュー・オブジェクト→トリムエリアで作成するものです。

見た目はどちらも一緒なのですが…





トリムエリアで作成されると、版出力をされる際に、オブジェクトとしてトンボを認識しません。
これは、版で出力する際のアプリケーションが違うからです。
また、掛け合わせなどでもトリムエリアは1つのファイルに1つしか作ることが出来ないため、面付けをお客様がされる場合、予定していないつき方をする可能性があります。

私どもでは、お客様のご希望の位置で仕上げるために、トリムエリアをご使用されているデータは、トリムマークに付け替えてデータを進めています。

ですが、私どもで手間を掛けるということは、データがお客様の思わぬ状態になりえる危険性がひとつ、あがるのです。
ですので、データをご作成される場合は、「トリムエリア」ではなく、「トリムマーク」でご作成いただけますよう、お願い致します。
最終的にお客様の意図しないものを納品しないための策でもありますので…。特にサイズが通常の規格と違うものは、ご注意いただきたいと思います。

次回はもう少し、トリムマークの注意点をお話致します。