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トドお父さん通信

北部九州在住 高BMI中高年のオタク趣味の活動記録

先週の日曜日 9月21日に筑紫野市 筑紫野市生涯学習センターで開催された古代史講座に参加しました。 今回も20人くらい集まって盛況でした。
 
講師の方は、佐賀県伊万里市楠久というところで、壱之寺の住職をされている小島 宗光(しゅうこう)さんです。
伊万里市郷土研究会というグループを作って歴史研究の活動されていましたが、残念ながら解散されるそうです。

会誌の一部コピーを頂きましたが、本も出版されているそうです。
内容は伊万里市楠久に古代の天文台があったという話から始まりました。
また、当地に明治政府の廃仏毀釈で廃寺となった七幸神社があり、それにまつわる話です。
伊万里市楠久は伊万里湾で伊万里市の対岸にあたり、松浦党の水軍が拠点にしていた港として
栄えたそうです。 
水軍ですから、船の運航に北極星や北斗七星は重要な役割を果たし、そのために七幸神社が創建されたのでは、とのこと。

七幸神社の主祭神は「北辰妙見尊星王(ほくしんみょうけんそんしょうおう)」と日本では聞い たことがない神様です。
北辰とは北極星および北斗七星を神格化した北辰妙見尊星王に対する信仰とのこと。

明治時代の廃仏毀釈のどさくさで廃寺となり、最近(と言っても2016年)に復興されたとのことです。

新パワースポットに 七幸神社145年ぶり復興へ

それと話題は楠久に存在する天文台跡。日本では数か所しか残ってませんし、ほとんどが江戸
時代とのことです。
そういえば、鹿児島に天文館通りってありますよね。
それに対し、こちらは新羅時代の善徳女王(在位632~647)が慶州に築いた、チョムソンデ
瞻星台」と同じ時代、同じ目的で、先の七幸神社のなかにあったそうです。 
どうも、この辺を根城にしていた海賊の松浦党(のちの鍋島党)と関係がありそうです。
 
この辺を前振りにして、小島住職の暦に関する講義が始まりました。

 

古代のバビロニアやエジプト、中国、南米のインカ帝国などでは、太陽や月、星の動きを観測

することから、それぞれ独自に天文学がはじまったようです。

 

暦が作られた目的は地域によって異なり、エジプトではナイル川の氾濫時期を予測するため、

バビロニアでは航海術や占星術のため、中国では農業や祭祀のために発展していったと考えら

れています。

こうした背景から、世界各地で太陽暦や太陰暦が作られていきました。 

 

とくに中国では、暦の歴史は紀元前2000年ごろの夏王朝にさかのぼり、殷王朝・周王朝・戦国

時代を経て漢代に発展してきたようです。

 

中国の暦は干支で年を表し、60年を一つの周期として巡ります。また、太陽や月の運行をもとに

「二十四節気」が定められ、農業と深く結びつきました。五行思想との関連も、中国の暦の大き

な特徴とされています。

 

さらに、その日を「六白金星」といった星で表す**九星術(九星気学)**は、五行思想と暦の

融合から生まれたもので、

後漢の時代(25年~220年)には体系が固まったようです。

note 九星気学の基本と方位の象徴

閑話休題

古代に文化が伝わったのは、中国やそれより西の国から大陸経由、または朝鮮半島経由が主だと

考えられています。(資料:日本人はどこからやって来た? ≪ 大陸の端の行き止まり ≫

そもそも人類はアフリカで生まれたので、原始時代の氷河時代に海が後退して陸地が続いて

いた時代に、あちこちから日本列島に移り住んできたと思われます。


縄文・弥生時代以降になっても、事情のあるたくさんの渡来人・帰化人が渡ってきたはずです。
松浦党の人たちも、商売で朝鮮半島と佐賀を日常的に船で行き来していたはずです。

日本に暦が伝わったのは推古12年(602年)とされています。

百済からもたらされたと言われており、仏教が欽明天皇13年(552年)に百済から伝来したこと

を考えると、暦も同じルートで伝えられたのだろうと思われます。

 

七幸神社の天文台が築かれたのが、以前触れた新羅・善徳女王の時代に造られた「瞻星台」と

同じ頃だとすると日本で暦が伝わった直後に建てられた可能性がある、ということになります。

日本での暦は太陰暦で主に農業や祭事に使われ、この楠久で作られた暦は「肥前太子暦」と呼ばれ、全国で使われたと伝承がありますが、残念ながら現物は実存していないとのことでした。
残念ですが、こよみ、って使ったら古いものは捨ててしまいますからね。 

明治時代になって、廃仏毀釈により七幸神社がつぶされ、暦も太陰暦から太陽暦に代わって、

「肥前太子暦」も返りみられなくなったんでしょうか? 農家は最近まで太陰暦のこよみを使っ

ていると聞いたことがあります。

日本人に浸透した五行
お話の中で五行に関する話がありましたので、書いておきますね。
陰陽五行を学ぶと、下記のようにいいことがあるそうです。

五行では万物を水、木、火、土、金、の五つに分けます。

水が木を育てる、木は火に燃やされる、火は土で消される、金(金属)は土の中から採掘される
金(鉱脈)から水が湧きでる。 このように万物は
◆相生(助ける関係) 
◆相克(抑制する関係) 
の作用でバランスを保っているという考え方のようです。
 
こないだの香春岳の採掘を見て、自然のバランスが壊されていると感じるのは、日本人だから
でしょうかね?
 


大気を読む。この話はよく理解していませんが、自然のエネルギー(氣)を感じてうまく使う
ということでしょうか?
これもよく見るタオのマークですね。サーファーの方はタウン&カントリーでしょうか?
五行(すべての物)は陰と陽に分けられる。でも、完全な陰はなく、完全な陽もない(黒丸と
白丸)という、もともと中国の考え方です。

自分の人生で、これまで暦学や五行に関する知識はほとんど皆無でした。
すこし勉強したほうがいいかもですね。
 

先日の休みの日にカミさんと筑豊の香春町に出かけて、太平洋セメント(現麻生セメント)に削られて無残な姿になった香春岳を見に行きました。
 
炭坑節にあるように、一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳と3つあるうち、手前の香春神社がある一ノ岳が確かに山の2/3くらいが削られて、無残な姿になっています。
 
神社のご神体がある神聖な山を、自分たちの経済活動のために削ってしまう、ってちょっと考えさせられました。
 
写真は農家レストランTime Chillさんで食べたランチと、そこから撮った香春岳です。
このあと、香春町歴史資料館と香春神社にいってから、田川石炭博物館を見学しました。
 


 
 
香春町歴史資料館には白黒ですが、香春岳の模型とありし日の香春岳一ノ岳を望む香春神社の写真がありました。

 
 
また香春神社には昭和14年に山から落ちてきた巨石が展示されていました。きっと山が怒ったのでしょう。
 
参道入り口の香春神社の謂れの看板

参道入り口の鳥居


参道の上り坂(結構きつい)


香春神社 本殿


田川炭鉱博物館

 
構内のセレン整流器


炭鉱労働者の宿舎のレプリカ


復元した2本煙突
 

 ヤフオクで見つけた写真

 

最近は、おもちゃ病院でラジコン修理を預かることが多くなりました。
で、またまたです(笑)

ラジコンのメカ修理は苦手なんですが、電子回路系の修理の実績を作ってしまったせいです。

 

今回は近隣自治体でのおもちゃ病院で、例のベテランドクターから古い60年前のラジコン

修理を依頼されました。

修理を始めたが、どうもラジコンの送受信がうまくいかないとのことです。

送信機の水晶は交換して動作するようになったが、受信機が20㎝くらいに近づけないと動かない

ということでした。もともとは27.125MHzでしたが、27.145MHzに変更したとのことです。

まず、受信回路の動作をオシロで見てくれとのことです。
分解された中のシャーシと送信機を預かりました。



先輩が作った受信部の部品配置図です。


うわ~、受信部の超再生のトランジスタは2SA350!(ゲルマニュームの菅タイプ・高周波用)
駆動トランジスタは2SB32・2SB33!(ゲルマニュームの菅タイプ・高周波用)

 

あまりに昔の設計でビックリしました。データシートで見ても、ftが45MHz、hFEが90
しかありません。B32,33はどちらもPc=0.15W、Icmax=50mAしかありません。

 

これで最終段はリレーをON/OFFしているのだから、スゴいですねw。

 

受信部の基板の写真はこちらです。


裏面はこちら

 

回路図をLTSPICEでトレースしたので公開しますね。

この基板の解析は意外と大変でした。裏面にあとつけ部品もありますしー。
シミュレーションしようとしたのですが、当然ながら発振せず(泣)


現物の基板の動作をオシロで確認しました。 出力はプローブの影響を受けないよう回路図の

コレクタに繋がれた10pF(アンテナ端子)で測定します。

ちゃんとクエンチ波形が出ていました。周期も20uS(50kHz)なので問題なさそうです。
でも、送信機のスイッチを押しても、波形が動きません。
近づけると動くのですが、50cm以上離すとダメです。


 

発振している波形を拡大しました。


22MHzくらいで、送信周波数 27MHzに比べて低いです。
これだと、感度が低いというのは分かりますね。 超再生って同調周波数で発信させて
見かけ上のQを高くして感度と選択度を高くする回路方式です。
 

同調周波数がズレると選択度が高い分、かえって感度は低くなると思われます。
それにしても、LCタンク回路のL(1uHくらい)に並列にCがついてないのが気になります。
同調周波数fは f=1/2π・√L・C と教わりましたから。
 
いろいろと調べて、こちらの回路はベース接地型コルピッツ発振回路がベースになっている
ことが分かりました。
RFワールド「ラジオで学ぶ電子回路」の 第4章 発振回路 および第9章 再生、超再生ラジオ
が大変に参考になりました。

この回路はクエンチングの周波数を決めるR1とC1を外すと、ベース接地型のコルピッツ発振

回路になっているようです。

こちらに詳しい説明があります。(c)通常の書き方、がこの学研の回路と同じですね。

LCの共振周波数は、サボってChatGPT先生に計算してもらいましょう。


このラジコンのタンク回路のインダクタはコアが入っていて回すと調整できます。
1uHから0.766uHに調整すればいいわけです。

早速調整してみましたが、26MHzを超えるあたりでクエンチ発振波形の振幅が小さくなり
発振が止まってしまうので27MHzに調整できないことが分かりました。


こりは2SA350のせいでしょうか? 現代の高周波用のPNPトランジスタに変えてみましょうか?
ということで、2SA1015に交換して試したのですが、あまりうまく発振してくれません。
振幅が大きくなりすぎたり、クエンチの周波数が大きくなったりしました。

 

低hFEで低ftのゲルマニウムトランジスタを使った回路ですからね。 難しいようです。
現代のシリコントランジスタの回路で設計しなおしたほうがいいかもしれません。

 

いつもお世話になっている、つつじが丘おもちゃ病院の大泉院長のこの記事を参考に超再生
回路を作ってみます。(大がかりになりましたね。この間 仕事部屋のエアコンが壊れた事件

もあり、そのあいだ夏休みになったので時間がかかりました(笑))
ラジコン送信機・受信機の製作
 

 

この回路の右側が超再生回路ですね。 3V電源で1.5kΩ → 0.01uFになっていますが、

ここは元回路の10kΩ+18kΩ並列 + 0.01uFのままで9V電源を接続します。
 

また、1uHのコイルと20pFの可変コンを使ってますが、1uHの可変コアコイルと15pFを

使います。トランジスタもNPNの2N3604をPNPの2N3906に変更しました。
もちろん、電源の+、ーも逆にしますね。
 

あとで気づいたのですが、この回路は中華のラジコンICメーカの RX2C/ATS302R-G

のマニュアルにあるリファレンス回路と同じです。

実績のある回路だから安心ですね。


さて、作ってみましょう。
コイルとトランジスタはAliExpressで調達します。
コア入りのコイルはChoiceで10個 527円でした(12Tなので、後で8Tに調整します)

 

10uHも入ったアキシャルのインダクタセットは1uH~4.7mH 20種x10pcsで652円


各種トランジスタのキットは500円くらいでした。
 

 

おっ、こんどは27MHzでも発振します。(波形とってません、すみません(@_@;))
クエンチの周期もバッチリです。(発振の振幅は元回路にくらべ大きいです)

 

オシロだけでなく、短波受信機での受信でも同調周波数を確認できます。受信周波数を27.145MHzに合わせてコイルのコアをゆっくり回すと、ガーというノイズが減る点があり、ここが調整点になります。


これで27MHzに調整できたので、ラジコンに乗せて調整します。


 

2段目以降の回路図はこれです(汚い手書きですみません)

 

2段目は電流帰還バイアスの増幅回路ですね。ゲルマトランジスタの2SB32を使ってます。

3段目はトランスを介してベースに信号を注入し、リレーを駆動します。

まぁ、ベース電流で飽和動作させるいわゆるスイッチング回路になっています。


2段目のコレクタのところで信号を見ると振幅が少ないです。これでは3段目のリレーを
ONできないでしょう。

なにしろ、hFEが40minしかないので、reが高いのではないでしょうか?

増幅率が低いと思われます。これも1段目と同様に2N3906に変えてみましょう。

もともとのベース抵抗は56kと5.6kでした。9V電源の時に、ベースにかかる電圧は0.8Vになります。

 

2SB32のようなゲルマトランジスタはVbeが0.3Vしかないので、これでいいですが、

2n3906のようにシリコントランジスタの場合は、Vbe≒0.7Vなので、これではバイアス電圧

が不足しますね。 今回は56kと15kΩの組み合わせにしました。

 

これならベース電圧は1.9Vになります。0.7Vを引いて1.2Vがエミッタ抵抗 220Ωに

かかりますので、Ic=5mAになります。(もとは2.5mAなので、ちょっと流しすぎ。15kは10kでよかったかも?)

これで、27MHzラジコン送信機からの信号はガンガン入るようになりました。
10mくらいはなれてもOKでした。(リレーの接点が動いて、接点が0Ωになるので分かります)

  
    信号がない場合            信号が入った場合

 

ラジコンの受信機が動くようになったので、依頼したベテランドクターにお返しします。

ラジコン受信機用の電源は006P 9Vですが、前進用モータと左右制御用モータは1.5Vの
単二電池2個で動作します。

 

どうも、制御用接点がおかしいのか、過電流が流れて電池があっちっちになっています。

後日、やはり接点がおかしくてショートしている点があったとのことでした。

 

なおった後、ベテランドクターさんが近隣のおもちゃ病院に持ってきてデモ走行をした

ので、その様子を貼っておきますね。

 


メチャ苦労したが、直ってよかった!!

古いラジコンの修理をされる皆さんの参考になれば、幸いです。
 

それでは、おやすみなさい。


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