トイレ詰まったスマホ
昨日は、大便器が詰まったとの申告があり対応しました。
詰まりの対処方法は、ご存知だと思いますがラバーカップといわれる
柄にゴムカバーのついた道具で対処します。
ラバーカップは、ゆっくり押し込んで、強く引っ張るが基本です。
勢いよく押し込むと詰まったものがさらに奥に強く押されることになり
かえって詰まる原因になります。
ゆっくり押し込んでから、強く引っ張ることによって、奥に押し込まれて詰まった物が
引かれて戻ることで詰まっていた物の押し込みが外れ緩くなります。
詰まりを緩くすると水圧によってあとは、自然に流れ始めます。
一般的に詰まるものとしては、トイレットペーパーを大量に流して詰まる場合が
最も多い原因になりますので、ほとんどの場合はラバーカップで解決します。
がしかしながら、次に多い原因としては、カード状のものです。
プラスティックのものから、厚紙のものなどと大きさもまちまちでイロイロと種類がありますが、
この場合、汚水の流れによって、パターンと管を塞いだり、動いたりして完全に詰まるというより少しずつは流れるが、タンクから流す水量の方が多いので、結局は詰まるという場合です。
ラバーカップの使い方については、TOTOなどの衛生機器メーカーのサイトを見ると
詳しく書いてありますので、是非見てください。
【ラバーカップで詰まりが解消しない場合】
ラバーカップで解消しない場合は、「カンツール」という道具を使います。
ポリテクセンターの講義では、カンツールは出ませんでしたが、
現場では、結構使うポピュラーなツールです。
勿論、カンツールには種類がありますがどこの事業所にも1つは必ずありますので
配属されたら、一度探して見て下さい。
これも、ネットで検索すると出てきますので、時間があるときにでも見て下さい。
カンツールでも解決しない場合は、便器を外すまではやらずに、そこから先は
専門業者に依頼することが多いです。
勿論、現場によりますが。
【詰まりが多く発生する場所】
駅や駅前ビル、駅直結ビル、飲食店の多いビル、商業施設などのように不特定多数の人が多く出入りする場所では、トイレのつまりが多いようです。
オフィスビルでは、ウオシュレットが多くなったこともありますが、統計的には他の施設に比べ少ない傾向です。
でも、大きな公共施設やイベントホールなどでも、イベントのある日はあるそうです。
【ここで本題に入ります】
で、前置きが長くなりましたが、金曜日に自分のビルでも、トイレの詰まりで、ちょっとした事件がありました。
現場は、人通りの多い地下鉄駅直結の地下飲食店街のトイレで
ラバーカップでも、カンツールでも詰まりが全然解消せず、結局業者にお願いしました。
業者にお願いして直してもらうと、そこには、なっなんと、
今流行りのスマホが詰まっていました。
防水機能があっても、さすがにカンツールなどを使っているので完全にお陀仏だろうと
思いましたが、
まあ、さすがにこれを使う人は、まずいないと思いました。
でも、落とした人は、結構困っているんだろうなと思いつつ都心ビルの現場を
勉強しました。
結局、このスマホは業者の人が水洗いして、落し物扱いとなって警備室で一時保管ですが