(メモ)日の丸に思う 〜源平の戦いを制したものは | かんながら

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旅の記録です

どうしても、これをあげよと。

 

壇ノ浦の赤間神宮(そして、壇ノ浦。)。

 

 

 

ここでみた、安徳天皇が牛車に乗っている絵馬の絵をみたとき、

なぜか丹後の神人が「菅原道真の柩が牛車に乗っていたとき、牛車が止まった場所が、大阪府高槻市にある上宮天満宮と太宰府天満宮(震災の街と祟り神 〜天神さんは北極星?!)だったって話をしたのを思い出した。

 

 

安徳天皇と菅原道真は関係ない。

 

 

でもわたしが出会った「5歳の菅原道真」は興味深い歌を詠んでいる(亀戸天神の招き 〜日本武尊と平将門、そしてクマ)。

 

 
美しや 紅の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくそある
 
 
紅の色なる梅の花=紅梅
 
 
 
いちおう菅原道真公は男性ということになっているが、
男なのに、女のように(霊感がつよくて)あれこれ言うから左遷されたのだ」
 
ってきいたことがある。
 
 
5歳。
幼帝安徳天皇。
 
菅原道真公は何かがみえたんだろうね。

 

 

 

紅の色なる梅の花。

つまり紅梅。

 

 

琉球につながる梅屋敷銀世界(灰の水曜日 〜梅を辿って江戸の旅)には、紅梅がない。

 

 

 

 

あの頃は「白梅だけなんですね?」って聞かれても、なんのことかさっぱりわからなかった。

 

 

 

いろいろ巡ってきた今、琉球王朝は、源為朝(源氏)が初代琉球王、舜天の父ってことで「白」ってことなのかなって思う。

 

 

 

で、沖縄の浜辺で平家の霊を慰める今帰仁の不思議おじさんに会って、このところの沖縄では「やっぱり平家が落ち延びてきた」みたいな話になってきたのにも気づいている。

 

しかも、今帰仁に伊勢平氏おじさんの先祖だっていう平維盛が落ち延びたって話まで聞こえてきたからね。

 

 

 

 

平家は「紅」

 

 

 

そういえば、昔はめでたいって「紅白」だった。

今の若い人たちは、学校で卒業式とか運動会とかで、紅白まんじゅうを配るって文化しらないだろうな。

 

餅だって紅白だった。

 

 

なにより、日本の国旗、日の丸は、紅い玉が白に包まれている。

 

 

 

 

 

普通、白の反対は、黒だけど、日本は、白と紅を対にしているところが美しいような気がする。

 

 

 

東の負けよ〜

西の負けよ〜

 

 

 

美保神社の美保関にある、雲津諏訪神社(ヨミガエリの旅 その1 〜美保関から出たものは・雲津諏訪神社編)。

 

 

 

源平の戦いのお祭りだって聞いたから、

 

「白の負けよ〜」

「紅の負けよ〜」

 

ってところだろうか。

 

 

どっちも負けたのかもね。

でも、それで平和な世が訪れたんじゃないかなってわたしは思う。

 

 

 

源氏と平家を抑えて天下をとったのが、日本の神様かもしれないよ。

相撲と同じビジョン。
 
 
その象徴が日の丸。わたしの勝手な妄想。

 

 

 

ずっと合戦ばっかりされたら、偉い人たちはいいかもしれないけど、駆り出される庶民はたまらないもの。

 

 

伊勢平氏おじさんの先祖だっていう、平維盛はいうに及ばず、

武将たちは自分はいち早く逃げ延びたわけでしょ。

 

 

 

だからあちこちに、立派な血筋の人たちがたくさんいるわけで。

 

 

 

 

しろくまさんは、学生の頃、戦争を生き残ったおじさんに言われたことがあるといっていた。
 
 
「お前みたいな奴が戦争で真っ先に死ぬんだよ」
 
「?」
 
「弾は、前(敵)からだけ撃ち込まれるわけじゃないんだ。そうやって仲間を盾にしてきた俺らが生き残ったんだよ」(神に抱かれる 〜軍用イルカと波動測定器、そしてユダヤ?)。
 
 
今生きている人たちは、わたしも含めて、あれだけの戦禍を逃れて自分は生き延びた人たちである。
 
 
 
 
「台湾有事」って、みんな気軽にいうけど、本当にいいの?
そんなことになったら、当たり前だけど、沖縄は最前線になる。
 
 
 
わたしの大事な人たちがたくさん暮らす沖縄は、また日本の人柱になるだろう。


魂魄の塔に行って、日本全国から集結した日本兵の人たちの慰霊碑を見て、沖縄の人たちのヤマト嫌いに複雑な思いを持つようになったワタシは、島の小ニーニーに言ったことがある。


「日本兵も沖縄を守るために犠牲になったじゃん」
「彼らは沖縄を守りにきたわけではない」
 
 あの言葉はあまりにも重い。


国家って何?
国民の命より大事なものが、国家にあるというのなら、なんのための国家なのだろう。

カタルーニャ(バルセロナなあるところ)の王様は民を守るために死んだと聞いたことがある。



西の負けよ〜
東の負けよ〜
 
 
 
相撲には、行司がいる。
 
 
紅白の戦いを終わらせる救い主が来られるのを待ち望んで。
もうすぐ灰の水曜日。
 
 
今年の灰の水曜日は2月22日。

 
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