2023年10月14日(土)。天気晴れ。鉄道記念日。

東京競馬場は、秋の開催2週目となりました。なぜ、こんなに競馬を観たいのか。かつて騎馬民族だったDNAがあるのかと思ってしまいます。

本日の東京競馬場メイン11Rは、伝統ある牝馬重賞「第71回アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス(GⅡ)」(芝・左・1800m)です。今年は13頭が出走します。抜き出た馬がなく、実力伯仲のたいへん予想の難しいレースになりました。優勝馬には、「エリザベス女王杯(GⅠ)」への優先出走権が与えられます。

1番人気は、「⑥プレサージュリフト」(牝・4、C.ルメール騎手)。昨年のクラシックは、「桜花賞(GⅠ)」4着、「オークス(GⅠ)」8着。今年に入って「京都金杯(GⅢ)」3着、「東京新聞杯(GⅢ)」3着でした。その後にケガが判明し、本レースは8カ月半ぶりの出走になります。東京競馬場が舞台の「クイーンカップ(GⅢ)」以来の優勝を目指します。この時は、昨年の二冠馬「スターズオンアース」をクビ差で制したのです。ルメール騎手は、前走に続けての騎乗です。なんか元気のなさそうな様子が気になりましたが、やはりこの馬しかいないと決めていました。

2番人気は、「⑦ディヴィーナ」(牝・5、M.デムーロ騎手)。今年、既に6戦に出馬しています。ここのところ調子をあげていて、三走前「ヴィクトリアマイル(GⅠ)」4着、前々走「中京記念(GⅢ)」2着、前走「関屋記念(GⅢ)」2着です。M.デムーロ騎手は、4戦連続の騎乗です。

3番人気は、サトノダイヤモンド産駒3歳馬「⑪シンリョクカ」(牝・3、吉田豊騎手)。昨年末の「阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)」は、明日の「秋華賞(GⅠ)」で三冠馬に挑む「リバティアイランド」の2着。今年の「桜花賞」6着、「オークス」5着でした。吉田豊騎手は、3戦連続の騎乗です。

4番人気は、「⑤ルージュエヴァイユ」(牝・4、横山武史騎手)。昨年の「オークス」は6着。今年は、三走前「愛知杯(GⅢ)」12着、前々走オープン「メイステークス」10着でしたが、前走「エプソムカップ(GⅢ)」は「ジャスティンカフェ」の2着。この勢いを本格化させたいところです。横山武史騎手は初騎乗です。

5番人気は、「③ルージュスティリア」(牝・4、川田将雅騎手)。三走前「阪神牝馬ステークス(GⅡ)6着、前々走「ヴィクトリアマイル」10着、前走「中京記念」3着でした。川田騎手は、4戦連続の騎乗です。

6番人気は、「④ストーリア」(牝・4、菅原明良騎手)。昨年の「秋華賞」は8着。前走オープン「関越ステークス」は、菅原明良騎手との初コンビで優勝しました。

7番人気は、「⑨アンドヴァラナウト」(牝・5、鮫島克駿騎手)。昨年の「府中牝馬ステークス」に出走して3着でした。三走前「愛知杯」9着、前々走「阪神牝馬ステークス」5着、前走「ヴィクトリアマイル」11着でした。鮫島克駿騎手は初騎乗です。

8番人気は、「①コスタボニータ」(牝・4、松山弘平騎手)。三走前「阪神牝馬ステークス」3着、前々走「メイステークス」6着、前走「クイーンステークス(GⅢ)」3着でした。松山騎手は、3戦連続の騎乗です。

9番人気は、「⑫イズジョーノキセキ」(牝・6、岩田康誠騎手)。昨年の「府中牝馬ステークス」優勝馬です。アタマ差で先行する「ソダシ」をかわしたレースの印象は強烈でした。その後の成績は今ひとつですが、本レースで巻き返してほしいです。三走前「ヴィクトリアマイル」15着、前々走「クイーンステークス」5着、前走「札幌記念(GⅡ)」7着でした。岩田康誠騎手は、6戦連続の騎乗です。

10番人気は、「⑧ライラック」(牝・4、戸崎圭太騎手)。昨年、「桜花賞」16着、「オークス」11着、「秋華賞」10着。三走前「日経賞(GⅡ)」4着、前々走「目黒記念(GⅡ)」9着、前走「宝塚記念(GⅠ)」17着。「秋華賞」以来、これまで5戦連続でM.デムーロ騎手の騎乗でしたが、本レースは戸崎騎手が6戦ぶりの騎乗です。

11番人気は、「⑬フィアスプライド」(牝・5、北村宏司騎手)。三走前「ターコイズステークス(GⅢ)」3着、前々走「エプソムカップ」9着、前走「関屋記念」4着でした。北村宏司騎手は、前走に続いての騎乗です。

12番人気は、「②エリカヴィータ」(牝・4、三浦皇成騎手)。昨年は「オークス」9着、「秋華賞」13着。三走前「愛知杯」14着、前々走「福島牝馬ステークス(GⅢ)」10着、前走「メイステークス」5着でした。三浦騎手は初騎乗です。

13番人気は、「⑩ファユエン」(牝・5、横山和生騎手)。今年オープン入りして、重賞初挑戦となった前走「新潟記念(GⅢ)」は8着でした。横山和生騎手は初騎乗です。

レースは、スタート後しばらくで「⑦ディヴィーナ」がハナを取り、後続をどんどん引き離していきます。「⑥プレサージュリフト」は中段後位につけています。3・4角中間の1000mで、「⑦ディヴィーナ」は7馬身差、1分ちょうどのラップです。4角を周って直線を向いたところでも、「⑦ディヴィーナ」の勢いは衰えません。3馬身遅れて「①コスタボニータ」、「③ルージュスティリア」、「⑨アンドヴァラナウト」などが追います。ここへ、外から「⑤ルージュエヴァイユ」がメンバー2位の上りで猛然と迫り、これにつられるように中段にいた「⑧ライラック」も発進しました。更にその外からは、「⑬フィアスプライド」がメンバー1位の上りで後方から飛んできます。ゴール直前で「⑤ルージュエヴァイユ」が「⑦ディヴィーナ」に追いつき、勝負は写真判定へ。結果、ハナ差で「⑦ディヴィーナ」が逃げ切り勝ちとなりました。クビ差の3着を「⑧ライラック」が確保し、やはりクビ差の4着で「⑬フィアスプライド」。「⑥プレサージュリフト」は、見せ場なく1馬身差の5着。元気なさそうに見えたのは、外れていなかったのかも。ハナ差6着「⑨アンドヴァラナウト」、ハナ差7着「③ルージュスティリア」。ここまで先頭から0.3秒差。大接戦でした。期待された「⑪シンリョクカ」は10着。「④ストーリア」が途中で競争中止し、残念なことに予後不良となってしまいました。

 

帰りは、「大國魂神社」に寄りました。