2022年6月5日(日)。天気曇り。

昼食は、東京競馬場内「ハロンボウ」のカツカレーライス。

本日の東京競馬場メイン11Rは、今年上半期のマイル決戦「第72回農林水産省賞典安田記念(GI)」(芝・左・1600m)です。フルゲート18頭が出走です。必ずしも圧倒的な人気馬がいるわけではなく、混戦の予感もします。

1番人気は、「⑧イルーシヴパンサー」(牡・4、田辺裕信騎手)。クラシックは「皐月賞(GI)」10着のみですが、その後、前走東京マイルの「東京新聞杯(GIII)」優勝を含めて、現在4連勝中です。私も「東京新聞杯」を観戦し、この馬の強さをはっきり確かめました。5戦連続で田辺騎手の騎乗です。

2番人気は、「⑨シュネルマイスター」(牡・4、C.ルメール騎手)。昨年は、「NHKマイルカップ(GI)」を制した後、「安田記念」に挑戦して3着。さらに「毎日王冠(GII)」優勝を経て、秋のマイル決戦「マイルチャンピオンシップ(GI)」は「グランアレグリア」の2着でした。今年は、前走「ドバイターフ(GI)」に遠征して8着でした。ルメール騎手は、前走に引き続いての騎乗です。

3番人気は、「⑦ファインルージュ」(牝・4、武豊騎手)。昨秋の「紫苑ステークス(GIII)」優勝以降、「秋華賞(GI)」は「アカイトリノムスメ」の2着、「東京新聞杯」は「⑧イルーシヴパンサー」の2着、「ヴィクトリアマイル」は「ソダシ」の2着と、2着が続いています。ここ3戦はルメール騎手の騎乗でした。武豊騎手は初騎乗です。

4番人気は、「⑬ソングライン」(牝・4、池添謙一騎手)。昨年の「NHKマイルカップ」は、「⑨シュネルマイスター」の2着。秋の東京マイル重賞「富士ステークス(GII)」優勝などを経て、サウジアラビアに遠征。「1351ターフスプリント(GI)」で優勝。前走「ヴィクトリアマイル(GI)」は5着でした。サウジ遠征時はルメール騎手騎乗でしたが、国内では7戦連続で池添騎手の騎乗です。

5番人気は、古馬重賞に初挑戦の「⑮セリフォス」(牡・3、藤岡佑介騎手)。昨年「新潟2歳ステークス(GIII)」、「デイリー杯2歳ステークス(GII)」を含み、デビュー以来3連勝で「朝日杯フューチュリティステークス(GI)」に挑戦して、ダービー馬「ドウデュース」の2着でした。前走「NHKマイルカップ」は1番人気に推されたものの、「ダノンスコーピオン」の4着。父「ダイワメジャー」は、2007年の「安田記念」優勝馬。3戦ぶりに藤岡佑介騎手の騎乗です。

6番人気は、「⑭ソウルラッシュ」(牡・4、浜中俊騎手)。昨年末から覚醒して、前走「読売マイラーズカップ(GII)」優勝を含め、現在4連勝中です。いずれも浜中騎手騎乗のレースで、よほど相性が良いのでしょうか。伏兵の予感がします。

7番人気は、「④ダノンザキッド」(牡・4、川田将雅騎手)。2歳時、デビュー以来の3連勝で「ホープフルステークス(GI)」を制しましたが、その後、ケガもあって、未だ完全復調ではないですね。昨年の三走前「富士ステークス」は「⑬ソングライン」の4着、前々走「マイルチャンピオンシップ」3着、前走「中山記念(GII)」7着でした。父「ジャスタウェイ」は、2014年の「安田記念」優勝馬。8戦連続で川田騎手の騎乗です。

8番人気は、「⑰サリオス」(牡・5、D.レーン騎手)。2歳時、デビュー以来の3連勝で「朝日杯フューチュリティステークス」を制しましたが、「皐月賞」、「ダービー(GI)」といずれも無敗三冠馬になった「コントレイル」の2着でした。路線変更して「毎日王冠」を優勝しましたが、その後の成績はあがっていません。昨年の「安田記念」8着、三走前「マイルチャンピオンシップ」6着、前々走「香港マイル(GI)」3着、前走「高松宮記念(GI)」15着。レーン騎手は、「香港マイル」以来、2戦ぶりの騎乗です。

9番人気は、「⑯レシステンシア」(牝・5、横山武史騎手)。2歳時、デビュー以来の3連勝で「阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)」を制し、2019年の「JRA賞最優秀2歳牝馬」に選ばれました。3歳時の「NHKマイルカップ」は、「ラウダシオン」の2着。前々走「高松宮記念」6着、前走「ヴィクトリアマイル」3着。3戦連続で横山武史騎手の騎乗です。

10番人気は、「①カフェファラオ」(牡・5、福永祐一騎手)。現在のダート路線を代表する馬で、3歳時にはデビュー以来無敗で「ユニコーンステークス(GIII)」を制しました。さらに、昨年及び今年の「フェブラリーステークス(GI)」を連勝しており、今回は二刀流の挑戦になります。福永騎手は、前走に続いての騎乗です。

11番人気は、「③ロータスランド」(牝・5、M.デムーロ騎手)。前々走「京都牝馬ステークス(GIII)」優勝、前走「高松宮記念」は「⑱ナランフレグ」の2着。マイル戦では、昨年リステッド「米子ステークス」と「関屋記念(GIII)」で優勝しています。決してあなどれない予感がします。M.デムーロ騎手は初騎乗です。

12番人気は、「⑱ナランフレグ」(牡・6、丸田恭介騎手)。1200mのレースでは、ずっと好成績をあげています。今年に入ってからも、三走前「シルクロードステークス(GIII)」3着、前々走「オーシャンステークス(GIII)」2着、そして前走「高松宮記念」優勝です。8戦連続で丸田騎手の騎乗です。

13番人気は、「②ヴァンドギャルド」(牡・6、岩田望来騎手)。昨年はほとんど海外遠征していて、三走前米国の「BCマイル(GI)」12着、前々走「香港マイル」6着、前走「ドバイターフ(GI)」3着。一昨年の「安田記念」は岩田望来騎手とのコンビで10着でした。岩田望来騎手はそれ以来の騎乗です。

14番人気は、「⑥カラテ」(牡・6、菅原明良騎手)。昨年の「東京新聞杯」優勝で、菅原騎手に初めての重賞勝利をもたらし、「安田記念」にも挑戦して13着。今年の「東京新聞杯」は3着でした。前々走「中山記念」2着、前走「読売マイラーズカップ」は「⑭ソウルラッシュ」の7着。10戦連続で菅原騎手の騎乗です。

15番人気は、「⑤ホウオウアマゾン」(牡・4、坂井瑠星騎手)。これまで重賞は、3歳時の「アーリントンカップ(GIII)」で優勝しています。今年に入ってからは、三走前「阪神カップ(GII)」は「グレナディアガーズ」の2着、前々走「東京新聞杯」12着、前走「読売マイラーズカップ」は「⑭ソウルラッシュ」の2着。今回は、あまり成績の良くない順番でしょうか?6戦連続で坂井騎手の騎乗です。

16番人気は、「⑩エアロロノア」(牡・5、幸英明騎手)。この馬は、最近1戦おきに優勝しています。今年に入ってからは、三走前「京都金杯(GIII)」6着、前々走リステッド「六甲ステークス」優勝、前走「読売マイラーズカップ」は5着。今回は優勝の順番でしょうか??三走前「京都金杯(GIII)」6着、前々走リステッド「六甲ステークス」優勝、前走「読売マイラーズカップ」は5着。3戦連続で幸騎手の騎乗です。

17番人気は、「⑫ダイアトニック」(牡・7、岩田康誠騎手)。三走前「京都金杯」4着、前々走「阪急杯(GIII)」優勝、前走「高松宮記念」は14着。4戦連続で岩田康誠騎手の騎乗です。

18番人気は、「⑪カテドラル」(牡・6、戸崎圭太騎手)。昨年の「安田記念」にも出走して12着。「京成杯オータムハンディキャップ(GIII)」優勝後、やや成績が低迷しています。三走前「マイルチャンピオンシップ」9着、前々走「東京新聞杯」8着、前走「ダービー卿チャレンジトロフィー(GIII)」は9着。5戦連続で戸崎騎手の騎乗です。

いよいよ、レースが始まります。

レースは、スタート後、「⑤ホウオウアマゾン」が先手をとります。これに「⑫ダイアトニック」、「④ダノンザキッド」などが続きます。「⑨シュネルマイスター」は中段後ろ、「⑧イルーシヴパンサー」は後方の位置取りです。4角を周って直線に入ったところでは、内に「⑤ホウオウアマゾン」、外に「④ダノンザキッド」が先頭で、「⑤ホウオウアマゾン」も粘ります。外から「⑬ソングライン」と「⑨シュネルマイスター」が競り合って突き進んできました。さらに「⑮セリフォス」も大外で続きますが、実は「⑰サリオス」も「⑬ソングライン」と「⑨シュネルマイスター」の間に隠れていました(というのは変な表現ですが)。結果、「⑬ソングライン」が「⑨シュネルマイスター」との追い比べをクビ差で制して優勝。さらにアタマ差の3着に「⑰サリオス」。その半馬身差の4着に「⑮セリフォス」、さらにクビ差の5着に「⑦ファインルージュ」。ハナ差6着が粘った「④ダノンザキッド」。実はメンバー最速の上りは、後方に控えていた7着「⑩エアロロノア」と8着「⑧イルーシヴパンサー」で、1着から8着までが0.2秒差という大接戦でした。「高松宮記念」優勝の「⑱ナランフレグ」は9着、あなどれない予感のした「③ロータスランド」は10着、レースを引っ張った「⑤ホウオウアマゾン」は12着、伏兵の予感がした「⑭ソウルラッシュ」は13着、二刀流の「①カフェファラオ」は17着。

ゴール直前の攻防。「⑰サリオス」をはさんで外「⑬ソングライン」と「⑨シュネルマイスター」の競り合い。

帰りは、「大國魂神社」にお参りしました。

欅並木の緑が目にしみます。