私は森の中に借りている隠れ家ビジネス

サロンみたいな所がある。



たまたまオーナーと出会って、

その場所を借りることになった。

そこはとても森と近くて、

気持ちがよく仕事ができる場所

だったから。



オーナーは利益目的ではないので

宣伝もしておらず、たまたま

出逢った人のみに貸しているので、

あまり人はいない。


そこも私はとても気に入っていた。



いつも絵を描いている人もいるし、

執筆をしている人もいるし、

ずっとPCと向き合っている人もいる。



お互いが誰も干渉し合わず、

目が合うと『にこ』『にこ』の

関係だからとても居心地が良かった。



たまに、そのサロンの一室で

コーチングを受けている彼女がいた。



その彼女を初めて見たのは、

一年前だった。



それからたまに彼女がコーチング

を受けている時に出会した。



防音でないので、かなり彼女の

悩みは聞こえてきていて、

私は彼女がどんな人なのかは

コーチングの内容ですぐに分かった。




結局、彼女が持っている悩みは

いつも同じだ。


⚫︎天職を見つけたい!

⚫︎天職でお金を稼ぎたい!

⚫︎人の目を気にせず、自分のペースで

 仕事がしたい!

⚫︎のんびりゆっくりなペースがいいけど、

 お金はそれだと入ってくるのか?



結局、天職、お金、のんびりゆっくり

がいいけど、お金は欲しい、

でもがむしゃらにしたくはない、

でもお金はそれだと入るのか、

いやでもお金は欲しい。



この悩みを繰り返し持っている。



私はそれを聴きながら、

あぁ、彼女の潜在意識は〇〇で、

〇〇だ、彼女の家族構成はこうだろう、

彼女の性格はこうだろう、

彼女の恋愛はこうだろう、

彼女の友人関係はこうだろう、

そして未来はこうなるだろう、


じゃあその運命を変えるには、

これとこれとこれの根本治療

しないかぎり、無理だろうけど、


彼女は精神性がまだ発達していない

から、根本治療は無理だろう、

対症療法をやりながら、

少しずつやるしかできないのだろう。



と思った。



そして彼女もそれを無意識に

分かっているから、

意味のないようで少しは意味がある

ようなコーチングを永遠に受けて

いるのだろうなと思った。



でも1年間、同じ悩みで相談

し続けているのに、彼女はまだ

その世界から抜け出そうとは

思わないのかな?と思う。



ただコーチングをしている人の

その彼女に対する答えも、

余計迷子になるような答えばかりで。




本来なら問題はシンプルで、

これとこれをやればいいという

話なのに、そのコーチングの人が

すごく遠回りをさせて、

よく分からない迷路に引きずり

こもうとする。



だから聞いていたら、私の頭が

ゴチャゴチャとしてくるので、

音楽をつけて聞こえないように

してきた。




結局、このコーチングをしている

彼女も自分の問題を解決して

いないのだ。



だから答えを導き出せない。

自分の答えも出ていないのだから。



でも、この

自分の問題を解決していない人✖︎

自分の問題を解決できない人


この図式はどこでもよくみるなぁ

と思う。



これってコーチングだけではなくて、

両親との関係もそうだと思う。




自分の問題を解決していない両親が、

子育てにおいて、その子どもに

『解』を与えることなんてできない。



間違いなく、迷いの森に連れて

いこうとする。



それがもうずっとずっと続いて

いる不幸のカルマ。



やっぱり全ては精神性の高さだなぁ

と思う。精神性が高くない限り、

問題はいつまでたっても解決できない

し、愛はいつまでたっても築けない。



『精神性の高さ』って、人生に

おいて最も必要な要素なのに、

誰もどうすれば精神性が高くなるか

なんか分かっていないし、教えない

もんなぁと思った。



どうやって良い大学に行くか、

どうやって良い結婚相手を見つけるか、

どうやって良い会社につくのか、


くだらないことばかりだ。



そんなことよりも、

自分を愛するためにはどうしたら

いいか、

自分を心底理解するにはどうしたら

いいか、

たった1人から深く愛されるには

どうしたらいいのか、

自分の長所や才覚を覚醒させるには

どうしたらいいのか、



そんな内側のことのほうが

よっぽど大事だ。



過去の私も本当一生懸命だった

けど、バカだったなぁと思う。



はぁ、やれやれと森の外を見た。

そしたら雨の音が、

『まぁまぁ、未来はこれからですよ』

と笑っていた。



コーチングを永遠に受け続けている

彼女も、そのコーチングが天職では

なくてやり続けている彼女も、

いつかその迷いの森を抜けられたら

いい。



その迷いの森を抜け切った世界に

この世界の真の喜びがある。

そしてきっとその時、

『生まれてきて良かった』と心の底

から笑うことができる。





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■読者様ご感想

📕『この本は、私にとって本当に本当に必要な本だった。今まで言葉にできなかったこと、苦しかったこと、蓋をしていた感情が溢れてきて何度も泣いては、目を拭いたので目がヒリヒリしています。ゆりさんにメッセージを書いていても涙が溢れてきて止まりません…。』

 

📕私のために書いてくれたの?と思うほどです。

私の魂が私に読ませたかったんだと思います。

ほんとにありがとうございます。感謝で泣けてきます。』

 

📕恋愛の本なのですが学問であり、こんなに潜在意識が関わっているんだと驚きです。ご自分が経験されてないパターンの心理や傾向まで分析されどれだけの想いで向き合われたのか、本当に専門書レベルです。

 

📕ここ最近、自分でも幼少の頃の気づかなかった思いがひきづっているのだろうか?と思っていたところ、まさに優里さんのこの本を読んで、腑に落ちました。人の心には本当に潜在意識の深いところまで、セメントの足跡が固まっていたのですね。涙が溢れます。私も あのねノートで完全にセメントを溶かしきりたい思います。

 

■ご感想vol.1

 

■ご感想vol.2

 

■ご感想vol.3