2023年5月21日(日)。天気晴れ。

本日メイン11Rは、いよいよ3歳牝馬の頂上決戦「第84回優駿牝馬(オークス)(GⅠ)」(芝・左・2400m)。フルゲート18頭が出走します。

場内では、歴代の「オークス」優勝馬が掲げられていました。

昼食は、場内6Fの食堂「ときわ家」のときわランチ。

「オークス」出走馬のパドックの様子です。

圧倒的1番人気は、昨年の最優秀2歳牝馬であり、クラシックの前走「桜花賞(GⅠ)」を1番人気で制したドゥラメンテ産駒「⑤リバティアイランド」(川田将雅騎手)。私が観戦した昨秋の「アルテミスステークス(GⅢ)」は「①ラヴェル」の2着だったのですよね。川田騎手は、デビュー以来5戦連続の騎乗です。

2番人気は、ハーツクライ産駒「⑫ハーパー」(C.ルメール騎手)。「クイーンカップ(GⅢ)」を制して「桜花賞」に進み4着(3番人気)でした。ルメール騎手は、前走に続いての騎乗です。

3番人気は、キタサンブラック産駒「⑨コナコースト」(D.レーン騎手)。「チューリップ賞(GⅡ)」はのハナ差2着、そして「桜花賞」は「⑤リバティアイランド」の2着(6番人気)と、惜しいレースが続いています。本レースは、鮫島克駿騎手からレーン騎手に乗り替わりです。なお、「モズメイメイ」は翌週の「葵ステークス」に出走予定で、本レースには出走しません。

4番人気は、ゴールドシップ産駒「⑥ゴールデンハインド」(菅原明良騎手)。私が現地観戦した前走「フローラステークス(GⅡ)」を7番人気で優勝して、本レースの優先出走権を獲得しました。菅原明良騎手は、前走に続いての騎乗です。

5番人気は、ハーツクライ産駒「⑩ソーダズリング」(武豊騎手)。前走「フローラステークス」2着で、本レースの優先出走権を獲得しました。「秋華賞(GⅠ)」2着、「愛知杯(GⅢ)」優勝の「マジックキャッスル」は半姉。武豊騎手は、2戦ぶりの騎乗です。

6番人気は、ルーラーシップ産駒「⑯ドゥアイズ」(吉田隼人騎手)。前走「桜花賞」は5着(4番人気)。それまでの5戦は、「阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)」3着、「クイーンカップ」2着など、すべて複勝圏内に入っていました。吉田隼人騎手は、デビュー以来7戦連続の騎乗です。

7番人気は、サトノダイヤモンド産駒「⑰シンリョクカ」(吉田豊騎手)。「阪神ジュベナイルフィリーズ」は「⑤リバティアイランド」に2馬身半差の2着、前走「桜花賞」は6着(9番人気)でした。吉田豊騎手は、前走に続いての騎乗です。

8番人気は、モーリス産駒「⑭ペリファーニア」(横山武史騎手)。前々走「チューリップ賞」3着、前走「桜花賞」も3着(5番人気)です。「皐月賞(GⅠ)」などGⅠ3勝の「エフフォーリア」は半兄です。横山武史騎手は、デビュー以来4戦連続の騎乗です。

9番人気は、ミッキーロケット産駒「⑪ミッキーゴージャス」(戸崎圭太騎手)。デビュー3戦目、無敗で本レースに挑みます。小倉の未勝利戦は、5馬身差をつけての圧勝でした。母「ミッキークイーン」は、「桜花賞」、「秋華賞」の2冠馬。戸崎騎手は、3戦連続の騎乗です。

10番人気は、「アルテミスステークス」で「⑤リバティアイランド」にクビ差で勝利したキタサンブラック産駒「①ラヴェル」(坂井瑠星騎手)。しかしながら、その後は前々走「阪神ジュベナイルフィリーズ」11着、前走「桜花賞」も11着(10番人気)とふるいません。ここで再びを期待したいです。先週の「ヴィクトリアマイル(GⅠ)」に出走した(7着)「ナミュール」は、1歳上の半姉。坂井騎手は、4戦連続の騎乗です。

11番人気は、英国産駒「⑱イングランドアイズ」(横山和生騎手)。父Kingmanの産駒には「シュネルマイスター」がいます。母は、2014年のオークス馬「ヌーヴォレコルト」。前々走「クイーンカップ」、前走「フローラステークス」とも4着。横山和生騎手は、デビュー以来4戦連続の騎乗です。

12番人気は、ディープインパクト産駒「②ライトクオンタム」(田辺裕信騎手)。ディープインパクト最終世代です。「シンザン記念(GⅢ)」を2戦目無敗で制しましたが、前走「桜花賞」は8着(2番人気)。「桜花賞」からはだいぶ人気が下がってしまいました。田辺騎手は初騎乗です。

13番人気は、ハービンジャー産駒「⑮エミュー」(M.デムーロ騎手)。「フラワーカップ(GⅢ)」優勝の後、「桜花賞」に挑んで10着(15番人気)。M.デムーロ騎手は、2戦ぶりの騎乗です。

14番人気は、キタサンブラック産駒「⑦ヒップホップソウル」(津村明秀騎手)。前々走「フェアリーステークス(GⅢ)」は「③キタウイング」の11着、前走「フラワーカップ」は、「⑮エミュー」の半馬身差2着。祖母「ダンスインザムード」は「桜花賞」馬。津村騎手は、前走に続いての騎乗です。

15番人気は、ドゥラメンテ産駒「⑬ドゥーラ」(斎藤新騎手)。「札幌2歳ステークス(GⅢ)」の優勝馬です。その後は、「阪神ジュベナイルフィリーズ」6着、前々走「チューリップ賞」15着、前走「桜花賞」14着(8番人気)。斎藤騎手は、3戦ぶりの騎乗です。

16番人気は、ダノンバラード産駒「③キタウイング」(杉原誠人騎手)。「フェアリーステークス」優勝の後、前々走「チューリップ賞」7着を経て「桜花賞」に挑んで12着(12番人気)。杉原騎手は、4戦連続の騎乗です。

17番人気は、ハービンジャー産駒「④キミノナハマリア」(三浦皇成騎手)。期待された前走「フローラステークス」は11着でした。初コンビとなる三浦騎手と巻き直しを図ります。

18番人気は、キズナ産駒「⑧レミージュ」(荻野極騎手)。前々走「きさらぎ賞(GⅢ)」5着、前走「チューリップ賞」16着。荻野騎手は、4戦連続の騎乗です。

いよいよレースが始まります!

レースは、スタート後、「②ライトクオンタム」が内から先頭をとり、これに「④キミノナハマリア」、①ラヴェル」が続きます。更に、大外枠から「⑱イングランドアイズ」が勢いをつけて、これら先頭集団につけたところが目につきました。人気上位の「⑥ゴールデンハインド」、「⑤リバティアイランド」、「⑫ハーパー」は先頭集団に次ぐ中段、「⑩ソーダズリング」、「⑨コナコースト」は中段後位につけています。向う正面では、この態勢のまま推移します。1000mは60秒ちょうどのペース。4角を周って直線を向いたところで、最内の「②ライトクオンタム」が後退し、かわって「①ラヴェル」が先頭に出ます。ここに、「⑦ヒップホップソウル」が中段後位から追い上げてきましたが、この動きを合図にするかのように「⑤リバティアイランド」が満を持して発進して、メンバー最速の上りで先頭に迫って行きます。ここで「①ラヴェル」も懸命に張り合いますが、「⑤リバティアイランド」が危なげなく先頭に出ると、いよいよ突き放しにかかります。私は、「アルテミスステークス」組のこの2頭にがんばってほしかったので、「①ラヴェル」に声援を送りましたが、ずっとレースを引っ張る位置にいたこともあり、ゴール手前で後ろから上がって来た「⑫ハーパー」と「⑬ドゥーラ」に抜かれてしまいました。「⑤リバティアイランド」は、なんと6馬身差をつけて、「桜花賞」に次ぐクラシック2冠を達成しました。「阪神ジュベナイルフィリーズ」と合わせて、GⅠレース3連勝です。2着「⑫ハーパー」のクビ差3着に、メンバー2位の上りをみせた「⑬ドゥーラ」。15番人気からの大健闘です。「①ラヴェル」は3/4馬身差の4着。惜しかった。更に3/4馬身差の5着に「⑰シンリョクカ」。クビ差6着に、メンバー3位の上りで「⑤リバティアイランド」発進の合図を送った「⑦ヒップホップソウル」。ここから遅れて3馬身半差の7着に、「⑨コナコースト」、そのクビ差8着に「⑩ソーダズリング」が入りました。終わってみれば、ただただ「⑤リバティアイランド」の強さが目立ったレースでした。但し、先頭集団にいた「⑱イングランドアイズ」は16着、「②ライトクオンタム」は17着、「④キミノナハマリア」は18着したので、私には「①ラヴェル」の強さも印象深かったです。

レースが終わって、観衆の声援に応える「⑤リバティアイランド」と川田騎手。

レース後に、場内のバラ園を少し散策しました。

様々な色のバラが咲いています。

競馬場の中とは、思えないですね。

先日、「神代植物公園」に行きましたが、こちらもそれに負けない迫力がありました。

噴水に花が浮かんでいるところなどは、幻想的でした。

一つ一つの花にも、魅入ってしまいました。

ああ、「オークス」も終わってしまいました。

名残惜しいのですが、帰ることにします。

いつものとおり、「大國魂神社」に寄って、今日の結果を反省しました。