2024年6月23日(日)。天気雨のち曇り一時雨。梅雨入りして、ドヨーンとしていますね。

昼食は、新宿駅西口「新宿エルタワー」の「ねぎし」にて。

「新宿エルタワー」の公衆電話台跡。こういう光景に、たいへんグッときてしまいます。

JRで「恵比寿駅」へ。

東口から「駒沢通り」を進みます。

文部省唱歌「春の小川」で歌われた「渋谷川」。正確には「渋谷川」支流の「河骨川」で、代々木八幡あたりと言われています。

「山種美術館」にやって来ました。6年ぶりの訪問です。

「犬派?猫派?」展が開催されています(会期:2024年5月12日(日)ー7月7日(日))。犬と猫を題材にした作品が一挙公開されています。たいへんな人出でした。

ほとんどの作品は撮影禁止でしたが、山種美術館所蔵の竹内栖鳳作「斑猫」(1924(大正13)年)は撮影可でした。ちょうど100年前の作品になります。

 

もう一つ撮影可だったのが、長沢蘆雪作「菊花子犬図」(18世紀)。3年前の「府中市立美術館」における「動物の絵」展を思い出しました。

他にも俵屋宗達、伊藤若冲、円山応挙、歌川国芳、藤田嗣治、奥村土牛、速水御舟、山口晃など、様々な時代の作家による、犬もしくは猫の描かれた作品が展示されています。
 

その後、「麻布台ヒルズ」に立ち寄りましたが、想像以上に人が多くて、直ぐに場所を替えることにしました。現在、日本で一番高いビルとなっている「麻布台ヒルズ森JPタワー」(高さ325m)。

こちらは、隣の駅「虎ノ門ヒルズ」直上の「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(高さ266m)。

こちらの「dam brewery restaurant」にて、フルーツ味のビールをいただきました。

「虎ノ門ヒルズステーションタワー」から別棟に向かいます。左から「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」(高さ185m)、「虎ノ門ヒルズ森タワー」(高さ247m)、「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」(高さ222m)。

「虎ノ門ヒルズビジネスタワー」の「虎ノ門横丁」にあるタイ料理店「ソムタムダー」にて。

本日の京都競馬場メイン11Rは、上半期の総決算、グランプリ「第65回宝塚記念(GⅠ)」(芝・右・2200m)です。ファン投票上位馬を中心に13頭が出走です。「宝塚記念」は通常は阪神競馬場での開催ですが、今年は工事が実施されているために京都競馬場での開催になっています。

ファン投票総数は、2,850,427票(有効投票数)。昨年から約35万票の増加、10年前の2014年の総数が794,160票だったそうなので、近年の投票総数増加は著しいものがあります。WEBでの投票など、手軽になったことが要因だと思われます。

さて、ファン投票1位(238,367票)は、歴代最多得票となった「④ドウデュース」(牡・5、武豊騎手)<1番人気>。一昨年の「ダービー(GⅠ)」馬。昨年末の「有馬記念(GⅠ)」優勝。前走は「ドバイターフ(GⅠ)」に遠征して5着。武豊騎手は、3戦連続の騎乗です。

ファン投票2位(195,182票)は、昨年の三冠牝馬「リバティアイランド」(牝・4)。当代を代表する牝馬ですが、残念ながら「宝塚記念」は回避です。前走は、「ドバイシーマカップ(GⅠ)」に遠征して3着でした。

ファン投票3位(141,489票)は、「③ベラジオオペラ」(牡・4、横山和生騎手)<5番人気>。前走「大阪杯(GⅠ)」は、クビ差の優勝で、GⅠ初制覇となりました。横山和生騎手は、5戦連続の騎乗です。

ファン投票4位(140,122票)は、「ドゥレッツァ」(牡・4)。昨年の「菊花賞(GⅠ)」馬。前走は、「天皇賞(春)(GⅠ)」で無念の15着。その後、剥離骨折が判明して、休養のため放牧に出されていますので、本レースは回避です。但し、現在の調子は良いようなので、復活が待たれます。

ファン投票5位(137,979票)は、「②ジャスティンパレス」(牡・5、C.ルメール騎手)<2番人気>。昨年、ルメール騎手とのコンビで、「阪神大賞典(GⅡ)」と「天皇賞(春)」とを連勝しましたので、本レースで5戦ぶりの騎乗となったことで期待が高まります。昨年の「宝塚記念」は3着。前走は、「ドバイシーマカップ」に遠征して4着でした。

ファン投票6位(136,150票)は、「テーオーロイヤル」(牡・6)。近走3走は、「ダイヤモンドステークス(GⅢ)」、「阪神大章典」、「天皇賞(春)」と重賞3連勝中で、今、一番勢いにのっているはずなのですが、レース後に剥離骨折が判明して、残念ながら本レースは回避です。秋の「京都大賞典(GⅡ)」における復活が言われています。

ファン投票7位(132,146票)は、「⑤ディープボンド」(牡・7、幸英明騎手)<9番人気>。「宝塚記念」は3年連続の出走で、すっかりベテランの風格です。「阪神大章典」を2年連続で制覇、阪神競馬場で開催された「天皇賞(春)」も2年連続で2着など、阪神競馬場に強いイメージがありますが、京都開催に戻った「天皇賞(春)」も2着(昨年)、3着(今年・前走)と期待したいと思います。幸騎手は、前走に続いての騎乗です。

ファン投票8位(110,239票)は、「ジャスティンミラノ」(牡・3)。今年の「皐月賞(GⅠ)」馬。「ダービー」は1番人気に推されながら、伏兵「ダノンデサイル」の2着でした。現在は休養中です。

ファン投票9位(95,490票)は、「ジャンタルマンタル」(牡・3)。今年の「NHKマイルカップ(GⅠ)」優勝馬。現在は休養中です。

ファン投票10位(90,633票)は、「⑨ソールオリエンス」(牡・4、横山武史騎手)<7番人気>。昨年の「皐月賞」馬(「ダービー」2着、「菊花賞」3着)。前走「大阪杯」は、「③ベラジオオペラ」の7着。横山武史騎手は、前走に続いての騎乗です。

以降は人気順です。3番人気は、「⑫ブローザホーン」(牡・5、菅原明良騎手)<ファン投票24位(26,257票)>。競争中止となった「京都大賞典(GⅡ)」を除いて、近走7レースすべてで複勝圏内(優勝4回)という堅実な成績をあげています。前走「天皇賞(春)」は、「テーオーロイヤル」の2着。菅原明良騎手は、「京都大賞典」を含めて5戦連続の騎乗です。

4番人気は、「⑩ローシャムパーク」(牡・5、戸崎圭太騎手)<ファン投票29位(21,328票)>。本馬も手堅い成績をあげ続けています。昨年は「函館記念(GⅢ)」、「産経賞オールカマー(GⅡ)」を含めて3連勝。「香港カップ(GⅠ)」への遠征(8着)をはさんで、前走「大阪杯」は、「③ベラジオオペラ」の2着。戸崎騎手は、前走に続いての騎乗です。

6番人気は、「⑦プラダリア」(牡・5、池添謙一騎手)<ファン投票30位(21,050票)>。昨年の「京都大賞典」、今年の「京都記念(GⅡ)」と、京都での重賞を連勝しています。昨年の「宝塚記念」は6着。前走「大阪杯」は、「③ベラジオオペラ」の2着。池添騎手は、3戦連続の騎乗です。

8番人気は、「①シュトルーヴェ」(せん・5、D.レーン騎手)<ファン投票87位(1,567票)>。前々走「日経賞(GⅡ)」、前走「目黒記念(GⅡ)」を含む近走3戦を連勝しています。レーン騎手は初騎乗です。

10番人気は、「⑬ルージュエヴァイユ」(牝・5、川田将雅騎手)<ファン投票34位(14,367票)>。出走馬中の紅一点です。昨年の「エプソムカップ(GⅢ)」、「府中牝馬ステークス(GⅡ)」と、いずれも2着になったレースを現地観戦しています。その後、「エリザベス女王杯(GⅠ)」も2着、また前走「大阪杯」は、「③ベラジオオペラ」の3着と、手堅い成績をあげています。川田騎手は初騎乗です。

11番人気は、「⑧カラテ」(牡・8、岩田望来騎手)<ファン投票59位(2,899票)>。もう大ベテランですね。直近の勝利は、昨年5月の「新潟大賞典(GⅢ)」。昨年の「宝塚記念」は16着。前走「鳴尾記念(GⅢ)」は6着でした。長く、菅原明良騎手とのコンビが続きました(2021年の「東京新聞杯(GⅢ)」は菅原明良騎手の重賞初勝利でした)。岩田望来騎手は初騎乗です。

12番人気は、「⑥ヒートオンビート」(牡・7、坂井瑠星騎手)<ファン投票81位(1,690票)>。

13番人気は、「⑪ヤマニンサンパ」(牡・6、団野大成騎手)<ファン投票100位圏外>。

 

レースは雨の降りしきる中で行われました。スタート後、「⑧カラテ」が前に出ますが、直ぐに「⑬ルージュエヴァイユ」が並んで競っていきます。「⑬ルージュエヴァイユ」が先頭をとったところで、「⑦プラダリア」がこれに続きました。3番手「⑧カラテ」の後ろを「③ベラジオオペラ」が追い、この前4頭が一列で進みます。中段は前方が「⑥ヒートオンビート」と「⑤ディープボンド」。真ん中に内から「①シュトルーヴェ」、「②ジャスティンパレス」、「⑨ソールオリエンス」、後方が「⑩ローシャムパーク」。最後位に「④ドウデュース」、「⑪ヤマニンサンパ」、そして「⑫ブローザホーン」が不気味に控える態勢です。1000m通過が1分1秒0。「④ドウデュース」は依然として最後位。3角を周るところで、「⑬ルージュエヴァイユ」に「⑦プラダリア」が並ぶような形になりました。そのまま4角を周って直線に入り、外から「③ベラジオオペラ」も激しく迫って来ます。そこへ大外、外ラチ沿いに「⑫ブローザホーン」が上りメンバー最速タイの追い上げで、最後方から飛んできました。更に「⑨ソールオリエンス」も同じく上りメンバー最速タイで、「⑫ブローザホーン」に続きます。「⑫ブローザホーン」が2馬身差をつけて、人馬ともに初となるGⅠタイトルを獲得しました。やはりこの馬は手堅かった!大器晩成ですね。2着「⑨ソールオリエンス」に続いて、クビ差の3着に「③ベラジオオペラ」、更にクビ差の4着に「⑦プラダリア」。ここから3馬身差がついた5着に「⑩ローシャムパーク」。1番人気「④ドウデュース」は6着、2番人気「②ジャスティンパレス」は10着と、波乱のレースになりました。「⑧カラテ」は最下位の13着。やはり無事に終わって何よりでした。