私の人生を1番救ってくれたのは
誰かといえば、愛犬のれいちゃんに
なるだろう。
親友が自殺をし、全てがボロボロで、
何もかもが真っ黒な世界の時、
夏の暑い日にフラフラと歩いて
倒れそうになった時に、
目の前にあったカフェに入ると、
そこにれいちゃんがいた。
それが全ての始まりだった。
れいちゃんは足に難病を抱えて
いたのでペットショップの売れ残りで
いた子だった。
その時私は学生の時からバイト
しまくり貯めていたお金も、
教師になってから貯めていたお金も、
れいちゃんを助けるために
あるんじゃないかと思った。
れいちゃんを連れて、足の名医と
言われる病院は全て尋ねた。
そしてやっと一年かけて見つけた。
れいちゃんは手術も頑張ってくれ
て、リハビリも2年かけて頑張った。
そしてれいちゃんは嬉しそうに
たくさん走るようになった。
れいちゃんは2キロの小さな
トイプードルで、れいちゃんと
出会った時は10歳までしか
生きられないだろうと言われた。
足も難病、命も10歳までなんて
あんまりだと思った。
でもその時に約束をした。
私の命をれいちゃんに注ぐから
だかられいちゃんは大丈夫だよ。
小さな小さなれいちゃんの手を
いつもいつも握って話しかけた。
『もう、大丈夫だから』
それから犬のしつけの仕方や、
飼い方などもたくさん勉強をした。
れいちゃんの命を少しでも
長く、元気で笑って過ごせる
時間を増やしたかったからだ。
最初出会った頃のれいちゃんは
こんな顔をしていた。
目に光がない、表情も暗く、
いつも怒っていた。
でもこの世界の綺麗なものを
たくさん見せてあげた。
『れいちゃん世界はこんなにも
綺麗なんだよ』
れいちゃんは監獄の中にいた
ような生活をしていたから、
最初は散歩でも全く歩けなかった。
少しずつ、少しずつ、
ゆっくり、ゆっくり、
れいちゃんの世界を広げていった。
そしたらいつの間にか、
毎回散歩で5キロぐらい走り込み、
元陸上部だった飼い主が置いて
いかれるような脅威な速さを
見せるようになった。
そしてれいちゃんは元気なまま、
余命10歳を超えていた。
ただシニアの16歳になり、
難病にかかった。
凄く元気だったれいちゃんが
次の日にグッタリとなったのは
本当に恐怖だった。
動物病院に行くと、難病だと
言われた。完治は難しい、、、
余命はごく僅か。
その難病の名医4人の所に
行ったけど、全て同じ回答だった。
もうシニアなので手術も出来ない。
残された時間を大切に。
あんなにも元気だったれいちゃんと
ある日突然別れがくるなんて、
あまりにも残酷だと思った。
旦那さんと一緒に1日中、
泣き続けた。
でも、次の日に私はもう泣くのは
辞めた。過去の私とは違う。
今の私にはもう最高の人脈や
最高の知識があるではないか。
私にはソウルメイトの神がいた。
日本でこの人ほど頭が良い人は
本当にいないと思う。
天才中の天才、医学の神、化け物
レベルの知識。
世界のトップレベルの医師とも
渡り合っている。
神はやはり神だ。
動物学も勉強してきた。
ユリちゃん、すぐにれいちゃんを
連れてきなさいと言ってくれた。
そして、神は色々なアプローチ方法を
教えてくれて、定期的に見てくれる
ようになった。
神から犬も人間と同じなんだよ
と言われて、私の頭に雷が落ちた。
『あれ?そしたらもしかしたら、
私の医学の研究がれいちゃんにも
使えるんじゃないか?』
そして私は今までの医学の集大成の
知識を、れいちゃんの難病を治す
プログラムを考え実践した。
そして1ヶ月、れいちゃんに
そのプログラムを試すと、
奇跡が起きた。
全ての血液検査のデータが正常、
完治したのだ。
獣医師はもう有り得ない、
あり得ないと、、、ずっと頭を抱えて
いた。一体どうやって、どうしたら、
パニックになっていた。
れいちゃんはそれからもう全く
症状は出なく、一年たった。
そして17歳も元気に迎えた。
毎日ぐっすり寝て、たくさんご飯
を食べて、お散歩して、旅行にも
行って、今までと何も変わらない
ようなれいちゃんの毎日。
もしかしたら私はれいちゃんの
ために、医学を極めたのかも
しれないと思った。
私の命を助けてくれたれいちゃん
の命を助けられる自分に
なれて良かった。
旦那さんもあり得ないほど、
元気になった。
年を重ねているのに、人生で今が
いつも1番若く、元気になっている。
れいちゃんも17歳と言うと、
色々な人からビックリされる。
大抵みんな赤ちゃんですか?
と聞いてくるからだ。
旦那さんの運命もれいちゃんの
運命も全て変えて、2人を
本当の幸せに導けたことが
何よりも嬉しい。
私の1番大切な2人には、
いつも元気で笑っていて欲しい。
旦那さんはもうユリちゃんが
神様だって。人間も動物も自然も
全部助けられるじゃんと言った。
でも10年前は、バカそのもの
だった。本当に恥ずかしい
ぐらいの無知だった。
でもこの10年歩いてきて、
山ほど勉強してきた本物の知識は、
ここまで私を自由にしてくれた。
そしてその知識は、愛の世界に
導いてくれた。
ただれいちゃんももう17歳。
こんな小さな身体で一生懸命生きて
、私を彼を幸せにしてくれた。
だかられいちゃんがこの世界を
旅立つ日がきても、私はれいちゃん
を笑顔で送り出してあげたい。
『もう十分、幸せにしてくれた。
本当に本当にありがとう』
最後は涙は嫌だと思う。
またいつかれいちゃんとも必ず
出会えるから。
ただ今はまだまだ元気いっぱいの
れいちゃんとの日々を存分に楽しもう。
たった1人の人との出会いが
運命を変える。でもそれは人だけ
ではなく、ワンコでもそうだと思う。
たった1人の愛犬との出会いが
私の運命を全て変えたのだ。
『恋愛がうまくいくあのねノート』
〜あのねを書くだけで彼に言いたいことが言えた〜
恋愛潜在教育学®︎
教育学/潜在意識の観点から捉えた恋愛の真理