吸収式冷凍機は現場で健闘中 | ポリテクセンター関東 | ビル設備サービス科 - 平成24年10月期生

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修了後から始まるビルメン修業を語るブログ。思い出6ヶ月間を振り返りながら、修行現場をご報告。同窓生からのコメントも待っています

入社研修3日目

今日は、冷凍機と感電事故についての講習でした。

冷凍機については、ターボ式と吸収式の2種類がありますが、
ポリテクの授業では、完全に衰退期でもうほとんどないような講義でしたが、
実際の現場では、リチウムブロマイドの吸収式が結構使われています。

むしろ、大震災以降の節電ブームの中で、ポンプを使わない(=電力消費量が大幅に少ない)
便利な存在として、地域冷暖房が入っているような最新なビルは別として
都心の大型オフィスビルなどではまだまだ使われています。

電力の消費量が少ないことと高圧ガス保安法の対象外で資格が不必要なことが
オーナーには結構受けているようです。


ちなみに、自分が入った会社は、3割くらいの社員が地域冷暖房に従事していますが
自分の配属は、港区の大型オフィスビルで、吸収式冷凍があるビルへの配属です。


↓ポリテクにも、吸収式冷凍庫の実習機がありました。↓

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都立の職業訓練学校(府中と亀戸)には、吸収式冷凍がなく外部会社の吸収式冷凍を
見学に行っただけだそうです。
ポリテク関東の実習環境は、やっぱりいいなあと思いました。

実習機を触ったことがあるので、冷凍機の講義は、ターボ式も含め結構分かりやすく
ちょっと得した気分でした。

他の実習環境も、正直 ポリテク関東の方が都立よりもいいと思うことが結構ありますが、
ははは


【安全第一 感電事故】

それと、続けて感電事故についてですが、年間数百件の死傷事故があります。
ほとんどの場合、ビル管理というより電気工事業者の作業者の方が工事で
被害を受けるそうです。

基本的には、うっかりミス、確認ミスなどのケアレスミスにより重大事故ですが、
感電事故の場合、大やけどなどでICU治療室に入ることもありますので
本当に注意が必要です。


ポリテク関東でも、感電事故のことはしつこいくらい講義を受け、
実習用のキュービクルで、安全な使い方を教わりました。


ポリテクの実習用キュービクル ↓
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まあ、私もまだ現場に出たことがないので、大きなことはいえませんが。

ちなみに、感電については交流については、ビリビリっと来るそうですが、
直流の場合、筋肉が瞬間的に硬直して何も出来ないそうです。
掴んだ手を離すことが出来ずそのまま死にいたるそうです。

また、身体に危険な電流は、50mAを超えると危険だそうです。
つまり、1000分の50Aで、危険だそうです。
その為、漏電遮断機では、30mAとかわずかな漏電でも切れるようにしているみたいです。

いつも使うコンセントの電源くらい大丈夫でしょ?という方もいると思いますが、

2年前の事故例として、20代後半の中堅電気工事士が内装工事で起こした感電事故では、
コンセントケーブルでの事故でした、しかもその方が亡くなった死亡事故です。

感電による死傷事故の場合、救急車だけでなく 当然 所轄警察署の捜査のメスが入ります。
火や煙がでた場合は、さらに消防署も来ます。

事故を起こすと、たとえちょっとした不注意でも、ビルのオーナーを始めいろんな取引先に迷惑をかけることにもなりますのでくれぐれも、注意が必要なようです。