2023年5月14日(日)。天気曇り後雨。「神代植物公園」のバラフェスタに行った後、東京競馬場に向かいました。

この日の東京競馬場メイン11Rは、5週連続GⅠ開催の2戦目「第18回ヴィクトリアマイル(GⅠ)」(芝・左・1600m)。当代を代表する牝馬16頭が集結しました。

1番人気は、「②スターズオンアース」(牝・4、C.ルメール騎手)。昨年のクラシック2冠(「桜花賞(GⅠ)」、「オークス(GⅠ)」)馬。「秋華賞(GⅠ)」は、「⑤スタニングローズ」の3着。前走「大阪杯(GⅠ)」は、1番人気に推されましたが「ジャックドール」のハナ差2着。ルメール騎手は、4戦連続の騎乗です。

2番人気は、「⑪ナミュール」(牝・4、横山武史騎手)。重賞勝利は、昨年の「チューリップ賞(GⅡ)」のみですが、「オークス」3着、「秋華賞」2着と善戦しています。前々走「エリザベス女王杯(GⅠ)」5着、前走「東京新聞杯(GⅢ)」2着。横山武史騎手は、7戦連続の騎乗です。

3番人気は、昨年の本レース優勝馬「⑯ソダシ」(牝・5、D.レーン騎手)。白馬のアイドルホースも5歳です。その後は、「札幌記念(GⅡ)」5着、「府中牝馬ステークス(GⅡ)」2着、「マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」3着と、あと少しで勝ち切れていません。これまでデビュー以来14戦連続で吉田隼人騎手騎乗でしたが、レーン騎手に乗り替わりです。

4番人気は、「⑥ソングライン」(牝・5、戸崎圭太騎手)。一昨年の「NHKマイルカップ(GⅠ)」2着馬。昨年の本レースは5着。そして「安田記念(GⅠ)」優勝でGⅠ馬になりました。前走はサウジアラビアに遠征して「1351ターフスプリント(GⅢ)」10着。その影響が気になります。戸崎騎手は初騎乗です。

5番人気は、「⑫ナムラクレア」(牝・4、浜中俊騎手)。昨年の「桜花賞」3着。今年に入って前々走「シルクロードステークス(GⅢ)」優勝、前走「高松宮記念(GⅠ)」2着と調子は上々です。浜中騎手は、11戦連続の騎乗です。

6番人気は、「⑧ララクリスティーヌ」(牝・5、菅原明良騎手)。クラシックへの参戦はありませんでしたが、菅原明良騎手騎乗の直近5戦は、優勝3回、2着2回と好調です。前走「京都牝馬ステークス(GⅢ)」優勝で重賞初制覇。

7番人気は、昨年の「秋華賞」馬「⑤スタニングローズ」(牝・4、坂井瑠星騎手)。前々走「エリザベス女王杯」14着、前走「中山記念(GⅡ)」5着。坂井騎手は、2戦ぶりの騎乗です。

8番人気は、「③サウンドビバーチェ」(牝・4、松山弘平騎手)。昨年の「オークス」で、出走直前に放馬して競争除外になったことが記憶に強いです。「秋華賞」は7着。前走「阪神牝馬ステークス(GⅡ)」優勝で重賞初制覇。いよいよ本領発揮でしょうか。松山騎手は、約2年ぶりの騎乗です。

9番人気は、「⑮ルージュスティリア」(牝・4、川田将雅騎手)。今年初めにオープン入りして、前走「阪神牝馬ステークス」は、「③サウンドビバーチェ」の6着。川田騎手は、前走に続いての騎乗です。

10番人気は、「⑦イズジョーノキセキ」(牝・6.岩田康誠騎手)。昨年の「府中牝馬ステークス」で、「⑯ソダシ」を差した勝利が印象深いです。その後は「エリザベス女王杯」10着、前々走「有馬記念(GⅠ)」4着、前走「阪神牝馬ステークス」10着。岩田康誠騎手は、3戦連続の騎乗です。

11番人気は、「⑩サブライムアンセム」(牝・4、三浦皇成騎手)。昨年の「フィリーズレビュー(GⅡ)」優勝。続く「桜花賞」は9着。前々走「京都牝馬ステークス」は「⑧ララクリスティーヌ」の15着、前走「阪神牝馬ステークス」は「③サウンドビバーチェ」の2着。三浦騎手は初騎乗です。

12番人気は、「①ロータスランド」(牝・6、横山典弘騎手)。前々走「京都牝馬ステークス」は「⑧ララクリスティーヌ」の3着、前走「高松宮記念」6着。横山典弘騎手は初騎乗です。

13番人気は、「④アンドヴァラナウト」(牝・5、吉田隼人騎手)。昨年も本レースに出走して14着。前々走「愛知杯(GⅢ)」は9着、前走「阪神牝馬ステークス」は「③サウンドビバーチェ」の5着。吉田隼人騎手は、前走に続いての騎乗です。

14番人気は、「⑭ステラリア」(牝・5、団野大成騎手)。一昨年の「エリザベス女王杯」は「アカイイト」の2着でした。前走「福島牝馬ステークス(GⅢ)」優勝で、重賞初制覇しました。団野騎手は、前走に続いての騎乗です。

15番人気は、「⑬ディヴィーナ」(牝・5、M.デムーロ騎手)。昨年も本レースに出走して11着。前々走「京都牝馬ステークス」は「⑧ララクリスティーヌ」の10着、前走「阪神牝馬ステークス」は「③サウンドビバーチェ」の12着。M.デムーロ騎手は初騎乗です。

16番人気は、「⑨クリノプレミアム」(牝・6、松岡正海騎手)。昨年も本レースに出走して16着。「府中牝馬ステークス」は8着でした。前々走「中山牝馬ステークス」は5着、前走「福島牝馬ステークス」は「⑭ステラリア」の3着。松岡騎手は、5戦ぶりの騎乗です。

雨が降りしきるにも関わらず、会場の雰囲気は盛り上がってきました。

雨は更に強くなってきた気配があります。「⑯ソダシ」の2連覇なるか。

レースは、スタート後、大外枠からスルスルと「⑯ソダシ」が前のポジションを取りました。遠目では分かりませんでしたが、その際に「斜行」があったということで、レース後にレーン騎手には過怠金が課されました。その先に入ったのが、最内枠から来た「①ロータスランド」です。「①ロータスランド」が引っ張る形で、「⑯ソダシ」、「③サウンドビバーチェ」、「⑮ルージュスティリア」などが続きます。「②スターズオンアース」は、その後ろの中段前で様子を伺います。「⑥ソングライン」、⑫ナムラクレア」、「⑪ナミュール」は中段真ん中、「⑤スタニングローズ」、「⑩サブライムアンセム」は後方から。1000m58.5秒のペースです。4角を周って直線に入るところで、「①ロータスランド」と「⑯ソダシ」が並びます。「⑯ソダシ」のレースを見ていると、いつも「強いなあ」という感想が出てくるのです。今日も強かった。本場場入場時のアナウンスで、「早い、強い、白い」と紹介されていましたが、そのとおりです。最後の直線では、既に「⑯ソダシ」が先頭に出ています。但し、GⅠレースですので、当然に好きなようにはさせてくれません。外からは「②スタ―ズオンアース」が、そして内から「⑥ソングライン」が迫って来ました。「⑥ソングライン」は上りメンバー2位のスピードで、勢いは明らかにありますが、あと少し「⑯ソダシ」が粘れば、、と思っていたのですが、ついにゴール直前で「⑥ソングライン」が「⑯ソダシ」を抜いて、アタマ差で「安田記念」に続くGⅠ2勝目をあげました。3/4差3着に「②スターズオンアース」。そして、後方にいた「⑬ディヴィーナ」がメンバー上り最速で、1馬身差の4着に入りました。これが複勝圏内に入っていたら、かなりの波乱になっていでしょう。大健闘です。そして1馬身3/4差の5着が「③サウンドビバーチェ」。頑張った「①ロータスランド」は6着、「⑪ナミュール」は「⑯ソダシ」の斜行の影響も受け7着、「⑫ナムラクレア」は8着。「⑯ソダシ」は、強かったもののこのパターンで「府中牝馬ステークス」でも敗れて2着でしたね。

戦いが終わって、引き揚げる「⑥ソングライン」(青鹿色)と「⑯ソダシ」(白色)。

帰りは雨の降る中、「大國魂神社」経由で、

夕食は、「Le Signe」に入っている「リンガーハット」のちゃんぽんです。