2022年5月15日(日)。天気曇りのち晴れ時々小雨。

本日の東京競馬場メイン11Rは、GI5連戦の2戦目、上半期の牝馬決戦「第17回ヴィクトリアマイル(GI)」(芝・左・1600m)。当代を代表する18頭が出走です。穴の開くことで有名なレースで、私は2015年の「ミナレット」3着の印象が強く残っています。もちろん、私とは何の関係もありませんでした。

昼食は、「東京競馬場」地下にある「ハロンボウ」から、カツカレーをテイクアウトしました。

1番人気は、「⑬レイパパレ」(牝・5、川田将雅騎手)。昨年の無敗での「大阪杯(GI)」勝利以降、決め手に欠ける感じになってきてしまっていますが、直近2走はいずれも2着と、あと少しでの復活が見えています。馬場状況、距離短縮など考える材料があります。前走は今年の「大阪杯」で、「ポタジェ」の2着。川田騎手は、2戦ぶりの騎乗です。

2番人気は、「②ソングライン」(牝・4、池添謙一騎手)。前走は、サウジアラビアに遠征して、「1351ターフスプリント(GIII)」で優勝しました。池添騎手は、国内では6戦連続の騎乗です。

3番人気は、「⑪ファインルージュ」(牝・4、C.ルメール騎手)。前々走「秋華賞」で「アカイトリノムスメ」の2着、前走は「東京新聞杯(GIII)」でやはり2着。ここで決めたいところです。ルメール騎手は、3戦連続の騎乗です。

4番人気は、白馬のアイドルホース「⑤ソダシ」(牝・4、吉田隼人騎手)。2020年の「JRA最優秀2歳牝馬」。さらに無敗で「桜花賞(GI)」を獲り、2021年の「JRA最優秀3歳牝馬」。前々走「チャンピオンズカップ(GI)」(12着)、前走「フェブラリーステークス(GI)」(3着)とダートに参戦してきましたが、昨年の「秋華賞(GI)」(10着)以来の芝レースになります。デビュー以来11戦連続で、吉田隼人騎手の騎乗です。

5番人気は、2020年の無敗三冠牝馬「①デアリングタクト」(牝・5、松山弘平騎手)。同年「JRA最優秀3歳牝馬」。昨春の香港「クイーンエリザベス2世カップ(GI)」で「ラヴズオンリーユー」の3着になった後、右前肢の故障が明らかとなり、1年強の休養を経て今日が復帰戦になります。デビュー以来9戦連続で、松山騎手の騎乗です。本馬場入場では、大きな拍手が起こりました。

6番人気は、「⑦レシステンシア」(牝・5、横山武史騎手)。2歳時、無敗で「阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)」を制し、2019年の「JRA最優秀2歳牝馬」に選ばれました。昨年の本レースに出走し、「グランアレグリア」の6着でした。前走は「高松宮記念(GI)」で6着。2戦連続で、横山武史騎手の騎乗です。

7番人気は、「⑮アンドヴァラナウト」(牝・4、福永祐一騎手)。前走は、「阪神牝馬ステークス(GII)」で「③メイショウミモザ」の2着。本レースは、「阪神牝馬ステークス」組と相性が良いのです。デビュー以来の9戦のうち、8戦で複勝圏内と手堅い成績をあげています。2戦連続で、福永騎手の騎乗です。

8番人気は、「⑱テルツェット」(牝・5、D.レーン騎手)。昨年の本レースに出走し14着でした。前走は「中山牝馬ステークス(GIII)」で「⑧クリノプレミアム」の5着でした。この馬も、レーン騎手への乗り替わりをどのように考えるかでしょう。昨日は失敗でした

9番人気は、「⑯デゼル」(牝・5、藤岡康太騎手)。昨年、「阪神牝馬ステークス」に優勝して本レースに出走しましたが、8着でした。今年も、「阪神牝馬ステークス」(3着)を経由して本レースに挑みます。今年は優勝していないですからね。藤岡康太騎手とは初コンビです。

10番人気は、「③メイショウミモザ」(牝・5、鮫島克駿騎手)。ここのところ調子をあげてきています。前走「阪神牝馬ステークス」で重賞初出走で初勝利をあげました。なぜか「阪神牝馬ステークス」優勝馬は、本レースでの成績はあまり良くありません。2戦連続で、鮫島克駿騎手の騎乗です。

11番人気は、「④マジックキャッスル」(牝・5、戸崎圭太騎手)。昨年の本レースに出走し3着でした。前走は「阪神牝馬ステークス」で5着。やはり「阪神牝馬ステークス」組として注目です。戸崎騎手は、3戦ぶりの騎乗です。

12番人気は、「⑭アカイイト」(牝・5、幸英明騎手)。昨年の「エリザベス女王杯(GI)」で衝撃的な勝利をあげましたが、その後はやや低調な推移で、人気もこのくらいに下がった方が推しやすいかも知れません。前走は「大阪杯」で10着。5戦連続で、幸騎手の騎乗です。

13番人気は、「⑥ディヴィーナ」(牝・4、武豊騎手)。本レースがオープン入り初戦、重賞初挑戦になります。マイルのレースでは強さを発揮していますので期待です。母は、本レースを連勝(2013年・2014年)している「ヴィルシーナ」。武豊騎手とは初コンビです。

14番人気は、「⑫ミスニューヨーク」(牝・5、M.デムーロ騎手)。前々走「ターコイズステークス(GIII)」優勝、前走「中山牝馬ステークス」は「⑧クリノプレミアム」の3着。M.デムーロ騎手は、4戦連続の騎乗です。

15番人気は、「⑧クリノプレミアム」(牝・5、松岡正海騎手)。前々走「中山牝馬ステークス」優勝、前走「福島牝馬ステークス(GIII)」を「アナザーリリック」のクビ差2着ですから、決して放っておくことはできません。松岡騎手は、3戦連続の騎乗です。

16番人気は、「⑰シャドウディーヴァ」(牝・6、坂井瑠星騎手)。昨秋の「府中牝馬ステークス(GII)」で優勝しています。私は現地観戦もしましたので、応援したいと思います。「府中牝馬ステークス」組は、「⑭アカイイト」(7着)、「⑩ローザノワール」(11着)、「⑫ミスニューヨーク」(12着)、「⑨アブレイズ」(13着)、「④マジックキャッスル」(15着)、「⑯デゼル」(16着)が本レースに出走します。前走は「金鯱賞(GII)」12着。坂井騎手とは初コンビです。

17番人気は、「⑨アブレイズ」(牝・5、菅原明良騎手)。前々走「中山牝馬ステークス」は「⑧クリノプレミアム」の2着。前走「福島牝馬ステークス」は9着。売り出し中の菅原騎手は、3戦連続の騎乗です。

18番人気は、「⑩ローザノワール」(牝・6、田中勝春騎手)。「府中牝馬ステークス」(11着)と、前走「中山牝馬ステークス」(9着)との間、前々走「ディセンバーステークス」で優勝しました。田中騎手は、3戦連続の騎乗です。

さあ、いよいよです。

レースは、各馬が好スタートを切って始まりました。「⑤ソダシ」と「⑦レシステンシア」とが先頭を進みましたが、「⑩ローザノワール」が外から押してきました。その後ろには、「⑬レイパパレ」、「①デアリングタクト」、「⑪ファインルージュ」、「②ソングライン」などの有力馬が続きます。4角を周るあたりでは、「⑩ローザノワール」が3馬身ほどの差をつけて逃げて行きます。直線に入っても、「⑩ローザノワール」の勢いが劣えない中、「⑤ソダシ」と「⑦レシステンシア」が並んで懸命に追走します。「⑤ソダシ」の白い馬体はとにかく目立ちます。そのうち「⑤ソダシ」が「⑦レシステンシア」をかわして、ぐんぐん進んで行きます。ついに「⑩ローザノワール」を抜いて先頭をとり、ここからは強かった。圧巻の走りで、2着に2馬身差をつけて優勝。2着以降の争いはし烈で、外から「⑪ファインルージュ」が「⑦レシステンシア」、「⑩ローザノワール」などに並び、「⑪ファインルージュ」が「⑦レシステンシア」にクビ差で2着をとり、「⑦レシステンシア」もハナ差で「⑩ローザノワール」をかわして3着を確保、さらに4着「⑩ローザノワール」のハナ差で「②ソングライン」が5着となりました。もし「⑩ローザノワール」が3着をとっていたら、大波乱でしたね。長期休養からの復帰戦となった「①デアリングタクト」は6着、1番人気の「⑬レイパパレ」は12着。「⑤ソダシ」が勝ったレースでは、いつも思うことなのですが、「こんなに強いとは思っていなかった」です。

先頭でゴールを目指して駆け抜ける「⑤ソダシ」。この時点では「⑩ローザノワール」もがんばっています。

「東京競馬場」の中では、バラが咲き誇るかのようでした。「神代植物公園」のバラ園とは違う雰囲気です。

競馬で疲れた心も癒されました。「大國魂神社」を通って、

京王線「府中駅」の「スープストック」にて夕食をとりました。