トイレ詰まったスマホ
昨日は、大便器が詰まったとの申告があり対応しました。
詰まりの対処方法は、ご存知だと思いますがラバーカップといわれる
柄にゴムカバーのついた道具で対処します。
ラバーカップは、ゆっくり押し込んで、強く引っ張るが基本です。
勢いよく押し込むと詰まったものがさらに奥に強く押されることになり
かえって詰まる原因になります。
ゆっくり押し込んでから、強く引っ張ることによって、奥に押し込まれて詰まった物が
引かれて戻ることで詰まっていた物の押し込みが外れ緩くなります。
詰まりを緩くすると水圧によってあとは、自然に流れ始めます。
一般的に詰まるものとしては、トイレットペーパーを大量に流して詰まる場合が
最も多い原因になりますので、ほとんどの場合はラバーカップで解決します。
がしかしながら、次に多い原因としては、カード状のものです。
プラスティックのものから、厚紙のものなどと大きさもまちまちでイロイロと種類がありますが、
この場合、汚水の流れによって、パターンと管を塞いだり、動いたりして完全に詰まるというより少しずつは流れるが、タンクから流す水量の方が多いので、結局は詰まるという場合です。
ラバーカップの使い方については、TOTOなどの衛生機器メーカーのサイトを見ると
詳しく書いてありますので、是非見てください。
【ラバーカップで詰まりが解消しない場合】
ラバーカップで解消しない場合は、「カンツール」という道具を使います。
ポリテクセンターの講義では、カンツールは出ませんでしたが、
現場では、結構使うポピュラーなツールです。
勿論、カンツールには種類がありますがどこの事業所にも1つは必ずありますので
配属されたら、一度探して見て下さい。
これも、ネットで検索すると出てきますので、時間があるときにでも見て下さい。
カンツールでも解決しない場合は、便器を外すまではやらずに、そこから先は
専門業者に依頼することが多いです。
勿論、現場によりますが。
【詰まりが多く発生する場所】
駅や駅前ビル、駅直結ビル、飲食店の多いビル、商業施設などのように不特定多数の人が多く出入りする場所では、トイレのつまりが多いようです。
オフィスビルでは、ウオシュレットが多くなったこともありますが、統計的には他の施設に比べ少ない傾向です。
でも、大きな公共施設やイベントホールなどでも、イベントのある日はあるそうです。
【ここで本題に入ります】
で、前置きが長くなりましたが、金曜日に自分のビルでも、トイレの詰まりで、ちょっとした事件がありました。
現場は、人通りの多い地下鉄駅直結の地下飲食店街のトイレで
ラバーカップでも、カンツールでも詰まりが全然解消せず、結局業者にお願いしました。
業者にお願いして直してもらうと、そこには、なっなんと、
今流行りのスマホが詰まっていました。
防水機能があっても、さすがにカンツールなどを使っているので完全にお陀仏だろうと
思いましたが、
まあ、さすがにこれを使う人は、まずいないと思いました。
でも、落とした人は、結構困っているんだろうなと思いつつ都心ビルの現場を
勉強しました。
結局、このスマホは業者の人が水洗いして、落し物扱いとなって警備室で一時保管ですが
今日は金曜日、初めての現場配属で1週間を終えました。
今週は慣れない環境での仕事で疲れましたが、なんとか1週間を終え、明日はおやすみです。
まだ、配属されたばかりで研修期間扱いなので土日に休みがもらえるのがちょっと幸せです。
それと、最近 同窓生と在校生の方からコメントを頂きました。
いやあ、本当に懐かしいです。
ポリテクは、結構いご心地も良く、楽しかったので本当に懐かしいです。
また、在校生の皆さん
最初は、なれない資格の勉強と授業の両立で結構大変かも知れませんが、
今の努力が必ず報われますので頑張ってくださいね。
4月に入校した人は、今頃電工2種の勉強と実習をしているんでしょうね。
私たちも、13種類の課題を作りました。












最初は、ぎこちなく時間もかかりましたが、何種類か作るうちに、
25分くらいで完成するようになります。
先生は、忍耐強く、はやる気持ちを押し殺しながらじっくり教えてくれますので
安心して授業に専念して実習をやって下さい。
4月に入校した生徒は、電工2種が在学中に取れますので、他の期の生徒に比べれば
かなり有利に就職活動が出来ます。
電工2種があるのとないのとでは、たとえボイラーや危険物、消防設備の資格を
持っていても、大きなアドバンテージがあります。
【ビルメンの必須道具について】
ビルメンをやっている中では、いくつかの必須道具があります。
勿論、現場によって変わってきますが、私の現場では
①小さいLEDの懐中電灯 しかも、ベルトに付けるホルダー付きの物
②ドライバー 普通よりも、だるま型の短い物
③手袋(絶縁と皮製で耐熱な物)
①LEDの懐中電灯は、本当に必要です。
機器の点検や、ダクト、ダンパー角度の確認やメーターの計測などで、
暗いところを覗くことが多くまた、天井裏をのぞくこともありますので必要です。
最近はどこも節電で電灯を落としている暗いところが多いので役に立ちます。
懐中電灯は、いつも必ず持ち歩きますので、出来れば作業着のベルトを通して腰に付けられる
ホルダー付きの物だと、結構便利です。
結構、巡回では手がふさがることが多いので手で持ち歩くのは結構難しいので。
②ドライバー
ドライバーも結構使います。
天井裏のダクトを覗く時に、扉を開けることとか、
電球交換してもだめなときにその場で安定器を交換するときや、
ドアクローザーの調節など、様々な点検や修繕でドライバーは使用します。
普通のドライバーだと、柄が長すぎて、狭い場所では
使えませんので、だるま型の短いドライバーが現場では結構役に立ちます。
③手袋
温水機の配管やボイラーの機器等を触るときに熱いものでも触れる皮製のグローブや
電球交換の際や電気機器類の増し締めをする際に必要になる絶縁の薄い手袋なども
必要です。
オフィスや店舗などの照明には、100Vだけでなく、240Vの蛍光灯などを使っている
現場が多く、感電はすぐそばにある危険を避けるためにも手袋が必要です。
あまり厚かったり、大きな手袋はポケットには入りませんが、
ポケットに半分入れて歩くくらいの手袋が便利です。
他にも、現場によりいろいろとありますが、最低限 ライトとドライバーは
いつも腰にぶら下げて行動します。
それと意外に、デジカメか携帯電話のカメラも使います。
巡回の際、見つけた故障や異常箇所を、後で報告する際に現場の写真があると、
後々と便利です。
もっと書きたいことはありますが、今週は疲れましたのでこのあたりで中断します。
今週は慣れない環境での仕事で疲れましたが、なんとか1週間を終え、明日はおやすみです。
まだ、配属されたばかりで研修期間扱いなので土日に休みがもらえるのがちょっと幸せです。
それと、最近 同窓生と在校生の方からコメントを頂きました。
いやあ、本当に懐かしいです。
ポリテクは、結構いご心地も良く、楽しかったので本当に懐かしいです。
また、在校生の皆さん
最初は、なれない資格の勉強と授業の両立で結構大変かも知れませんが、
今の努力が必ず報われますので頑張ってくださいね。
4月に入校した人は、今頃電工2種の勉強と実習をしているんでしょうね。
私たちも、13種類の課題を作りました。












最初は、ぎこちなく時間もかかりましたが、何種類か作るうちに、
25分くらいで完成するようになります。
先生は、忍耐強く、はやる気持ちを押し殺しながらじっくり教えてくれますので
安心して授業に専念して実習をやって下さい。
4月に入校した生徒は、電工2種が在学中に取れますので、他の期の生徒に比べれば
かなり有利に就職活動が出来ます。
電工2種があるのとないのとでは、たとえボイラーや危険物、消防設備の資格を
持っていても、大きなアドバンテージがあります。
【ビルメンの必須道具について】
ビルメンをやっている中では、いくつかの必須道具があります。
勿論、現場によって変わってきますが、私の現場では
①小さいLEDの懐中電灯 しかも、ベルトに付けるホルダー付きの物
②ドライバー 普通よりも、だるま型の短い物
③手袋(絶縁と皮製で耐熱な物)
①LEDの懐中電灯は、本当に必要です。
機器の点検や、ダクト、ダンパー角度の確認やメーターの計測などで、
暗いところを覗くことが多くまた、天井裏をのぞくこともありますので必要です。
最近はどこも節電で電灯を落としている暗いところが多いので役に立ちます。
懐中電灯は、いつも必ず持ち歩きますので、出来れば作業着のベルトを通して腰に付けられる
ホルダー付きの物だと、結構便利です。
結構、巡回では手がふさがることが多いので手で持ち歩くのは結構難しいので。
②ドライバー
ドライバーも結構使います。
天井裏のダクトを覗く時に、扉を開けることとか、
電球交換してもだめなときにその場で安定器を交換するときや、
ドアクローザーの調節など、様々な点検や修繕でドライバーは使用します。
普通のドライバーだと、柄が長すぎて、狭い場所では
使えませんので、だるま型の短いドライバーが現場では結構役に立ちます。
③手袋
温水機の配管やボイラーの機器等を触るときに熱いものでも触れる皮製のグローブや
電球交換の際や電気機器類の増し締めをする際に必要になる絶縁の薄い手袋なども
必要です。
オフィスや店舗などの照明には、100Vだけでなく、240Vの蛍光灯などを使っている
現場が多く、感電はすぐそばにある危険を避けるためにも手袋が必要です。
あまり厚かったり、大きな手袋はポケットには入りませんが、
ポケットに半分入れて歩くくらいの手袋が便利です。
他にも、現場によりいろいろとありますが、最低限 ライトとドライバーは
いつも腰にぶら下げて行動します。
それと意外に、デジカメか携帯電話のカメラも使います。
巡回の際、見つけた故障や異常箇所を、後で報告する際に現場の写真があると、
後々と便利です。
もっと書きたいことはありますが、今週は疲れましたのでこのあたりで中断します。
現場に配属されて3日目、
今日は、午前中 塩素残留測定や屋上、ポンプ巡視を行い、
午後からは、中央監視盤制御のモニターの手伝い、
夕方は、メーター取りと言われる計測をやりました。
大きい現場なので、本当に結構大変です。
今いる現場は、基本的に3チームに分かれ作業を進めます。
一つ目のチームは、宿直チームで、朝から24時間半の勤務で
中央制御監視盤をずっとモニタリングや操作したりして、空調の調整
ポンプの管理、熱源や熱交換器の管理、ダンパの管理などを行います。
2つ目は、巡回、修繕チームです。
朝から、夜までずうっと、電灯管球の交換や排水管関係の詰まり、
ドアクローザーの調節など、テナントや管理事務所から来るリクエストの
対応です。
3つ目は、定期点検を朝から夜までただひたすらこなすチームです。
定期点検の項目が多いことと、現場広く多数の点検箇所がありますので
朝から夜まで、ただひたすら点検だけをずうっと行うチームです。
大きい現場なので、定期点検を順番にこなすだけで終ります。
今は、覚えることがあまりにも多く、幅が広いので
本当に大変です。
毎日 へとへとになるまで働いています。
でも、正直現場に立って感じた事は、本当にポリテクで習った勉強はすべてが
役に立つことです。
在校中、修了生の講和があったときみんなが言っていましたが、
現場に配属されてるとその実感が分かります。
同期に入社した都立の訓練校出身の人は、電気と消防関係は強いですが、
中央監視盤や空調、給排水、熱源関係は、ほとんど実習をやっていないので
自分よりもかなり苦戦しています。
正直、自分はポリテク関東に通って良かったと痛感しています。
今日は、午前中 塩素残留測定や屋上、ポンプ巡視を行い、
午後からは、中央監視盤制御のモニターの手伝い、
夕方は、メーター取りと言われる計測をやりました。
大きい現場なので、本当に結構大変です。
今いる現場は、基本的に3チームに分かれ作業を進めます。
一つ目のチームは、宿直チームで、朝から24時間半の勤務で
中央制御監視盤をずっとモニタリングや操作したりして、空調の調整
ポンプの管理、熱源や熱交換器の管理、ダンパの管理などを行います。
2つ目は、巡回、修繕チームです。
朝から、夜までずうっと、電灯管球の交換や排水管関係の詰まり、
ドアクローザーの調節など、テナントや管理事務所から来るリクエストの
対応です。
3つ目は、定期点検を朝から夜までただひたすらこなすチームです。
定期点検の項目が多いことと、現場広く多数の点検箇所がありますので
朝から夜まで、ただひたすら点検だけをずうっと行うチームです。
大きい現場なので、定期点検を順番にこなすだけで終ります。
今は、覚えることがあまりにも多く、幅が広いので
本当に大変です。
毎日 へとへとになるまで働いています。
でも、正直現場に立って感じた事は、本当にポリテクで習った勉強はすべてが
役に立つことです。
在校中、修了生の講和があったときみんなが言っていましたが、
現場に配属されてるとその実感が分かります。
同期に入社した都立の訓練校出身の人は、電気と消防関係は強いですが、
中央監視盤や空調、給排水、熱源関係は、ほとんど実習をやっていないので
自分よりもかなり苦戦しています。
正直、自分はポリテク関東に通って良かったと痛感しています。
今日、初めて配属先で仕事をしました。
今日から、地下4階での都会のモグラ生活が始まります。
設備管理は、だいたい地下駐車場のさらに下の地下5階とか地下4階で働きます。
まあ、貨物エレベーターで上に行ったりするのでずっと地下ではありませんが、
最初の仕事は、朝から晩まで テナントの名前と場所やそれぞれの系統図を
覚えるのが仕事ですので、しばらくは、地下4階のモグラ生活をします。
昨日は、爆弾低気圧の嵐の後遺症が随分残って、みんなは忙しそうでしたが
自分は、まだ何も仕事が出来ないので、ちょっと片身が狭かったです。
とにかく、今日は疲れたので、これで終ります。
今日から、地下4階での都会のモグラ生活が始まります。
設備管理は、だいたい地下駐車場のさらに下の地下5階とか地下4階で働きます。
まあ、貨物エレベーターで上に行ったりするのでずっと地下ではありませんが、
最初の仕事は、朝から晩まで テナントの名前と場所やそれぞれの系統図を
覚えるのが仕事ですので、しばらくは、地下4階のモグラ生活をします。
昨日は、爆弾低気圧の嵐の後遺症が随分残って、みんなは忙しそうでしたが
自分は、まだ何も仕事が出来ないので、ちょっと片身が狭かったです。
とにかく、今日は疲れたので、これで終ります。
昨日、第三種冷凍機械講習の検定試験結果が届きました。
もちろん、合格!
一応、自己採点でも満点でしたので、結果は分かっていましたが、
ただ講習を受けて感じた事は、やっぱり2種の講習にすればよかったという感じです。
2種と3種も、あまり難易度的には差がないし、試験は年一度、しかも1種から3種まで
同じ試験日なので、1回しか受けられないこととを考えるとやっぱり2種の講習にすればよかったです。

とりあえず、これで入門セットの資格も残すところ、電工2種と冷凍三種の法律だけになります。
早く11月がこないかな~。
試験までに、冷凍2種の講習を受けたいと思っていますが、さすがに入社したての自分には、
講習3日間と検定1日の4日間の休みを申請するのは、さすがに無理です。
もちろん、合格!
一応、自己採点でも満点でしたので、結果は分かっていましたが、
ただ講習を受けて感じた事は、やっぱり2種の講習にすればよかったという感じです。
2種と3種も、あまり難易度的には差がないし、試験は年一度、しかも1種から3種まで
同じ試験日なので、1回しか受けられないこととを考えるとやっぱり2種の講習にすればよかったです。

とりあえず、これで入門セットの資格も残すところ、電工2種と冷凍三種の法律だけになります。
早く11月がこないかな~。
試験までに、冷凍2種の講習を受けたいと思っていますが、さすがに入社したての自分には、
講習3日間と検定1日の4日間の休みを申請するのは、さすがに無理です。
最近、急激に増えているのがDHCと呼ばれる地域冷暖房です。
地域冷暖房は、通称がいくつかありますがとりあえず地冷と言いますね。
地冷とは、熱エネルギーを送る事業者の事をさし、電力やガスに並んで供給事業者の一つとなり
業界では第三の供給事業者ということで言われます。
法律も、電気事業法などと同じように事業法があります。
日本で最初の地域冷暖房は、大阪万博だったそうです。
最近の大型オフィスビルの建築の場合、通常地下5階とかに大型倉庫みたいな空間を設け、
20トン~30トン 5台くらいの大型ボイラーとターボ式大型冷凍庫3台くらいと吸収式冷凍庫を
2・3台くらいは、どこでも備え付けられていますが、そこで作った熱エネルギー(蒸気と冷水)を周辺のビルに、配管を通して供給する事業を行っています。
事務所というより、完全に熱工場になります。
法律上も、プラント扱いになりますので、冷凍やボイラーだけでなく ちゃんと
公害系資格保有者もいます。
では、なぜ最近流行っているかというと、
ここ何年も、CO2削減や大震災以降の使用電力の削減という大きな時代の流れがあるために、
CO2を出さないビルや省エネビルというセールストークで、テナントを集めやすいことも
影響しているみたいです。
特に東京都の場合、そういった省エネビルの表彰や等級付けを行っていることも影響があります。
その他、ビルのオーナーにとっても
ボイラーや冷温水機などの施設を持たない方が建物の効率や設置や維持管理費の大幅削減などが受けています。
そのかいあって、最近はあちこちの再開発ビルで、どんどん地冷が増えています。
また、地冷の場合、道路下を通して大掛かりな配管工事などが必要なこともあり、どの地冷もワンブロック程度(大型ビル5・6棟)しか供給できないことも増えている要因です。
そのため、大規模な再開発の場合 ブロック毎に地冷プラントをいくつも設置しています。
繰り返しますが、だから、結構地冷プラントは多いです。
その為、自分が働く会社も、3分の1の設備員は、ビル管理ではなく地冷プラントで
働いています。
冷水は、ターボ式冷凍機をメインで送り、大型で効率の悪い吸収式は夏季に稼動させます。
ターボ式冷凍機は、応答も効率もいいのですが大きな電力を消費しますので夏場の繁忙期は、
効率は悪くても、電力使用量の少ない吸収式冷凍機を使って冷水を送ります。
蒸気は、0.8Mパスカルくらいの蒸気を送りますが、吸収式冷凍機の蒸発熱源としても使いますので、稼動台数に変化はあっても夏でもちゃんと稼動させます。
また、地冷の料金体系は、蒸気と冷水をそれぞれ送りますが、それは各々のビルで熱交換に利用され、環水としてプラントに戻ってきますので、その環水管に流量計を付けて 環水量によって
料金を課金しています。
ただ、エネルギー供給事業として法律に基づいて行っているため、電力やガス同様、安定供給が絶対条件になっているため、間違ってボイラーを止めましたなどというようなケアレスミスは絶対に許されませんので、監視モニター室には緊張感が漂っています。
地域冷暖房は、通称がいくつかありますがとりあえず地冷と言いますね。
地冷とは、熱エネルギーを送る事業者の事をさし、電力やガスに並んで供給事業者の一つとなり
業界では第三の供給事業者ということで言われます。
法律も、電気事業法などと同じように事業法があります。
日本で最初の地域冷暖房は、大阪万博だったそうです。
最近の大型オフィスビルの建築の場合、通常地下5階とかに大型倉庫みたいな空間を設け、
20トン~30トン 5台くらいの大型ボイラーとターボ式大型冷凍庫3台くらいと吸収式冷凍庫を
2・3台くらいは、どこでも備え付けられていますが、そこで作った熱エネルギー(蒸気と冷水)を周辺のビルに、配管を通して供給する事業を行っています。
事務所というより、完全に熱工場になります。
法律上も、プラント扱いになりますので、冷凍やボイラーだけでなく ちゃんと
公害系資格保有者もいます。
では、なぜ最近流行っているかというと、
ここ何年も、CO2削減や大震災以降の使用電力の削減という大きな時代の流れがあるために、
CO2を出さないビルや省エネビルというセールストークで、テナントを集めやすいことも
影響しているみたいです。
特に東京都の場合、そういった省エネビルの表彰や等級付けを行っていることも影響があります。
その他、ビルのオーナーにとっても
ボイラーや冷温水機などの施設を持たない方が建物の効率や設置や維持管理費の大幅削減などが受けています。
そのかいあって、最近はあちこちの再開発ビルで、どんどん地冷が増えています。
また、地冷の場合、道路下を通して大掛かりな配管工事などが必要なこともあり、どの地冷もワンブロック程度(大型ビル5・6棟)しか供給できないことも増えている要因です。
そのため、大規模な再開発の場合 ブロック毎に地冷プラントをいくつも設置しています。
繰り返しますが、だから、結構地冷プラントは多いです。
その為、自分が働く会社も、3分の1の設備員は、ビル管理ではなく地冷プラントで
働いています。
冷水は、ターボ式冷凍機をメインで送り、大型で効率の悪い吸収式は夏季に稼動させます。
ターボ式冷凍機は、応答も効率もいいのですが大きな電力を消費しますので夏場の繁忙期は、
効率は悪くても、電力使用量の少ない吸収式冷凍機を使って冷水を送ります。
蒸気は、0.8Mパスカルくらいの蒸気を送りますが、吸収式冷凍機の蒸発熱源としても使いますので、稼動台数に変化はあっても夏でもちゃんと稼動させます。
また、地冷の料金体系は、蒸気と冷水をそれぞれ送りますが、それは各々のビルで熱交換に利用され、環水としてプラントに戻ってきますので、その環水管に流量計を付けて 環水量によって
料金を課金しています。
ただ、エネルギー供給事業として法律に基づいて行っているため、電力やガス同様、安定供給が絶対条件になっているため、間違ってボイラーを止めましたなどというようなケアレスミスは絶対に許されませんので、監視モニター室には緊張感が漂っています。
設備の世界では、一般的に使われる呼び方と異なる使い回しがあります。
具体的には、
同じも部品でも、建築用語と設備用語ではそれぞれ呼び方が違うものがあります。
たとえば、
「管」→建築では「カン」ですが、設備の世界では「クダ」というそうです。
その為、管継ぎ手のことを建築では、「カンツギテ」 というそうですが
設備の世界では、「クダツギテ」 というそうです。
他にも、一般的に 雨水のことを「アマミズ」といいますが、
設備の世界では、「ウスイ」と呼ぶそうです。
また、湧水(ワキミズ)は、設備では、ユウスイと呼びます。
他にも一杯ありますが、今日はそのあたりは割愛します。
また、逆止弁のことを なぜか、ちゃっか弁というみたいで、
逆止弁という言葉は、設備の世界ではあまり聞かないみたいです。
具体的には、
同じも部品でも、建築用語と設備用語ではそれぞれ呼び方が違うものがあります。
たとえば、
「管」→建築では「カン」ですが、設備の世界では「クダ」というそうです。
その為、管継ぎ手のことを建築では、「カンツギテ」 というそうですが
設備の世界では、「クダツギテ」 というそうです。
他にも、一般的に 雨水のことを「アマミズ」といいますが、
設備の世界では、「ウスイ」と呼ぶそうです。
また、湧水(ワキミズ)は、設備では、ユウスイと呼びます。
他にも一杯ありますが、今日はそのあたりは割愛します。
また、逆止弁のことを なぜか、ちゃっか弁というみたいで、
逆止弁という言葉は、設備の世界ではあまり聞かないみたいです。
入社研修3日目
今日は、冷凍機と感電事故についての講習でした。
冷凍機については、ターボ式と吸収式の2種類がありますが、
ポリテクの授業では、完全に衰退期でもうほとんどないような講義でしたが、
実際の現場では、リチウムブロマイドの吸収式が結構使われています。
むしろ、大震災以降の節電ブームの中で、ポンプを使わない(=電力消費量が大幅に少ない)
便利な存在として、地域冷暖房が入っているような最新なビルは別として
都心の大型オフィスビルなどではまだまだ使われています。
電力の消費量が少ないことと高圧ガス保安法の対象外で資格が不必要なことが
オーナーには結構受けているようです。
ちなみに、自分が入った会社は、3割くらいの社員が地域冷暖房に従事していますが
自分の配属は、港区の大型オフィスビルで、吸収式冷凍があるビルへの配属です。
↓ポリテクにも、吸収式冷凍庫の実習機がありました。↓


都立の職業訓練学校(府中と亀戸)には、吸収式冷凍がなく外部会社の吸収式冷凍を
見学に行っただけだそうです。
ポリテク関東の実習環境は、やっぱりいいなあと思いました。
実習機を触ったことがあるので、冷凍機の講義は、ターボ式も含め結構分かりやすく
ちょっと得した気分でした。
他の実習環境も、正直 ポリテク関東の方が都立よりもいいと思うことが結構ありますが、
ははは
【安全第一 感電事故】
それと、続けて感電事故についてですが、年間数百件の死傷事故があります。
ほとんどの場合、ビル管理というより電気工事業者の作業者の方が工事で
被害を受けるそうです。
基本的には、うっかりミス、確認ミスなどのケアレスミスにより重大事故ですが、
感電事故の場合、大やけどなどでICU治療室に入ることもありますので
本当に注意が必要です。
ポリテク関東でも、感電事故のことはしつこいくらい講義を受け、
実習用のキュービクルで、安全な使い方を教わりました。
ポリテクの実習用キュービクル ↓


まあ、私もまだ現場に出たことがないので、大きなことはいえませんが。
ちなみに、感電については交流については、ビリビリっと来るそうですが、
直流の場合、筋肉が瞬間的に硬直して何も出来ないそうです。
掴んだ手を離すことが出来ずそのまま死にいたるそうです。
また、身体に危険な電流は、50mAを超えると危険だそうです。
つまり、1000分の50Aで、危険だそうです。
その為、漏電遮断機では、30mAとかわずかな漏電でも切れるようにしているみたいです。
いつも使うコンセントの電源くらい大丈夫でしょ?という方もいると思いますが、
2年前の事故例として、20代後半の中堅電気工事士が内装工事で起こした感電事故では、
コンセントケーブルでの事故でした、しかもその方が亡くなった死亡事故です。
感電による死傷事故の場合、救急車だけでなく 当然 所轄警察署の捜査のメスが入ります。
火や煙がでた場合は、さらに消防署も来ます。
事故を起こすと、たとえちょっとした不注意でも、ビルのオーナーを始めいろんな取引先に迷惑をかけることにもなりますのでくれぐれも、注意が必要なようです。
今日は、冷凍機と感電事故についての講習でした。
冷凍機については、ターボ式と吸収式の2種類がありますが、
ポリテクの授業では、完全に衰退期でもうほとんどないような講義でしたが、
実際の現場では、リチウムブロマイドの吸収式が結構使われています。
むしろ、大震災以降の節電ブームの中で、ポンプを使わない(=電力消費量が大幅に少ない)
便利な存在として、地域冷暖房が入っているような最新なビルは別として
都心の大型オフィスビルなどではまだまだ使われています。
電力の消費量が少ないことと高圧ガス保安法の対象外で資格が不必要なことが
オーナーには結構受けているようです。
ちなみに、自分が入った会社は、3割くらいの社員が地域冷暖房に従事していますが
自分の配属は、港区の大型オフィスビルで、吸収式冷凍があるビルへの配属です。
↓ポリテクにも、吸収式冷凍庫の実習機がありました。↓


都立の職業訓練学校(府中と亀戸)には、吸収式冷凍がなく外部会社の吸収式冷凍を
見学に行っただけだそうです。
ポリテク関東の実習環境は、やっぱりいいなあと思いました。
実習機を触ったことがあるので、冷凍機の講義は、ターボ式も含め結構分かりやすく
ちょっと得した気分でした。
他の実習環境も、正直 ポリテク関東の方が都立よりもいいと思うことが結構ありますが、
ははは
【安全第一 感電事故】
それと、続けて感電事故についてですが、年間数百件の死傷事故があります。
ほとんどの場合、ビル管理というより電気工事業者の作業者の方が工事で
被害を受けるそうです。
基本的には、うっかりミス、確認ミスなどのケアレスミスにより重大事故ですが、
感電事故の場合、大やけどなどでICU治療室に入ることもありますので
本当に注意が必要です。
ポリテク関東でも、感電事故のことはしつこいくらい講義を受け、
実習用のキュービクルで、安全な使い方を教わりました。
ポリテクの実習用キュービクル ↓


まあ、私もまだ現場に出たことがないので、大きなことはいえませんが。
ちなみに、感電については交流については、ビリビリっと来るそうですが、
直流の場合、筋肉が瞬間的に硬直して何も出来ないそうです。
掴んだ手を離すことが出来ずそのまま死にいたるそうです。
また、身体に危険な電流は、50mAを超えると危険だそうです。
つまり、1000分の50Aで、危険だそうです。
その為、漏電遮断機では、30mAとかわずかな漏電でも切れるようにしているみたいです。
いつも使うコンセントの電源くらい大丈夫でしょ?という方もいると思いますが、
2年前の事故例として、20代後半の中堅電気工事士が内装工事で起こした感電事故では、
コンセントケーブルでの事故でした、しかもその方が亡くなった死亡事故です。
感電による死傷事故の場合、救急車だけでなく 当然 所轄警察署の捜査のメスが入ります。
火や煙がでた場合は、さらに消防署も来ます。
事故を起こすと、たとえちょっとした不注意でも、ビルのオーナーを始めいろんな取引先に迷惑をかけることにもなりますのでくれぐれも、注意が必要なようです。
入社2日目
今日の研修は、ビル管理の現場で重要なシーケンス制御の講習
正直、ポリテクでのシーケンス制御の講義では、結構出来ていたし
理解度にも自信があったけれど、現場のボイラーとか制御機器の実際のシーケン図を見て唖然!
えーっ!何これ、全然わかんないよ~
こんなに複雑なシーケンス図なんかやっていないよ~と心の中で叫び、
自分の未熟さを痛感しました。
一緒に中途入社した都立の職業訓練校の電気設備コース1年を終了した3人は、
さすがに余裕で分かっていましたが、自分はちょっと凹みました。

ポリテクの実習で組んだシーケンス回路

ケーブルの長さが使い古しの在庫ケーブルで、長さも揃っていないので見た目は悪いですが
時間内に余裕で作って、ちゃんとテスターで確認して動作確認もOKでした。

では、
【なぜ シーケンス図が重要なのか?】
ビル施設管理の現場で、なぜシーケンス図が重要かというと、
ビルの施設では、いろんな機器でシーケンス制御を利用しており、それが壊れる事がたまにあります。
正直、扱っている機器が多いのでそれなりに修理が発生します。
勿論、修理そのものは外注の電気工事業者がやり、ビル施設管理は、通常工事の立会いだけをします。
でも、業者の作業者にはレベルの違いがあり、たまに結線を間違ったまま修理をして、
しかも、テスターで回路の確認もせず電源を入れて始動させることがあります。
まあ、工事費の削減による作業者数の減や修理を急がせることも多少影響しますが。
そういうときに事故が起こるみたいです。
大型のビルでは、空調やポンプ類などで大量にシーケンス制御を利用しており、
おまけに三相電動機も多く使っているので、結線間違いによるショートや過負荷で
機器の焼損や配電盤が焦げることもあって、ビルオーナー様に大変な損害やテナント様
多大な迷惑をかけるような事態になることがあります(信用失墜)が、
勿論、そういった時の責任は基本的に立会いをしたビル管理業者の責任になります。
オーナーから預かった大切な資産に損害を与えたのは結局はビル管理会社に
なりますので、
だから、シーケンス図は分からないから、業者任せにしたという
言い訳が通用しませんので、ビル管理の設備員も当然シーケンス図やそれにつながって
影響を及ぼす機器の系統図が分かっていないとかなり駄目みたいです。
現在、学んでいるポリテク生の皆様!
難しいといわず、頑張って授業を理解して下さい。
現場に出れば、もっと難解なシーケンス図が出てきますから。
今日の研修は、ビル管理の現場で重要なシーケンス制御の講習
正直、ポリテクでのシーケンス制御の講義では、結構出来ていたし
理解度にも自信があったけれど、現場のボイラーとか制御機器の実際のシーケン図を見て唖然!
えーっ!何これ、全然わかんないよ~
こんなに複雑なシーケンス図なんかやっていないよ~と心の中で叫び、
自分の未熟さを痛感しました。
一緒に中途入社した都立の職業訓練校の電気設備コース1年を終了した3人は、
さすがに余裕で分かっていましたが、自分はちょっと凹みました。

ポリテクの実習で組んだシーケンス回路

ケーブルの長さが使い古しの在庫ケーブルで、長さも揃っていないので見た目は悪いですが
時間内に余裕で作って、ちゃんとテスターで確認して動作確認もOKでした。

では、
【なぜ シーケンス図が重要なのか?】
ビル施設管理の現場で、なぜシーケンス図が重要かというと、
ビルの施設では、いろんな機器でシーケンス制御を利用しており、それが壊れる事がたまにあります。
正直、扱っている機器が多いのでそれなりに修理が発生します。
勿論、修理そのものは外注の電気工事業者がやり、ビル施設管理は、通常工事の立会いだけをします。
でも、業者の作業者にはレベルの違いがあり、たまに結線を間違ったまま修理をして、
しかも、テスターで回路の確認もせず電源を入れて始動させることがあります。
まあ、工事費の削減による作業者数の減や修理を急がせることも多少影響しますが。
そういうときに事故が起こるみたいです。
大型のビルでは、空調やポンプ類などで大量にシーケンス制御を利用しており、
おまけに三相電動機も多く使っているので、結線間違いによるショートや過負荷で
機器の焼損や配電盤が焦げることもあって、ビルオーナー様に大変な損害やテナント様
多大な迷惑をかけるような事態になることがあります(信用失墜)が、
勿論、そういった時の責任は基本的に立会いをしたビル管理業者の責任になります。
オーナーから預かった大切な資産に損害を与えたのは結局はビル管理会社に
なりますので、
だから、シーケンス図は分からないから、業者任せにしたという
言い訳が通用しませんので、ビル管理の設備員も当然シーケンス図やそれにつながって
影響を及ぼす機器の系統図が分かっていないとかなり駄目みたいです。
現在、学んでいるポリテク生の皆様!
難しいといわず、頑張って授業を理解して下さい。
現場に出れば、もっと難解なシーケンス図が出てきますから。
年度明け4月1日、街には新卒の新入社員で溢れていますが、
恥ずかしながら、自分も今日から中途入社の初日でした。
朝一番は、健康診断で、その後そのまま入社式でした。
今日から入る中途入社は、自分も入れて合計6人
正直回りはみんな30歳前後の若い人ばかりで、一回り以上離れた40代半ばの自分は
かなり浮いた存在でした。
正直、ビル管理の中途でここまで若い人ばかりとは思いませんでした。
6人の内訳は、2つの都立職業訓練学校の電気設備科1年コースやビルセキュリティーコース
からの4人と千葉のポリテクが一人で、神奈川県出身者は自分ひとりでした。
県立東部職業訓練校からの人はいませんでした。
午後は、早速研修の始まりで ビル管理の基礎や電気の基礎などの講義が続きましたが
途中で講師が質問を繰り返すのですが、それが意外と答えられなくて
「なぞ? あれ? 思い出せない 習ったはずなのになんだっけ?」と
分からない自分が本当に恥ずかしかったです。
勿論、質問の仕方や角度が違うけれど、もっと分かっていたはずなのに
結構理解していたはずなのに、、、、、と反省しました。
あれだけ熱心に繰り返して教えて頂いた先生方、本当にすいません。
今夜は、復習をしますので、明日以降詳しく報告します。
恥ずかしながら、自分も今日から中途入社の初日でした。
朝一番は、健康診断で、その後そのまま入社式でした。
今日から入る中途入社は、自分も入れて合計6人
正直回りはみんな30歳前後の若い人ばかりで、一回り以上離れた40代半ばの自分は
かなり浮いた存在でした。
正直、ビル管理の中途でここまで若い人ばかりとは思いませんでした。
6人の内訳は、2つの都立職業訓練学校の電気設備科1年コースやビルセキュリティーコース
からの4人と千葉のポリテクが一人で、神奈川県出身者は自分ひとりでした。
県立東部職業訓練校からの人はいませんでした。
午後は、早速研修の始まりで ビル管理の基礎や電気の基礎などの講義が続きましたが
途中で講師が質問を繰り返すのですが、それが意外と答えられなくて
「なぞ? あれ? 思い出せない 習ったはずなのになんだっけ?」と
分からない自分が本当に恥ずかしかったです。
勿論、質問の仕方や角度が違うけれど、もっと分かっていたはずなのに
結構理解していたはずなのに、、、、、と反省しました。
あれだけ熱心に繰り返して教えて頂いた先生方、本当にすいません。
今夜は、復習をしますので、明日以降詳しく報告します。